2016年7月31日日曜日

ゴミムシ幼虫に注意

 7/28日のブログのコメントで、Gさんが、庭でオオキベリアオゴミムシの幼虫に噛まれた2匹のカエルを助けたと、投稿して下さいました。

 毎年この時期になると、オオキベリアオゴミムシの幼虫に噛まれているアマガエルを見ます。
    2014.8.8 のブログより ↓

 この幼虫に噛まれると、カエルは自分で離す事はできず、命を落とします。その幼虫は、次のカエルに噛み付き、結局3匹位は犠牲にして成虫のゴミムシになるそうです。

 このオオキベリアオゴミムシは、カエルが多くいる所にいます。 しかし、隠れているので見つける事は困難です。噛まれているカエルを見つけて助けるしかありません。

野原や庭でアマガエルを見たら、この虫に噛まれていないか、見てあげて下さい。
特に痩せていたり、動きが鈍いカエルは、噛まれている可能性があります。
また、首を伸ばした姿勢でいる事も多くあります。
多くは喉に咬みつきますが、お腹などにも噛み付く事はあります。

咬まれているカエルを発見したら、
絶対に無理に離そうと引っ張らないで下さい。幼虫は強い力でしっかりと噛み付いていますから、引っ張るとカエルの弱い皮膚は裂けて重傷となり死んでしまいます。

Gさんより、「頭に近い所を強く挟むと、離す。」と教えていただきました。

 このカエルの場合も、虫を強く挟むと虫が自分から離したので軽傷で済みました。↓
幼虫は毒はありませんので、傷が浅く元気が残っていれば助かります。

カエルを見ると喉を見て、噛まれてないかチェックしています。

14 件のコメント:

  1. お転婆様、

    記事にしていただいてありがとうございます。
    とてもきれいでわかりやすい写真ですね!
    この記事で、一人でも多くの方がこの寄生虫に気づいてくださり、1匹でも多くのカエルが救えることを願ってやみません。

    先日救出した2匹のその後ですが、1匹の体格の良い子は、順調に回復しています。落ち着いて過ごし、夜は餌をぱくぱく捕食しています。ピンセットからも食べるほど慣れています。
    もう1匹のガリガリの子は、傷は回復したものの、厳しいかもしれません。とても繊細な子で、餌に見向きもせず、植物の鉢でただじーっとしています。今まで他の保護チビケロたちと同ケースに入れていましたが、今日は隔離して、静かな暗がりに置きました。これで餌(レッドローチとワラジ)を捕食したかどうかを確実に知ることができます。コオロギは弱っているカエルには少々侵襲性があるので、入れていません。これでダメなら、人工飼育は諦めて、庭に返します。なんとか助かってほしいものです。

    返信削除
    返信
    1. グリ様

      こちらこそ、情報ありがとうございました。
      私は、この写真を撮った時は、まだこのゴミムシの事は知りませんでした。コメントでTさんに教えていただいてから、何匹も助けています。

      しかし、ある時慌ててゴミ虫を少し引っ張ってしまったのだと思います。噛まれた所が裂けポッカリ穴が開いてしまった苦い経験があります。

      それで、「頭に近い所を挟む。」この事を皆様に是非知っていただきたいと思いました。

      この虫の事は知らない方の方が多いと思います。

      アマガエルは、繊細な仔と物怖じしない仔とずい分差がありますね。私も7匹預かりましたが、余りにも違うので驚いています。食堂(虫入り容器)は別々にしましたが、それでも体格にみるみる差が出て来ました。

      虫に噛まれたカエルさん、元気になる事を祈っています。

      削除
    2. お転婆様、

      ガリガリくんのその後ですが、やっと餌を食べるようになりました!31日に隔離して、レッドローチとワラジを10匹ずつ入れたのですが、翌1日はレッドローチが数匹減っていました。ワラジを取り除き、レッドローチを補充したら、また2日も数匹減り、小さなフンを確認。

      そして今朝はなんと、10匹いたはずのレッドローチは全てなくなっていました!ありえないほどガリガリだった体も、少しふっくら。ほっとしました。レッドローチ様様です(笑)
      やっぱり体調が悪くて(喉が痛くて)、これまで食べられなかったのかもしれません。

      餌を入れたらすぐに追うようなことはなく、こちらが見ていない夜間にこっそり食べているので、今後もチビケロたちと同室にせず、隔離は継続します。お庭に返せる日も近々来るかと思うと、とても嬉しいです。

      ゴミムシは、人間がきれいに離すことさえできれば、助かる。私たちがカエルの命を直接救うことができるのは嬉しいですね。これからも注意します。

      削除
    3. グリ様

      ガリガリくん、食べられるようになり良かったです。
      二匹とも元気になったのはグリさんの対処法が適切だったからでしょう。

      ワラジよりローチの方が好きなのですね。

      私のチビたちも初めはワラジを喜んで食べたのに、最近食べが悪くなりました。「他に美味しい虫がいる。待っていれば、美味しい虫が来る。」と学習したのだと思います。
      チビたちも二週間が過ぎ、大きな虫も食べるようになり、外灯に来た1㎝あるバッタを食べて驚きました。
      虫とりも楽になります。

      お話をお聞きしてローチを購入しようかと検討中です。
      しかし、sサイズは今売り切れの様ですので、待っているところです。

      >こちらが見ていない夜間にこっそり食べ・・・
      神経質な仔だったようですね。やはりそのような仔は同室は良くないのですね。
      グリさんの様なベテランさんに助けてもらいラッキーなカエルさんでした。
      助けた仔が元気になり、自然に帰せるのはとても嬉しいですね。

      私も、「カエルを見たら喉を見る。」家訓にします。(笑)

      削除
    4. お転婆様、

      レッドローチ完食!と喜んだのも束の間、後で湿らせたコットンを持ち上げたら、5匹下に隠れてました(笑)
      レッドローチは狭い隙間にすぐに隠れちゃうんですよね…。

      ガリガリ君は、まだ普通に比べてガリガリですが、昨夜はレッドローチを入れた途端に追いかけて、初めて私の目の前で食べました!全部は食べず、毎晩数匹ずつですが、着実に回復しています。

      >グリさんの様なベテランさんに助けてもらい…
      いえ全然、ゴミムシに噛まれているのを何時間も気づかなかったので、ガリガリ君に申し訳ないことをしました。
      でも、痩せている子をみたら、とりあえず保護することにしていたのが、結果的に命を救うことができて良かったです。

      おチビさんたちはワラジをあまり食べなくなっちゃったんですね。グルメになってきましたか(笑) ネットで経験談を読んでいても、嗜好性はワラジ<コオロギ のようです。何もないと仕方なくワラジを食べる、みたいな。

      レッドローチへのカエルの反応はすごいです。これまでどんな子に与えても、喜んで食べてます。コオロギだと完食は少なく残されがちですが、レッドローチは入れた途端にみんな追い始めて、全然残りません。野生でそんなにGを食べる機会はないはずですが、なぜそんなに好きなのか、不思議です。

      ご購入されるのでしたら、ワーニングカラーズが、安くて、数も表示よりはるかに多く入っていてオススメなのですが、春と秋の一時期しか販売しなくなってしまったんですよね…。この春は、Sサイズは初日で売り切れてました。

      今ネットで調べたら、爬虫類倶楽部とチャームなら、どちらも大手ですが、Sサイズを販売中のようです。コオロギに比べて割高なのが玉に瑕ですね。送料や手数料も含めると、私も躊躇してしまいます。あと、生まれて間もないレッドローチは結構ひ弱で、到着後死んでしまうことも度々あります。真夏の時期なのでリスクは高いと思います。よくご検討されてからのご購入をお勧めします。

      削除
    5. グリ様

      >5匹下に隠れてました・・・
      ローチも食べられまいと必死ですよね。(笑)
      一度に食べるより、少しづつの方が体に負担はかからないのかも知れません。目の前で食べるようになったのは馴れもあり、精神的にも落ち着いたのでしょう。
      とにかく良かったです。私も嬉しいです。

      ゴミ虫に噛まれていても、覗き込まないと分らないですよね。おかしいと思ったら捕獲してしっかり見た方がよさそうです。

      ワラジは、食べが悪くなりましたが、偏食は許しません。作戦を換えて、食堂は個室にしました。そして、前菜にワラジを2匹、食べたら主食、そしてデザートにコオロギなど好きな虫にしました。
      昨日は、皆仕方なくワラジを食べました。

      レッドローチの事調べて下さりありがとうございます。
      春と秋が購入し易いのですね。
      夏はリスクが高いなどの情報、とても助かりました。
      秋にまた検討します。

      最近、成長したので、色々な虫を食べるようになり、野原で調達できるようになりました。ヨコバイなども羽は取らなくても食べてくれ、楽になりました。

      ローチは少し高いですから、我が家では贅沢な食べ物になります。お正月位かな。(笑)

      削除
    6. お転婆様、

      今更ですが、ゴミムシ関係の続きです。
      先ほど8月17日の記事のコメント欄にも書きましたが、本日21日、またゴミムシ幼虫に噛まれた仔を発見して保護しました。今度も大きくて、2センチ弱でしょうか。動きにくそうで、幼虫が見えたので、すぐわかりました。ゴミムシは軽く挟んだだけで取れましたが、傷が深そうなので、またしばらく療養が必要です。

      実は帰省から帰宅した翌日の8月18日、庭のカエルがよくいる一角で、チビケロの亡骸を見つけました。痩せているわけでもなく不審に思って首を見たら、案の定傷がありました。私たちが1週間不在にしていなければ、早く発見できて助けられたかもしれないと思うと、不憫でなりませんでした。

      と同時に、この仔の命を奪ったゴミムシ幼虫が、大きくなってまだここに潜んでいるかと思うと、今まで以上に注意して蛙たちを見回ってました。今日発見したのがその幼虫かはわかりませんが、多分複数潜伏していると思うので、まだまだ気は抜けません。

      昨日、保護していた蛙たちを放すときも、ゴミムシのことを考えると心配だったのですが、いつまでも手元に置いておくわけにもいきませんので…。

      これまで何匹もチビケロたちを保護した経験からすると、ゴミムシ幼虫に噛まれた蛙は、保護期間が長くなります。単純に痩せている仔は、飼育ケースに入れた日からガツガツと食べますが、噛まれた仔は、痩せていても食べません。やはり喉が痛むのでしょうか。傷の深さにもよりますが、食事できるまでに数日〜1週間程度かかります。

      8月7日の記事のコメント欄で記した、2センチ大のゴミムシ幼虫に噛まれた仔は、6日に保護して、やっと食べたのを確認できたのは13日でした。その後は次第にガツガツ食べるようになり、みるみる体格がよくなって、昨日20日に、他の仔と一緒にお庭に戻すことができました。

      その仔も、ガリガリ君も、最後の数日は、夜になると飼育ケースの床に降りてきて、「ご飯まだかな〜?」と心待ちにしてましたよ(笑) ローチやコオロギを入れると、一斉にパクパク食べてましたね。ここまでくると、「あぁこれで野外でも大丈夫!」と思えて、お庭に帰す決心がつきます。

      今回の仔も、気長に取り組みます。

      削除
    7. グリ様

      ゴミムシ多いですね。
      でも噛まれた仔たちを助けられ良かったです。
      犠牲になった仔は残念でしたね。今保護されているカエルちゃんが早く元気になる事を願っています。

      ゴミムシを単独で発見するのは、難しいので噛まれた仔を早く見つけて助ける事しかないですね。まだいるなら私も良く見るようにします。

      >6日に保護して、やっと食べたのを確認できたのは13日でした・・・
      そんなにかかるのですか。その間食べなくて良く回復できましたね。私なら待てなくて、口に押し込んでいたかも知れません。これからは、気長に待ようにします。

      >「ご飯まだかな〜?」と心待ちにしてましたよ・・・
      分ります。ウチの仔もそうです。
      可愛いですよね。
      今年は、まだミニ池で噛まれた後、一度も見ていません。
      ゴミムシの被害が少ないのなら良いのですが、私が発見できないだけなのかも知れません。

      削除
  2. お転婆さま

    とても分かりやすい画像を載せてくださり有難うございました。
    あの鋭い口と顎で噛みつかれたらひとたまりもないでしょう。
    対処法を記憶にとどめて、見つけたら直ぐに処置したいと思います。

    ゴミムシにとっても生存するための行動とわかっていても、成長を見守っているケロさんの命を脅かす存在は見逃すことは出来ません!
    今の私ならば大嫌いなヘビにも立ち向かえそうな気がします(^^;

    その後の我が家のチビケロさん達はコオロギを食べるのも上手になってきたようです。
    もうすぐ前足が出そうな子もいて、上手に変態できることを祈りながら見守り中です。

    返信削除
    返信
    1. nao様

      野生のアマガエルと接していると、必ず遭遇する事になると思います。
      見つけたら助けてあげて下さい。
      助けたカエルがかなり弱っていても、吞みこむ力が残っていれば、無理やりにでも食べさせれば、助かる事が多いです。

      >ゴミムシにとっても生存するための行動とわかって・・・
      そうなんです。解っていても、許せないのです。
      私も、庭と畑ではヘビを見ると棒を持って追います。

      おチビちゃんたち順調そうで何よりです。
      日事に食べるようになり、安心して見ていられるようになりますね。
      変態中の仔は特別可愛いですね。

      削除
  3. お転婆さま、皆さま

    寄生虫のゴミムシは、あまがえる愛好家にとっても敵でありますが、ゴミムシも生きるために必死という状況も分かります。

    このブログを愛する人の中にゴミムシ愛好家がいるとは思えませんが、ゴミムシを駆除する合理的な理由を考えてみました。

    カエルの中でもアマガエルは(吸盤のある指を持っているため)3次元の移動が可能です。そのために、稲の病害虫などを広範に捕食します。

    http://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/70004.pdf

    上記URLにある調査レポートにもある通り、アマガエルの存在は稲作等における減農薬につながることがわかります。

    また、アマガエルは水田の普及とともに人里周辺に定着した生物と考えられており、他のカエルと併せて人との文化的関係性が深い存在です。
    (蛙供養などが残っている地域もあります。下記URL参照)
    https://www.city.hasuda.saitama.jp/bunkazai/kyoiku/bunkazai/tenjikan/documents/108fb2696d306e5909976930685e744e2d884c4e8b306e59095316300188709000.pdf

    ちなみに「鳥獣人物戯画」に登場するカエルは、吸盤がないのでアマガエルではありませんでした(笑)

    このように、身近な両生類であるアマガエルも、様々な影響によって減少傾向にあり、それは田園地帯にも言えることです。

    ですので、愛好家がアマガエルの減少を食い止めようという身近な保護活動の一環でゴミムシを駆除することは、合理的な理由になるのではないでしょうか?

    お転婆さんのもとに様々な意見が寄せられていると思いますが、ゴミムシ退治の理由づけのひとつになればと思いました。

    返信削除
    返信
    1. 竹内様

      他の生物に寄生して生きている生物は数多くいるでしょう。
      肉食動物や雑食性動物も他の生物を犠牲にしなければ生きて行けません。
      ゴミ虫も生きて行くために、アマガエルに寄生する事は解ります。

      ご紹介いただきました文献読みました。
      カエルは私達の生活を助けてくれているのですね。

      今伊那地方は鹿の害で大変です。
      カエルが減り、小さな昆虫が増えるのは脅威です。私達を助けてくれるアマガエルを応援します。

      ご紹介ありがとうございました。

      削除
  4. お転婆さま

    ゴミムシ幼虫について1点質問です。

    ゴミムシ幼虫のスピードは、結構、素早いとのことでしたが、連中は草木に登ることは可能ですか?

    返信削除
    返信
    1. 竹内様

      結構素早いですが、私が捕まえられるスピードです。

      草木に登っています。
      以前、クズ葉の上で補虫網を振り虫を捕っていて、網の中に入っていましたので、クズの葉に登っていたと思います。

      削除

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。