2014年10月27日月曜日

人を使うアマガエル

デッキで暮らすアマガエルの中には、馴れると手に乗ってジッとするようになります。
すべてのアマガエルが手に乗るようにはなりません。乗る子は少ないです。
畑のアマガエルも前方に手を出すと、乗る場合がありますが、好んで乗るのではなく、通り道として乗るだけです。
ヤエちゃんは、方向転換までして、好んで乗るようになりました。
しかし、それにはある目的がありました。

9月29日の朝、いつもなら居場所の歯車にいるはずなのに、デッキの手すりにいて、落ち着かない様子でした。私は、何処かに行ってしまうと寂しいので、手を出して見ました。
直ぐに、乗ってきたので、歯車まで運びました。↓

 次の9/30の朝は、デッキに上る階段の手すりにいました。横に手を出すと、また直ぐに乗りましたので、歯車に運びました。 ↓

次の10/1 朝、手すりのライトにいて、私を見ると、私の方に体を向けて、 「乗せて 運んで」 と
近づいてきました。 ↓
 私を待っていたかの様で、驚きました。 次の日からは、自分で歯車に帰ってました。

10/26  昨日も、ウンチをした後、手を出すと、さっと向きを換えて乗りました。↓  


 そして、歯車に着くと、「ご苦労」 とさっと下ります。↓


また、夕方出かけようと壁にいた時に手を出すと、乗りますので、今度は、お風呂まで運ぶと、さっと下ります。
ところが、昼間歯車にいる時や、夕方庭にいる時は、いくら手を出しても、無視どころか迷惑そうな顔をして横を向いたり、逃げて行きます。

 ヤエちゃんは、私が好きなのではなく、利用しているだけでした。
それにしても、利口ですね。驚くばかりです。
 片思いですが、嬉しい。

 今日は、暖かいのにナガちゃんだけしかいませんでした。
畑には、こんな小さな子がいました。家で生まれたカエルでしょう。↓
小さいから、早く冬眠する事はないようです。

4 件のコメント:

  1. お転婆さま

    実証いただいて、ありがとうございました。私、こういうことは絶対にあると思っていました!

    前出の“ケロ子”のブログを見ていて、あまがえるの「人(モノ)を利用する能力」を確信しました。

    ケロ子がエサ用ピンセットに掴まってケースの外に出ようとするネタがありましたが、まさにこの話です。

    あと、ひそかに、あまがえるの指先の器用さにも注目しています。あれだけ器用に指先を使う生き物は、人か猿くらいでしょう。他のかえるより、脳が発達しているのではないかと考えています。

    ところで、来年度のカエルハウスですが、例えば、次のようなデザインはいかがでしょうか?

    竹筒を5センチ~10センチに切って横にならべると、アパート式のカエルハウスになります。イメージは下記URLをご覧ください。
    http://www.shinkai.info/photo/walking/1974-2.jpg

    かえるごとに(お気に入り)部屋が決まるかも知れません。

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    1. 竹内様
      私の観察では、アマガエルは、朝明るくなってからの移動は、危険なので、居場所に帰るまでに明るくなってしまうと、そこで動かなくなる事が多いです。行方不明の時は、その時だと思います。デッキまで帰っている時は、そこで諦めたり、やはり落ち着かず、ウロウロします。これは、何回も経験しています
      一番初めにヤエが手に乗ったのは、遅刻して「どこに行こうか」と焦っていたところ、私が手を出したので、なにも考えず乗ったと思います。それから、「手に乗ると安全に早く居場所に行ける」と、一回で学習したのです。
      夜居場所から出る時も、安全に早くお風呂に行ける事を学習しました。
      昼間歯車にいる時は、どこも行きたくないので、絶対乗りません。
      手に乗る時は、じっと私の顔を見ます。(動画参照) 

      この事を家族に話しても、笑ってバカにされます。まして、他人には話せません。読者の皆様にも解ってもらえないと思って書きましたが、解っていただけて嬉しいです。
      ただ、このようなアマガエルは少ないです。

      指先の器用さですが、クロちゃんが、後足の真ん中の長い指一本だけ、ピアノを弾くように、トントンとたたく事がありました。お風呂をジッと見ていた時と、糞をしていた時に見ました。遊んでいるようではありませんでしたが、これは意味がない動作なので、逆に人間に近いと、面白く感じました。
      “アマガエルとくらす”の本の中に、「指を触ると嫌がりビクッとひっこめる」とありますが、ヤエちゃんは、触っても平気でひっこめませんでした。

      カエルハウスを今年の冬に改善して作ろうと思ってます。
      カエルは個性が強く、解放的を好む子と、狭い所を好む子がいますので、難しいです。参考にします。
      ありがとうございました。

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  2. お転婆さま

    たまたま人とコミュニケーションを取る機会に恵まれ(遭遇し)、警戒心より好奇心が強く(「かえる」に好奇心などあるのか、という批判はさておき)、人の基本行動の一部を理解できる知能があれば、お転婆さんの説は成立すると思います。

    前出の「人を使うアマガエル」で、お転婆さんがお考えになった説を私は支持しています。

    否定的な方は、例えば、次のように考えてみてはいかがでしょうか?

    私たちが生まれてしばらく経過しますと、言葉を覚えます。数も覚えます。道具も使えるようになるでしょう。人に何かやってもらいたい欲求も現れます。

    でも、それは回りの環境が整っていて初めて実現することです。

    もし、言語が発達していない世の中(環境)であれば、当然、言葉を知らないまま成長します。

    数の概念がなければ、物の数え方も分からないでしょう。

    道具がない世界であれば、道具を見ても意味が分からないはずです。

    あまがえるにも、同じことがあてはまるのではないでしょうか?(もちろん、あまがえると人の脳機能や身体の構造の違い、心理や学習能力の差異を理解したうえで書いています)

    あまがえるにモノを創り出す能力がないからと言って、利用する能力まで否定することはできません。

    そこに家があって、畑より安全と理解できれば、そこに住むでしょう。

    安全という概念から一歩踏み出して、「快適さ」を実感すれば、カエルハウスやお風呂のリピーターになるはずです。

    経験値を積めば、リスクも考えるし、効率性も考えるでしょう。(ある地域では、自販機があまがえるのたまり場になったりする訳ですから)

    いつも見かける人が安全であることが分かり、「使える」と分かれば、移動のお世話にだってなるでしょう。

    環境次第で、あまがえるの知的水準は変わるのではないでしょうか?

    あまがえるは両生類で、両生類は人より『劣っている』という一般説は、何を基準にするかで変わってきます。

    世の中に生物学の啓蒙書や専門書はたくさんあります。特に学術書の場合、これまでの研究で実証された内容が掲載されています。でも、そこには、未発見のものや未来のことまでは書かれていない訳です。

    新たな発見は、いつの時代でもなかなか信用されない(ときに笑われる)ものですが、お転婆さんの丁寧な観察から、大きな発見が得られる予感がします。

    いや、いくつかの事象は、大きな発見であると考えています。

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    1. 竹内さま
      とにかくアマガエルが大好きで、可愛いので、アマガエルに対する自分の願望から、思ったり考えたりせず、客観的に観察しようとは、思っています。
      私の説は、数値や科学的には証明できませんが、自分なりに、確信が持てるように、観察して行きたいと思います。
      支持して下さりありがとうございます。

      「環境次第で知的水準が変る」
      この事も、考え付きませんでしたが、説明していただき、そうだと思います。

      アマガエルは、同じ場所に帰ってくる事、一度餌をあげると、その場所に来るなどから、経験で学習している事は事実です。

      今年デッキにいた、クロ・ヤエ・ハナ・エルは、分散して直ぐに来たと思われます。幼い脳に、デッキ内の物(ハウスやお風呂)と、私の行動が、しっかりと入り込まれ、それを利用していると思います。
      畑のカエルは、全く違う物や経験が、飼育されているアマガエルは、また違った事を覚えて行くのでしょう。 その違いは興味深いです。

      私は、生物学の知識が全くありませんし、物事を順序だてて考えるのも苦手です。ですから、突拍子もない事を考えてしまうかも知れません。
      アマガエルはとにかく無条件で可愛いです。学問的には観察できませんが、勝手な想像をして楽しみたいと思います。
      その勝手な想像の幅を、竹内様は広げて下さいました。
      今回も、丁寧に説明してくださり、理解できました。
      大変貴重なお時間を割いて下さり、感謝しています。
      ありがとうございました。

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