彼を紹介

 5/30　夜のプールでの事です。

この日は、16匹のアマガエルがいましたが、大きなカエルが少なく鳴いているのは、数匹で合唱は続きません。
ほとんどプールの中にいるのに、一匹だけ離れて縁にいるやや大きなカエルがいました。
全く鳴かず、動こうともせず、鳴いていないのにお腹が大きいです。

 顎の下のたるみもなく白く綺麗です。↓
 
  オスは鳴くため顎の下の鳴嚢がたるんでいて、色も茶色や灰色がかっています。　左オス　↓
 
メスの可能性があったので、くちゃん と名付けて観察しました。

30分ほど観察していましたが、のんびりウンチをして、動きません。
 
私は、プールの縁で30分も待ち、しびれを切らしてしまいました。
そこで、彼を紹介する事にしました。

ちょうど発泡スチロールの上で元気に鳴くオスAと鳴かないオスBがいました。↓
私は、彼らを選びました。


持っていた小さな捕虫網をくちゃんの前に置きお尻を押すと、網に乗ってくれたので、そのままオスAとオスBが見える所に置きました。(距離30㎝位)
くちゃんは、網にのったまま、二匹のオスの様子をじっと見ています。↓
 
10分以上見ていて、ぴょんと下に下り、オスBの背中に乗りましたが、オスBは乗られたまま動かず、オスAも気付かず鳴いていました。　
くちゃんは、2～3秒して、水の中に跳びこみ、何処かに行ってしまいました。

くちゃんがメスなら、
 くちゃんは、鳴かないオスBを選んだようですが、失恋しました。

たとえ、くちゃんがオスだとしてもこのような場合は、オスAもBもくちゃんの背中に乗るはずなのに。
アマガエルの恋も複雑なようです。

オタマジャクシ日記
産卵後　3日目　
　ほぼ孵化し、箱の壁にくっついています。　 　↓
 
体長は、6～7mm位で、目がはっきりしてきました。↓

今回は、受精しなかった卵が、大よそ100ヶ位はありそうで、残念です。