2016年9月30日金曜日

産卵期は長い

9/25  庭の外灯に今の時期としては小さなアマガエルがいました。正確ではありませんが、ライトの大きさから推測すると20mm以下と思います。大きさだけでなく体全体の様子から、変態してそんなには経過していない様子です。8月上旬に産卵されたのではないでしょうか。↓

まだ、 デッキには小さなアマガエルが来ます。まだ居場所も決められない様子で、昼間なのにウロウロしていました。

この仔は少しは大きいですが、今の時期に22mmは小さいですから、遅くに生まれたと思います。
 

参考までにアマガエルの変態時の体長です。
大きい仔はまだ尾があるのに22mmもあります。右は大人約2歳以上と思います。↓
 
変態時10mm以下の小さな仔もいますが、野生では育つか分りません。↓


アマガエルの体長は個体差が大きく、変態後の餌の量でも大きな差が出ますので、月齢は見ただけでは判断できませんが、遅く生まれた仔もいるようです。

 やはりアマガエルの産卵期は長いです。

2016年9月29日木曜日

アマガエルの鳴き声 2

 昨日の続き

アマガエルの鳴き声で私が聞いたのは、
雨鳴き&普通の鳴き声  (レインコール) (追記 英語はツリーコールとも言うそうです)
広告音・求愛音 (ラブコール) 
解除音  (リリースコール)
威嚇音           
脱皮音 (私が付けました)  

この他、他のカエル(ヒキガエル・トノサマなど)は、
警戒音 (敵が近づいた時出す)
危険音 (敵に捕まった時出す)
など出すようですが、アマガエルも出すのかは分りませんし、私は聞いた事ありません。
追記 (10/1)  コメントでSさんよりアマガエルも捕まえると「キュー」と危険音を出すと教えて下さい     ました。背中などに乗られるとオスは「ゲッ!」と鳴くそうです。

リリースコール (解除音) ↓
 オスに間違えられ抱きつかれ、「違うから 離して 」と言ってます。
 
 威嚇音 
  繁殖期にラブコールしている時に自分の縄張りを主張する時に出します。
  個体により差はありますが、20~50㎝位近づくと威嚇音を出します。
  
 威嚇はカエル間だけではなく、私にも威嚇もします。
 ↓私が近づくと威嚇しました。 近くにカエルいません。

脱皮音とは、私が勝手に付けました。 ほとんどのカエルは脱皮する時に鳴きませんが、
      飼育のミカは脱皮を始める時だけ「キュー キュー」と甘えるようなとても可愛い声を出し      ます。脱皮で体をよじり力を入れるので出てしまう音だと思います。

雨鳴き以外の普通に鳴く時は、なにか訴えたり、仲間に伝達していると思っています。            

2016年9月28日水曜日

アマガエルの鳴き声

 涼しくなりアマガエルたちは良く鳴くようになりました。
アマガエルたちは何の目的で鳴いているのでしょうか。

アマガエルは「雨鳴き」と言われ、雨の日は良く鳴く事は事実ですが、天気の良い日も鳴きます。
今飼育のナシは、食事の後はほとんど毎日良く鳴き、雨とは関係ありません。
雨の日に鳴く「雨鳴き」と、雨に関係ない鳴き方があるように思います。
  (雨に関係ないその他の鳴き方をここでは普通鳴きと書きます。)
最新の技術で音声を分析すれば違いが分るかも知れません。

 一匹が鳴くと近くのカエルも鳴く事が多くあります。 カエル同士何か伝え合っているのかも知れません。
先日ナシが家の中で迷子になった事がありましたが、その時は2時頃から5時までひっきりなしに鳴き眠れませんでした。何か訴えていたのでしょう。やはり鳴く目的はあるように思います。

また夏の間は鳴き声は聞こえません。 なぜでしょうか。 とても不思議です。
(9/29 コメントでAさんより飼育のカエルさんは夏も鳴くと教えて下さいました。)

 Nさんより 「雨鳴きと繁殖期の声は違うのでしょうか。」とご質問をいただきました。
ありがとうございます。

私がはっきり分っているのは、ラブコール・威嚇音・解除音・雨鳴き&普通鳴き音・脱皮音です。
 (普通鳴きとはここだけの言葉で、普段に聞かれる鳴き声の事です。)
今日はラブコールと雨鳴き&普通鳴き音の違いを書いて見ます。

ラブコール 繁殖期にメスにアピールするために鳴き、広告音とも言われています。
メスはその声でまずオスに近づきますので、声はとても重要です。年を取り大きなカエルほど低く大きな声で一定のテンポで長く鳴く事ができます。 年を取っている事は、長く生きられたのですから、生きる能力と健康だと言う事になりますので、メスはそのようなオスを選ぶそうです。
若いオスは高い声でリズムも一定でなく、メスは無視します。

ラブコールは大きな声を出すために、お腹と鳴嚢を最大に膨らませて長く鳴き続けます。↓
とても大きく響く音です。 
   こんなに大きく膨らませます。 ↓

 近くで二匹が鳴く時は交互に鳴き、自分の声が分るようにします。 個体により声の質は違いますので、メスは好みの声のするオスに近づき、観察します。

 雨鳴き&普通鳴き
 お腹も鳴嚢もラブコールほど大きくは膨らみません。 ですから音は高くなり、歯切れよく「ギャッ ギャッ ギャッ ギャッ」 と短く鳴きます。。 (ゲェッとも聞こえます。)
ラブコールと普通鳴きの鳴嚢の膨らみを比べると、大きさが違います。↓

繁殖期は夢中なので撮影できますが、普通鳴きは近づくと鳴き止むので動画は撮れませんでした。

次回は、威嚇音・解除音・脱皮音(私が付けました。)です。

2016年9月27日火曜日

ヘビに似せて動かす

25,26日、ヘビが3~4mに近づいていた時、ナスちゃんは居場所の隙間から出て警戒していました。
 (25,26のブログ)
3,4mの位置でなぜヘビがいると分ったのでしょうか。
アマガエルはかなり嗅覚は良い事は分っていますので、ヘビが入っていた捕虫網をナシに近づけて見ましたが反応はありませんでした。ヘビは悪臭がします。

ナスは今日も定位置の隙間にいました。↓

それで、ナスから3mもない所で、昨夜のヘビ位の大きさの蔓を動かして見ましたが、反応しません。 ↓
更に近づいて、ヘビのように動かしましたが、無視されました。 ↓
昨日ダックもヘビに気付いて避難していました。
今日は壁にいましたので、ヘビに似せた蔓を動かしましたが、全く無視されました。
かなり近づいてもチラッとも見てくれません。 ↓
以前イタチに似たぬいぐるみを近づけて見た事がありましたが、その時も無視されました。

私は、ヘビが嫌いなので細長い物は何でもドキッとしますが・・・。

2016年9月26日月曜日

ナスちゃんお手柄

昨日デッキ下花壇にヘビがいましたので、注意していますがヘビは隠れているので、見つけるのは困難です。昨日はナスちゃんが居場所から出て警戒していました。(昨日のブログ参考)
それで、ナスちゃんの行動にも注意していました。

そのナスちゃんは、12時までは窓枠の隙間の中にいて異状なし。 
13時、またナスちゃんが窓枠の隙間から出て警戒姿勢、大変です。

 飼育のカエルを見ると、12時まで3匹とも定位置にいたのに、ミカとアリはいません。
                 ↓ナシは落ち着かずパニック状態です。
朝手袋にいたダックもいません。 (後に移動していた事が分りました。)
二階物置のミッキーも身を乗り出していて警戒しています。 
緊急事態です。 
辺りを見回すと、玄関ドアーの横の捕虫網にヘビが半分入っていました。 ↓
 
補虫網に入っていたのが幸いして捕獲できました。
ここまで来ると許す事はできません。アマガエルに代わって正当防衛です。

多分飼育ケースの仔たちも狙ったと思います。その後アリとナシは隠れていました。 ↓
ヘビは経験した事はありませんが本能的に危険と分ったようです。
 
ヘビのいた近くのカエルたちは皆警戒していましたが、このおチビさんだけは暢気でした。
 やはり幼いからでしょうか。

ナスちゃんが知らせてくれたので、大事に至りませんでした。大手柄です。
一番の御馳走のハエをプレゼントしました。 「また教えてね。」
アマガエルはヘビが近づいても気付かない事が多いと思っていましたが、3~4mでは気付く事が分りました。

ヘビの臭いを嫌うか、ナシにヘビのいた捕虫網を近づけて見ましたが、反応はありませんでした。

2016年9月25日日曜日

ヘビに気付いた ?

 今日10時 デッキ下花壇にヘビがいました。 私が気付くとヘビも気付き直ぐに逃げてしまいました。↓

今朝、 窓枠の隙間にいたナスちゃんが、隙間から出て警戒姿勢でいました。↓
今まで日中に出て来た事はありません。ヘビに気付いたのだと思います。

 他のカエルもデッキにいましたが、気付いたのはナスちゃんだけです。
気付かず暢気に寝ている仔ガエル ↓
 
 ナスちゃんは、 30分ほど全く動きませんでしたが、安全と思ったのでしょう、いつもの窓枠の隙間に入りました。

 夜は、いつも通り手すりのライトで虫捕りをしていました。毎日1匹だけ虫をあげていましたが、今日は2匹あげました。
 

2016年9月23日金曜日

予測して行動

9/5のブログ「頭突き」のコメントで、Sさんの飼育しているカエルさんは、いつもは仲良くしているが、餌ではトラブルになりライバルを威嚇してからエサを取りに行く 事がある。と教えて下さいました。
これは凄いと思いました。

飼育中のミカは9/6食後に鉢で休憩中にアリを少し頭で押しました。その後はそのような事はなく仲良くしています。
食後の休憩も時々一緒にいます。 ↓

食事前餌容器を見ても喧嘩はしません。 ↓ 

 食事前なのに 穏やかに見つめ合っています。↓

ミカ(左)にそっと近づくアリ ↓
側に行っても穏やかに過ごしていました。
その後、突然ミカが撮影している私を見ると、アリも私を見ました。
私は、虫容器は持っていません。 撮影していただけです。
ミカがアリを軽く攻撃しました。
二匹は、私を見て「虫がもらえそう」と思い、ミカはその後のアリの行動を予測して先手を打ったのです。
それまでは、全くライバル意識がなかったのに、私を見るアリの様子を見ての行動です。

私が、「虫をくれる」と理解していた事になります。
先日ナシが鏡を見て跳び付いたのも、私の腕にいる時でした。私は、餌場なのです。

2016年9月22日木曜日

雨の夜は

 今夜は雨が降っています。
玄関脇の物置で暮らしているミッキーは、19時から壁にいて21時半になっても動きませんでした。
21:50 いつもの物置に帰って行くところでした。 ↓
 
 デッキに出たのなら体も足跡も濡れているはずですが、しっかり乾いています。
外には出ずに寝床に帰るようです。 ↓
21時からダックもドアーの取っ手にいます。この取っ手を握って開け閉めしても平気です。
ダックも外には行かない様子です。  
 
  今夜は結構降っています。こんな夜は虫は捕れないのでしょう。

飼育のアリはお腹いっぱい食べて、完全な熟睡です。背中を押すとちょっと目を動かしましたが、また眠ってしまいました。

飼育は自由は制限されますが、暢気です。

2016年9月21日水曜日

車のトランク

 今日車で出かけようと、トランクを開けると、 ↓
ルミちゃんがいました。↓
はっきり分りませんが、7月から手すりのカエルハウスで過ごしています。
背中の模様がルの字を連想しましたので、ルミです。 ↓
 
この仔も馴れているので手に乗せて、カエルハウスに連れて行きました。↓ 
知らないでトランクを閉めたり、発車して途中で振り落としていたら大変でした。
アマガエルはタイヤにもいる事がありますので、車で出かける時は注意が必要です。

2016年9月20日火曜日

アズマヒキガエル

 ボランティアで、集会所の花壇を作っています。
 ここで使用する腐葉土をつくるため、落ち葉を拾ってきてオシギリで細かに切っていると、
 
 落ち葉の中からノソリノソリと 出て来ました。 切ってしまわなくて良かったです。
体長は6~7㎝位ですからまだ子供です。 ↓
雨の中、落ち葉を拾った場所に帰して来ました。
ここは家から1キロ位の天竜川(右)沿いの道路で、左側は山です。
私の家の近くでヒキガエルを見たのは初めてです。

2016年9月19日月曜日

自分で歩いて !

飼育のカエルたちは、一ヶ月ほどは夜間と朝は歩き回っていましたが、今はほとんど動きません。
夜も部屋で虫を食べると、直ぐに飼育ケースに入り寝てしまい運動不足です。
飼育ケースにも入らず入口で寝てしまう事さえあります。↓

夜に外から部屋へ手に乗せて連れて来ましたが、運動のため歩いてもらう事にしました。
17日 アリを階段の途中で下しましたがジッとして動きません。背中を押すと横の壁に上りましたが ↓
また戻り動きません。↓ 部屋で呼んでも知らん顔、 また手に乗せて運びました。 
18日歩行訓練二日目  歩く距離を縮めて階段を上がってから下ろしましたが、よそを向いていて来ません。 手で追ってやっと来ました。
ミカは手から下りません。 ↓
下ろそうとしても私の方を向いてしまいます。 ↓
ウラギンシジミで釣ってやっと餌場まで歩かせました。 「ふぅー。」
二ヶ月タッパーや手に乗せて運びましたので、慣れ乗せてもらうべしと思っています。
以前野生のヤエが手で運んでもらうのに慣れて待っている事がありました。

玄関から歩るいて来れるようになるのは何時の日でしょうか。

部屋を歩かせる注意
個体の性格や馴れていないと、家の中を歩かせる事は危険です。 
  (ナシは、直ぐに隠れるので歩かせる事はできません。)
吸盤にほこりが付くと、垂直移動はできなくなり、落下してパニックになります。
アマガエルの皮膚は毒がありますので、歩いた後は拭き掃除をします。
直接触れたら、手洗いをしています。
糞は夕方動き出す時にする事が多いので、その後にします。
驚いて逃げる以外に尿をする事はほとんどありません。

2016年9月18日日曜日

シュレーゲルアオガエル

昨日家の近くの野原にシュレーゲルアオガエルがいました。2㎝もなく変態して間もないと思われます。近づいても怯える様子もなくあまりにも可愛いので、連れて来てしまいました。

最近アマガエル以外にも少し興味が出たのと、アマガエルの異種のカエルに対する反応を見たかったのです。

飼育ケースに入れても、パニックになる様子はなく落ち着いていて、
直ぐに竹の中に入り眠ってしまいました。 ↓
夜になると、何処かに隠れてしまい探しましたが見つかりませんでしたので、水場は5ヶ作りタッパーに小さなイモムシとワラジムシを数個入れて置きました。

今朝も見当たりません。中の植物など出して探すと、隅のパイプに挟まるように隠れていましたが、脱水の様子で動く事も出来ないほど弱っていました。↓
ペーパータオルをぬらしその上に置き、霧吹きで水をかけ、10分ほどしてからイモムシの小さなのを2匹口に無理やり押し込みました。 吞みこむ事はでき、直ぐに元気になりました。↓
15時またイモムシをあげましたが食べません。しかし、跳び跳ねてとても元気になりましたので、
捕まえた場所に放しに行きました。 ↓
「ごめんね。」
元気だったカエルが、たった一晩でこんなにも弱ってしまうとは思いませんでした。  水場だらけほど用意しておいたし、昨夜の雨も吹き込んで床もビショビショに濡れていたのに脱水とは驚きました。ストレスでしょうか。 アマガエルはこのような事はありません。

 アマガエル以外のカエルも興味を持ち始め、アマガエルの事が少し分って来たので、飼育できると思いましたが、大変な思い上がりでした。
安易な気持ちで連れて来た事を反省しています。