山の麓の家で暮すアマガエルの観察日記
お転婆さまみんな可愛いですね!厳しい自然環境下でも、少しでも多くの仔が健やかに、そして長く生きて欲しいと願っています。この仔たち中から、お転婆さんとの関わりを持つことで心の脱皮を果たし、新たな人生(??)を歩む(カッコちゃんのような)存在が現れることを期待しています。
竹内様赤ちゃんはみんな可愛いものですが、アマガエルはこの時が特別可愛いです。見てばかりで畑仕事が進みません。今回はミニ池に直接産卵されましたので、数が分りませんでした。一応写真で数え300位であろうと推測し、過密とは思いましたが育てました。まだまだオタマは沢山いますので500は確実です。大変な過密状態でしたが、無事育ち良かったです。昨年のオタマのようにプクプクには太っていませんが、田んぼの亜成体と比べると、ミニ池の方が太っていてホッとしています。今年はオタマも亜成体も死亡しているのを一匹も見ません。しっかり見ていますので、見落としではなく実際に死亡しないようです。「変態時の死亡率は高い。」との情報もあり、そんなものと思っていましたが、今年は違いました。今年は、昨年ご指導いただいたように、田んぼの土や草を入れ稲を育て、水はチョロチョロと入れたところ水質もキレイに保たれ、池の掃除も一度もしなくてすみ楽でした。ありがとうございました。今年は、まだデッキに当年生まれの仔ガエルは、一匹も来ません。やはり田んぼでは育たなかったようです。自分で育てなければ庭にアマガエルがいないと言う時代が来てしまいました。この仔たちに大いに期待しています。
お転婆様「変態時の死亡率は高い」昔ウシガエルのオタマジャクシが普通にペットショップで買えた頃、カエルになるまで育てた事があるのですが、尾が縮む頃体に白いカビのような物が生えてきて死んでしまいました。あの丈夫なウシガエルでさえそうなんですから他のカエルも弱いのかもしれません。野生とは違い飼育環境が悪かったのかもしれませんが。こんなに沢山のアマガエルが見られるなんてうらやましいです。個体差の勉強になりそうです。変態直後に黒い個体もいるんですね。
スクワイヤー様「白いカビ」なんでしょうか。先日田んぼに行くと、病気か事故か分りませんが、オタマや亜成体の死骸も見ました。今までオタマを飼育して、何匹かは死亡しましたが、今年は一匹も死骸を見ません。多分見落としていると思いますが、少ない事は事実です。今のところほとんどが特別大きくはありませんが、揃って健康的に育ちました。今年は、昨年の秋のサツマイモの茎の発酵した物を良く食べたので多く与え、人工餌は少なくしました。いくら見ていても可愛くて飽きませんもう個体差は分ります。泳ぎの下手な仔や、警戒心の強い仔、おっとりしていて逃げない仔、他の仔に乗られてもジッとしている仔など。皮膚の色もいろいろです。もう模様が現れていたり、黒っぽい仔もいます。昨年、特別白っぽい仔はライトと名付け、黒い仔をダークと名付けて暫らく飼育して見ましたが、2週間もすると同じになってしまいました。その後ライトは秋になって模様が出ると、黒い模様の少ないカエルになりました。ダークは行方不明となり分りませんでした。
お転婆さま、スクワイヤー様もしかしたら、その真菌は、自然環境下であれば個体が持つ免疫の力で排除できたのかも知れません。自然環境下では、摂食を通じて多くの有用微生物を身体に取り入れる機会があり、同時に、有害微生物に絶えず曝されることにもなりますが、ツボカビのような外国から侵入した強力な病原体でない限り、免疫システムが常に正常に作動していれば排除可能と思います。飼育のポイントは、ストレスをかけない、適切な衛生管理(これは水道水のような衛生状態を維持するという意味ではありません)、多様な食餌、温度管理があろうかと思います。排泄物のアンモニアなど有害物質のコントロールをしながら、いかに有用細菌に触れる環境をつくることができるか・・・何か他の分野での事例が参考になるかも知れません。このあたりのことは、人間の疾患予防にも全く同じことが言えており、最近の医学研究のトレンドに「腸内細菌と疾患」の関わりというテーマがあります。がん、アレルギー、感染症、そして、神経疾患まで広く影響があるそうです。余談ですが、以前、滋賀県の醤油醸造所に行きましたら、ご主人が「うちの子供たちはインフルエンザに罹らない」と話してくれました。天然の杉樽で作る醤油の醸造所には、様々な有用微生物がいて、子供たちの免疫に好影響を与え続けているのかも知れません。
竹内様 スクワイヤー様白いカビは真菌の可能性ですか。飼育下は天敵や事故は防げますが、どんなに注意しても自然下ではない欠点もあるのですね。ストレスで感じる事は、昨年は上陸した亜成体は敏感でカメラを向けるだけで水に跳び込み逃げました。今年は、鯉の餌を投げてもほとんどは平気でいます。この違いを推測すると、昨年は水質が悪化し底に溜まった汚泥をすくい出し何度も交換しました。今年は水質が良く一度も汚泥をくみ出す事はしませんでした。この違いにより警戒心に差が出たかも知れないと考えています。今年は、稲を植え自然に水草も生えた事と、人工餌を減らした事などで、アンモニアなどの有害物質が減った事も良かったと思います。自然では、考えられない過密状態になってしまいましたが、死亡するオタマがいないのには驚いています。温度管理は川の水をチョロチョロですが入れていますので低い状態が多かったと思います。とても暑い日、水温が30℃近くになった事があり、その時オタマの姿が水面から消えました。稲は苗を撒く箱に土を入れ植えました。初め苗が小さい時に沈んでしまうため、木を組みその上に箱を置いたので、箱の下に隙間ができていました。暑い時と寒い時はその隙間に入り込んでいました。それで水温変化を少しでも解消していた様に思い良かったと思います。30℃位は良いと思っていましたが、オタマは嫌う事が分りました。餌は、田んぼでは枯れた稲の茎を良くかじっているのを見ます。それで、昨年のサツマイモの茎を積んでいたのが、発酵して乾燥していたので与えると、とても良く食べました。飼育のポイントは実際に飼育して納得できます。カエルも人間も基本は同じで、オタマの飼育は自然に学ぶ事が大切と思いました。
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お転婆さま
返信削除みんな可愛いですね!
厳しい自然環境下でも、少しでも多くの仔が健やかに、そして長く生きて欲しいと願っています。
この仔たち中から、お転婆さんとの関わりを持つことで心の脱皮を果たし、新たな人生(??)を歩む(カッコちゃんのような)存在が現れることを期待しています。
竹内様
削除赤ちゃんはみんな可愛いものですが、アマガエルはこの時が特別可愛いです。見てばかりで畑仕事が進みません。
今回はミニ池に直接産卵されましたので、数が分りませんでした。一応写真で数え300位であろうと推測し、過密とは思いましたが育てました。まだまだオタマは沢山いますので500は確実です。大変な過密状態でしたが、無事育ち良かったです。
昨年のオタマのようにプクプクには太っていませんが、田んぼの亜成体と比べると、ミニ池の方が太っていてホッとしています。
今年はオタマも亜成体も死亡しているのを一匹も見ません。しっかり見ていますので、見落としではなく実際に死亡しないようです。「変態時の死亡率は高い。」との情報もあり、そんなものと思っていましたが、今年は違いました。
今年は、昨年ご指導いただいたように、田んぼの土や草を入れ稲を育て、水はチョロチョロと入れたところ水質もキレイに保たれ、池の掃除も一度もしなくてすみ楽でした。
ありがとうございました。
今年は、まだデッキに当年生まれの仔ガエルは、一匹も来ません。やはり田んぼでは育たなかったようです。
自分で育てなければ庭にアマガエルがいないと言う時代が来てしまいました。
この仔たちに大いに期待しています。
お転婆様
返信削除「変態時の死亡率は高い」昔ウシガエルのオタマジャクシが普通にペットショップで買えた頃、カエルになるまで育てた事があるのですが、尾が縮む頃体に白いカビのような物が生えてきて死んでしまいました。
あの丈夫なウシガエルでさえそうなんですから他のカエルも弱いのかもしれません。
野生とは違い飼育環境が悪かったのかもしれませんが。
こんなに沢山のアマガエルが見られるなんてうらやましいです。
個体差の勉強になりそうです。
変態直後に黒い個体もいるんですね。
スクワイヤー様
削除「白いカビ」なんでしょうか。
先日田んぼに行くと、病気か事故か分りませんが、オタマや亜成体の死骸も見ました。今までオタマを飼育して、何匹かは死亡しましたが、今年は一匹も死骸を見ません。
多分見落としていると思いますが、少ない事は事実です。
今のところほとんどが特別大きくはありませんが、揃って健康的に育ちました。
今年は、昨年の秋のサツマイモの茎の発酵した物を良く食べたので多く与え、人工餌は少なくしました。
いくら見ていても可愛くて飽きません
もう個体差は分ります。泳ぎの下手な仔や、警戒心の強い仔、おっとりしていて逃げない仔、他の仔に乗られてもジッとしている仔など。
皮膚の色もいろいろです。もう模様が現れていたり、黒っぽい仔もいます。
昨年、特別白っぽい仔はライトと名付け、黒い仔をダークと名付けて暫らく飼育して見ましたが、2週間もすると同じになってしまいました。その後ライトは秋になって模様が出ると、黒い模様の少ないカエルになりました。ダークは行方不明となり分りませんでした。
お転婆さま、スクワイヤー様
返信削除もしかしたら、その真菌は、自然環境下であれば個体が持つ免疫の力で排除できたのかも知れません。
自然環境下では、摂食を通じて多くの有用微生物を身体に取り入れる機会があり、同時に、有害微生物に絶えず曝されることにもなりますが、ツボカビのような外国から侵入した強力な病原体でない限り、免疫システムが常に正常に作動していれば排除可能と思います。
飼育のポイントは、ストレスをかけない、適切な衛生管理(これは水道水のような衛生状態を維持するという意味ではありません)、多様な食餌、温度管理があろうかと思います。排泄物のアンモニアなど有害物質のコントロールをしながら、いかに有用細菌に触れる環境をつくることができるか・・・何か他の分野での事例が参考になるかも知れません。
このあたりのことは、人間の疾患予防にも全く同じことが言えており、最近の医学研究のトレンドに「腸内細菌と疾患」の関わりというテーマがあります。がん、アレルギー、感染症、そして、神経疾患まで広く影響があるそうです。
余談ですが、以前、滋賀県の醤油醸造所に行きましたら、ご主人が「うちの子供たちはインフルエンザに罹らない」と話してくれました。天然の杉樽で作る醤油の醸造所には、様々な有用微生物がいて、子供たちの免疫に好影響を与え続けているのかも知れません。
竹内様 スクワイヤー様
削除白いカビは真菌の可能性ですか。
飼育下は天敵や事故は防げますが、どんなに注意しても自然下ではない欠点もあるのですね。
ストレスで感じる事は、昨年は上陸した亜成体は敏感でカメラを向けるだけで水に跳び込み逃げました。今年は、鯉の餌を投げてもほとんどは平気でいます。
この違いを推測すると、昨年は水質が悪化し底に溜まった汚泥をすくい出し何度も交換しました。今年は水質が良く一度も汚泥をくみ出す事はしませんでした。この違いにより警戒心に差が出たかも知れないと考えています。
今年は、稲を植え自然に水草も生えた事と、人工餌を減らした事などで、アンモニアなどの有害物質が減った事も良かったと思います。
自然では、考えられない過密状態になってしまいましたが、死亡するオタマがいないのには驚いています。
温度管理は川の水をチョロチョロですが入れていますので
低い状態が多かったと思います。
とても暑い日、水温が30℃近くになった事があり、その時オタマの姿が水面から消えました。稲は苗を撒く箱に土を入れ植えました。初め苗が小さい時に沈んでしまうため、木を組みその上に箱を置いたので、箱の下に隙間ができていました。暑い時と寒い時はその隙間に入り込んでいました。それで水温変化を少しでも解消していた様に思い良かったと思います。30℃位は良いと思っていましたが、オタマは嫌う事が分りました。
餌は、田んぼでは枯れた稲の茎を良くかじっているのを見ます。それで、昨年のサツマイモの茎を積んでいたのが、発酵して乾燥していたので与えると、とても良く食べました。
飼育のポイントは実際に飼育して納得できます。
カエルも人間も基本は同じで、オタマの飼育は自然に学ぶ事が大切と思いました。