2015年7月31日金曜日

亜成体ガエルの昼と夜

オタマジャクシの時は、夜行性なのか昼行性なのか、観察しても分りませんでした。
前足が出る少し前からは、夜の方が活発の様に感じました。

亜成体になるとどうでしょうか。
7/30  5:52  十数匹がネットに上り、ほとんどは、水周りにいました。 ↓

日中 は、ネットにいる仔はいません。多くが水周りと草の中にいます。
ネットの開け閉めと、作業は手前からします。↓
18:30少し暗くなると、気の早い仔が、ネットを上がり始め、19時過ぎどんどんと矢印の方向に上り始めました。後から行くカエルは、先に上ったカエルの後をついて行く様子でした。↓
すでに出口を把握しているかの様です。
 23:24 数えると42匹確認しましたが見落としは多いと思います。 さらに↓写真は見落としがあります。全部のカエルが西側の両脇に多くいました。私が作業をする方向を避け、やはり出口の場所を把握しているかの様に両脇にいました。
31日 今朝2:00
数は減り、両側出口近くにいました。↓
 5:57 ネットにいる仔は少なくなり、下に下りようとしていました。
数は、30匹ほどいます。新しく上陸した仔がいますから、出て行った仔はいます。
尾が完全にない仔は、見当たりません。皆前足が出てから4~5日以内です。
餌を食べるような仔はいないので安心しました。
 
この事より、お転婆の一つの仮説です。 

残った仔は、出口が分らないのでなく、分散はまだ早いからいるのではないかと、推測します。
 (間違っている可能性もあります。)

ここは、平面には移動できないため、仕方なく上に行っていると思います。自然の田んぼの場合は、水辺から離れて土手をウロウロして、朝になるとまた水辺近くに戻っているのではないかと思います。
そして、餌を食べられるようになると、多くは分散して行くのではないでしょうか。
分散の時期は、個体差がある事と、場所(田・プール・飼育)により違うようです。

オタマジャクシはとても少なくなりましたので、箱は一つにしました。↓
11:00  もうネットにいる仔はほとんどいません。
 
 私が手前から作業をするのが分っていて、みんな反対方向に並んでいます。賢いです。
草の中に入る仔も多く数は分かりませんが、30匹はいます。

残っているオタマジャクシは、弱弱しい仔ばかりとなりました。


 今回、出て行く時に前の仔を見て、後をついて行くかを、知りたかったですが、そのような行動は初めだけで、出て行くところは見られませんでした。

2015年7月30日木曜日

39℃でもいられる。 

今日は、最高に暑く34℃位だったのではないでしょうか。


一匹の小さいカエルが、デッキ下のトウモロコシにいました。 直射日光が当たる所は、何度になっているか調べると、39℃ありました。 こんなに暑くてもいられるのですね。
デッキの床近くは、塗料が塗ってあるので暑く38℃です。↓

 ハマちゃんは、鉄の歯車にいます。鉄なので触ってみると熱くなっていました。
濡れタオルをかけると、30.8℃ でした。 この位なら気持ち良さそうです。

それから15分たち、太陽が雲の中に入ると、ハマちゃんのいる歯車は28.8℃に下がりました。
ここは、山の麓なので、曇れば過ごし易いです。↓
追記 7/31
 今日も昨日と同じ位暑くなりました。昨日の仔ガエルが、またトウモロコシにいましたが、14:00頃になると、何処かに行ってしまいました。
39℃では、長くはいられないようです。

2015年7月29日水曜日

213匹 緊急避難

昨日の事です。

6、7時 第1ミニ池異状なし。

8時 緊急事態発生。 
やや小さいヤマカガシが、第1ミニ池のネットの中に入り込み、頭の方は水の中に入っています。
捕獲より早くネットから出したくて、開けたので逃げられました。
ヘビのお腹は膨らんでいなかったし、発見が早かったので、犠牲はないか、少ないと思います。
ミニ池は、分散するカエルが自由に出られるように、狭い出口を作ってありました。
そこにやや広い所があり、侵入したと思います。↓
 カエルたちは、発達に差があり、分散する時期も個体差があるので、外敵の侵入を防ぐために完全に閉鎖する事はできません。
カエルが通る幅なら、小さいヘビなら通るかも知れません。

ヘビに入られず、カエルは出られる囲いを考えるしかありません。
 出口をヘビが登れない高い所にし、ギリギリまで狭くすれば良いと思いつきました。
なぜ出口を高くする事を考え付かなかったのか、悔やまれます。
自分の場合を考え、出口は下と思い込んでいました。

急いだので少し雑ですが完成し、213匹避難しました。
改善点 主にヘビ対策
 ① 場所は石垣から離し、四方から監視できる所。ブドウ棚の下。
 ② ネットは、支柱を使わず、または離し、紐でつるす。 (支柱はヘビが登る可能性あり)
 ③ 出口は、一番高い所で狭くした。
 
 
出口は高い所。 ↓ カエルたちは夜になると、出口を探して高い所に登る。
支柱棒はネットの中で、ヘビは登れません。


出口の工夫
 ネットを切り取っただけでは、分り難く、切り口で皮膚を傷付けるといけないので、滑り易い布で
 覆った。(緑色の布)
 出口の所に木の棒台を付けて、行き易く出易くした。 ↓
 日中は、洗濯バサミで閉じる。 日中はジッとしていて出ようとしない。
 その他の注意点
 ○支柱に登る事が好きで、ネットとの間に入り込み出られなくなると危険なので、ネットと支柱棒は離した。            ↓支柱棒とネットの間に入る事が多かった。
○ネットの縫い目は、怪我をしないように外側にした。

○雨の日はビニール、暑い日は日除けをする。

少し狭く、池に比べると気分は良くないと思いますが、今年はこれで我慢してもらいます。

2015年7月28日火曜日

居場所の温度

我が家は庭に木がありません。家全体に直射日光が当たり、デッキはとても暑くなります。
更に手すりは、触れられないほど熱くなり、その上にあるカエルハウスの中の温度が心配です。

昨日はとても暑く、13:20頃は32~33℃になりました。
それで、デッキで過ごすカエルの居場所の温度調べをしました。

温度計は、本体のある場所と、コードの先にあるセンサーの場所と二ヶ所測れます。

手すりのカエルハウス内  ↓ 
カエルハウスの中 31.1℃  デッキ床近くの日蔭 32.5℃

デッキのコニファーの中 ↓  
 コニファーの中 30.8℃   カエルはハマちゃん 推定昨年8月生まれ ↓
 

壁の隙間  30℃  カエルはアヤメちゃん 推定1~2歳
 
 室内 私の居場所 ( 同じ日の同じ時間 クーラーはありません) 16時には30℃になりました。
涼しい順
 1 壁の隙間         30.0℃
 2 コニファーの中      30.8℃
 3 手すりのカエルハウス  31.1℃

感想
カエルハウスは一番暑いですが、デッキの日蔭より0.6℃低いので、この位なら過ごせるかなと思います。 暑い日は、お風呂に氷サービスをしています。

壁の隙間は想像より涼しくて、以外でした。流石、大人のカエルは、良い所を選びます。

2015年7月27日月曜日

カエルハウス新入居

 7月初めより、ハウスに一匹いましたが、一匹では寂しいと思ってました。
昨日より、朝は4~5匹が来てくれますが、途中で何処かに行ってしまう仔もいます。

今年我が家で生まれたと思える小さな仔です。隅が好きなようで、安心して眠ってます。↓

夕方はお風呂に入ってました。とても小さいです。 なんの特徴もないので、個別判断は難しいです。↓
この仔はハウスは初めてと思います。お風呂に入りたいようですが、勇気がなくて、長いことジッと見ていて
 やっと入りました。我が家育ちと思います。↓
 今朝、手前にいる仔は中を見ていましたが、先客が2匹いたので何処かに行きました。↓
中の二匹は、仲良く出来るかな、と思っていると、
 
 屋根裏部屋に移動しました。大きいカエルが移動するケースが多いです。
この仔は、7月初めから毎日来ているカエルでした。 
「あなたが先に入っていたのに、ごめんね。」
 

2015年7月26日日曜日

支柱棒が人気

 第1ミニ池で、オタマに前足が出始めた頃、前足が出たオタマのみ、何匹か死亡しました。
今まで、健康そうなオタマが立て続けに死亡した事はありませんでした。
前足が出たオタマのみの死亡ですから、水質の悪化や病原菌・寄生虫などは、考え難いです。

やはり、溺死を疑い、対策を見直しました。

前足が出た1日目は上手に泳ぐのですが、2日過ぎると、泳ぎの下手な仔が出ます。
だんだん水中での呼吸ができなくなり、水面に出て何かにつかまろうとして、前足を動かすのですが、やみくもにバタバタし失敗し焦っています。 
そして意外と長く泳げません。
全く人間のカナヅチの方と同じ仔がいます。

最初は溺死予防に、浮草・棒・板など沢山入れていました。 ↓

見ていると、浮草が顔に貼りついて邪魔になったり、草などがあり過ぎて、水面に出難い様子も見られました。 

改善点
浮草は減らし、人気のない枝や板は取り除き、支柱棒を15~20㎝置きに浮かべました。
 (浮草などは、風により一方に集まってしまいます。支柱棒は動きません。)
大成功のようです。↓
支柱棒に30匹以上の亜成体ガエルが並んでいました。↓

一番上陸し易そうな、この池の縁のビニールシート(ブルー)には、ほとんど上陸しません。↓
私は、ここに上陸すると思いました。
 
 支柱が好きな理由が分りました。
動かないのでつかまり易い。 適度の間隔にある。
最大の理由は、危険時に直ぐに水に跳び込める。  と推測しました。

2015年7月25日土曜日

アマガエルは脱走の天才

 第1ミニ池の亜成体のその後について、ご質問をいただきましたので、ご報告します。

亜成体保護場の計画は、失敗しました。
結局ミニ池から、自由に分散 してもらう事にしました。

田んぼにいる亜成体カエルも、暫らくは畔の周辺にいるのを見ます。
尾が吸収されて動きが良くなるまでは、ネットの中にいる方が安全です。
「自由に」と言っても、そう簡単には出られないように 、出入口は狭く一ヵ所(右)で、蛇の侵入を防ぐために複雑にしました。 (後日、左出入り口は追加)
 
出られるか心配しましたが、23日約80匹の上陸ガエルが、翌朝は、約30匹ほどになっていました。単純に考えて約50匹が、分散して行きました。

やはり、アマガエルは脱走の天才でした。本能で出口を察知するようです。
今までもアマガエルを保護して、脱走された経験が多くあります。ほんのちょっとした隙間や、網は頭で押し上げ出て行きます。

今朝は、池の周りに10匹ほどの赤ちゃんガエル(亜成体から成体) がいました。
池の横には梅の木があり、下には虫がいる枯草を敷きました。(梅の木のためには良くありません。) 何匹かは、この辺で暫らく過ごし、だんだんと遠くに分散して行くと思います。
中には、まだ尾が長いのに外に出ている仔がいます。
左の仔はそのまま、 右の仔は池の囲いの中に戻しました。↓

 できるだけ見回り、無事分散できるようにします。

2015年7月24日金曜日

第2ミニ池から引っ越し

 数日前から、第2ミニ池の上陸も始まり、分散したカエルが、水辺に戻って来るので、ネットの下を少し開けていました。

その頃から、オタマジャクシが減ったように思えます。天敵の害にあったのではないかと心配です。
カラス・ヘビ・イタチなどに覚えられたら、ひとたまりもありません。
上陸は始まっているので、出入りができないようにはできません。

とても心配なので、昨日第2ミニ池のオタマを全部第1ミニ池に引っ越しました。
全部で199匹、入れたのは264匹(小さく弱いのも含む) 20匹位は上陸しているので、まずまずかなと安心しました。

亜成体ガエルがいなくなった保護場と第2ミニ池を片づけました。
   壊す前の様子 ↓
 

壊した後↓ 
夜になり、「水があったはず。」と戻ってくるカエルのために水吞み場を用意しておきました。
  夜になると、吸水に来ていました。 ↓

  第2から引っ越したオタマは集まっていました。仲間がいるので安心しているでょう。 ↓
アマガエルのオタマジャクシは、仲間意識があるようです。


今朝になり、保護場を壊してしまった事を後悔しました。
まだ必要な事もあり、改善すれば使えたはずでした。

2015年7月23日木曜日

亜成体ガエルは集まる

ミニ池では、どんどんと前足が出て上陸しています。
その可愛い事、何時までも見てしまいます。
亜成体のカエルたちは、集まっている事が多い事に気がつきました。

でも、上り易いとか、日が当たるとか、好む場所は同じなので、偶然一緒になったと思いましたが・・・。
 
良く見れば、両側の開いている所も全く同じ条件なのにいません。↓
見ていると、泳いでいたカエルが集まりを見て、皆のいる所に上がって来ます。
 
このホテイアオイも集まっています。
 
隣のホテイアオイも同じ条件なのにいません。

昨日いなかった、スチロールに今日は集まっています。

先ほどまでいなかったのに、今度はここ↓
 
集まる場所は、日によりコロコロ変わります。
2~3匹集まると、次から次へと集まって来ます。
これはもう偶然ではありません。 仲間といる事が好きなのです。

プールでは全く集まっていません。
田んぼは、ある範囲内に多くいますが、こんなにも集中している事はありません。

プールのカエルは一匹でいて、近づいても逃げず接写できます。
ここ(ミニ池)は、そっと近づいても、それに気づいた一匹がまず水に跳び込み、続いて次から次へと跳び込みます。
写真は、望遠でしか撮れません。

この事に、集まるヒントがありそうです。

臨時 コメント質問の解答です。 
 オタマがカエルに変態して行く時の皮膚色の変化

とても個体差が大きく、前足が出る前から、緑がかったり、背中の模様が一時的にはっきりと現れるオタマもいます。
多くは、前足が出てもオタマ色です。↓

 だんだんと緑になり、尾が吸収される頃は、ほとんど緑になります。
色が変わっていく様子が分る4匹です。 ↓

 尾が吸収されてもまだ、オタマ色が多く残るカエルもいますが、餌を食べ始める頃には、ほとんど緑色になると思います。
例外はいるかもしれません。私の観察の範囲です。

2015年7月22日水曜日

亜成体は、危険がいっぱい

今朝、保護場内の、第2飼育箱で事故が起きていました。
一匹は、死亡(赤の○) 動けなくなり、脱水と思われます。

一匹は、尾が竹にくっ付いて取れず、もがいていました。↓
 
オタマジャクシの体、特に尾は、少し濡れたオブラートに似ていて、乾いた物に付くと取れなくなります。
この事は知っていて、オタマジャクシに触る時は、手に水を付けていたのに、木でもなるとは思わず、隠れ家用に入れてしまいました。
無事で幸いでした。↓ 
石に足がくっ付き取れなくなったケースもあります。↓ 水をかけると離れました。

また、水草や浮草が邪魔して水面に上がれず溺れているカエルもいました。摑まる所は多過ぎても邪魔になります。
亜成体ガエルには、全ての物が危険なのです。
ミニ池から、乾いた石・浮草・乾いた木製の物など取り除きました。
そしてなにより、頻回に見回りする事が大切です。

亜成体事故防止対策マニュアルが必要です。

やはり田んぼは理想でした。来年は、ミニ田んぼを作ります。

この発泡スチロールも危険かも知れません。↓