2016年5月28日土曜日

ガン見がメタボに

 畑にいるカエルは、皆痩せています。
先日ミニ池にいたカエル君(オス)、ガリガリで可哀そうです。↓

アオムシを捕って目の前におきましたが、食べずに逃げてしまいました。


なぜカッコをメタボにさせてしまったか。
 それはカッコの「ガン見」です。
カッコは餌が欲しい時は私をジッーと1時間でも2時間でも見つめ(ガン見)続けます。
その粘り強い事。
夜お腹が空くと、まず居場所の高い所から私をガン見し始めます。↓


1~2時間位ガン見すると私の側に下りて来て虫を2~3匹食べます。 私は、2~3匹与えると少し時間を空けるために、カッコから離れます。するとお腹が良い時は、ハウスに帰るか居眠りをしますが、まだ欲しい時はいったん私から離れて再びガン見が始まります。
↓こんな所に隠れて↓
不安定な姿勢でもガン見。↓
 
 ↓ある時はハウスの入口、薄いビニールに直角にいるから疲れます。

疲れると向きを換えますが、顔は私の方を向けてガン見。
かなり首を曲げていますから、首や肩も凝るでしょう。↓
この愛くるしい「ガン見」に負けて、メタボにさせてしまいました。

 5/30 追記 カッコの思い出
1月12日 お腹いっぱいになり飼育ケースに戻ろうとしていたのに、炬燵にいた私を見て、
炬燵の上に来ました。
 
炬燵で書き物をしていた側にあった電子辞書の下に潜り込みました。

ここで何時までも寝ていて困りました。
 

10 件のコメント:

  1. お転婆さま

    カッコちゃんのカメラ目線は、かなり可愛いですね!

    特に最後の一枚(笑)

    いつも思うのですが、人と関わりを持ち始めたあまがえるの目には、畑にいるあまがえると違いますよね。上手く表現できませんが、意志の力や感情を感じます。

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    1. 竹内様

      最後の一枚ですが、あのように短い首(?)を精いっぱい横に曲げて長い時間いるアマガエルは初めて見ました。
      私も笑ってしまいました。それまでして見つめられると、虫をあげない訳にはいきません。
      それが、メタボにしてしまいました。

      カッコもマイモも、畑や野原にいるアマガエルとは違う感情を持つように変化したと思います。

      カッコは初めから、部屋には野原のように虫はいない、私からもらうと分っていた様に思います。それは、虫を探そうとはしなかったからです。
      ですから、私の行動をガン見して虫がもらえそうか判断していたのだと思います。

      消灯して布団に入ると、カッコもハウスに戻ったのは、私の行動を分析していたからと思います。

      以前、背中を執拗に撫でていると私の方を向いた動画を載せました。普通嫌な時は背中を向けて逃げるはずです。それが私の方を向いたのは、私に何か言いたい、意志と感情があると感じました。

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  2. お転婆さま

    私は、あまがえるの記憶と学習、そして、その先の『感情』に関心があります。

    時に、口元が緩んでいる(笑って見える)ような表情を見せることがあり、他のサイトでも何人かの観察者が、それを指摘しています。私も拝見して、笑っているように感じました。

    お転婆さんが紹介する数々の興味深い現象は、生物学の本には書かれていません。しかし、研究者の本に書かれていないから、「ありえない」ということにはならないと思います。

    私の知っている方が、両性類の研究者に「アマガエルが人に慣れたり、特定の人を認識するか」という問いかけをしたところ、そもそも、そのような視点で研究している人自体いないようで、「?」という反応だったようです(笑)

    私は、残念ながら、それが全てを物語っているように思いました。

    昨晩(深夜)、NHKでチンパンジー「アイちゃん」の研究の軌跡が放映されていました。再放送と思います。私は、行動学的な研究のデータ取りの方法に関心があったので、それこそガン見してしまいました。

    いくつものビデオカメラを設定して、その1頭の行動を追いつづけているのです。マウスやモルモットと違って、アイちゃんと「同じような」チンパンジーを何頭も同時に飼育して、同じような実験をすることなど不可能ですから、1頭を追究するスタンスになるのは当然です。

    1頭を追究するうちに、「小さな」変化を捉えることができ、そのわずかなタイミングを研究者は見逃しません。私は、お転婆さんの観察スタンスとの共通性を見出しました。逆に言うと、そういう方法しかないと思うのです。

    ちなみに、チンパンジーはかなりしっかりと「笑う」ことを、その番組の中で知りました。

    ついでに、こんな記事も発見。

    http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/b/061600012/

    このような斬新な発想で研究をされた方は、その研究の途中で「そんなことは、ありえない」と何度も否定的なコメントを業界の重鎮や仲間から浴びせられた経験があるはずです。(ですから、お転婆さんもめげないで欲しいと思います)

    あまがえるも、警戒心が解けたとき、私たちが知らない素顔を見せるのかも知れません。「記憶と学習」から一歩進んだ生命現象を期待しています。

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    1. 竹内様

      お返事が遅れまして申し訳ありませんでした。
      ご紹介いただきました「笑う」の記事読みました。
      チンパンジーのアイちゃんが笑うのは、見た事ありましたが、ラットがあのように喜ぶ行動や音声を出す事には驚きました。
      カッコも以前顎を撫でると、なでられるままで動かなかった事があります。(ブログに画像あり)あの時は顎をなでられるのが好きなのかと、とても驚きました。その後もなでて見ましたが少しなでると逃げてしまいました。

      カッコは部屋にいる時は、全く警戒しない時とする時とありました。側でガタガタしても全く平気な時と、近づいただけで怯えて逃げる事も数回ありました。一度逃げるスイッチが入った時にまた近づくと、さらにパニックになり
      隠れて、長い事動かなくなりました。
      解除に3時間ほどかかる事もあり困惑しました。
      二度ほど危険な所に逃げようとしたので、無理に捕まえて虫をあげると、逃げるスイッチは解除されケロッとした顔して私の手に乗っていました。
      たまに私を天敵と思ってしまうのか、安全と分っていて一時的に逃げるのか分りません。

      一度スイッチが入った時は、静かに待つことが良いと思いました。

      もうすぐ新しい出合いが始まりそうです。
      少しは前進した観察ができるようにしたいと思っています。

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  3. お転婆様

    カッコちゃんのガン見は可愛いですね。これでは餌をやってしまうのも無理はありません。
    しかも消灯して布団に入ると戻るというのは完全に人の行動が解ってますね。

    うちのアマガエルは降り向いたり180°回ってこっちを見ますがガン見という程ではないです。降り向いた時はすぐに元々向いていた方に戻ります。
    セリフを付けるなら「ん?餌くれるのか?よろしくな」って感じです。

    カッコちゃんはもしかしたら人(蛙)一倍賢く順応性があったのかもしれませんね。

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    1. スクワイヤー様

      カッコのガン見には、負けました。スクワイヤーさんに餌の量をお聞きしていたのに、メタボにさせてしまいました。
      消灯して布団に入ると、ハウスに戻ったのは一つは暗くなってから行動したいと言うカエルの本能かも知れませんが、明るくても平気で行動する事はありましたので、もう餌はもらえないと判断したのだと思います。
      当然とは思いますが、孫が部屋に来ている時は時間になっても餌をもらいに来ませんでした。

      アマガエルは、首を横に曲げても長い間はしていません。
      それがこの時は長くして見ていたので笑えてしまいました。

      カッコは、餌をもらう場所の覚えも他のカエルより悪く、居場所も頻繁に換えて賢いとは思えなかったカエルです。
      また警戒心も強く馴れなかった方なのです。
      それなので、私と長くいてくれたのかな、と思いました。

      ただ、4歳の孫が、デッキでサンちゃんやタカちゃんなどを見たり餌をやって、「カッコちゃんが一番可愛い。」と言いました。

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  4. お転婆さま

    私もずっと、そのことを考えていました。

    安全な環境下でも、穏やかなときと、(こちらには理由が理解できませんが)勝手に警戒モードになっているときとありそうですね。

    こちらに興味を持っているとき(「ガン見」モード)は、少し突っ込んだコミュニケーションの好機かも知れません。何か新しいことを覚えてもらう(もちろん、虫で釣って・笑)には良いタイミングかも。

    目下、私の関心事は、空腹時以外にお転婆さんに関心を示すことがあるかどうかですが、いかがでしょうか?

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    1. 竹内様

      勝手に警戒モードになる時は、何か条件があるように感じていますが、はっきりと整理できていません。
      お腹が空いていて餌をもらいに来ようとしている時が多かったように思います。

      私をガン見している時は、勝手に虫が欲しい時と推測していますが、もしかしたらお腹が良くてもガン見するのかも知れません。
      カッコはお腹がいっぱいでもコオロギを見ると食べますので、本当に虫が欲しくてガン見していたのか分りません。(お腹がいいと蜘蛛は食べません。)
      ガン見している時は、コミュニケーションの良いタイミングと思います。
      カッコを撫でても逃げない時は少し食べた後です。食べると落ち着き、動きたくないようです。また居眠りをします。

      空腹時以外の私に対する関心ですが、昼間はほとんど無視しています。
      虫目的でなく私に関心を持つは、分りません。
      絶対にないとも言えないのです。
      一度だけ、下で虫を食べお腹がいっぱいになり飼育ケースに戻ろうとして、ケースをジッと見ていました。私が飼育ケースの横の炬燵で書き物をしていると、私をジッと見て炬燵の上に来て書き物をしている側の電子辞書の下に潜り込み寝てしまいました。

      とても可愛くて嬉しかった思い出です。
      画像を貼っておきます。

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  5. お転婆さま

    やはり、メインは野生モードですが、野生の状況だけでは決して生まれない感情(気分?)が芽生えるんでしょうね。

    ちなみに、上記の写真で7枚目のカッコちゃん(首をねじって、こちらを見ている)の写真は、まなざしに知性すら感じます。こういうポーズは、絵画などにありそう(笑)

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    1. 竹内様

      今まで野生で虫を捕っていた方法から、私からもらうと言う方法に変りました。それで私の行動を見て、もらえるか、もらえないか、分析する能力が付いたのだと思います。
      カッコは、野生にはない刺激を受けて、少しかも知れませんが、脳が活性化したのではないかと思います。

      今まで数多くのアマガエルの表情を捉えて来ましたが、こんなにもイキイキと輝いた表情はほとんどなかったと思います。

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