2015年4月7日火曜日

名前の付け方

昨夜(4/6)の事です。 

  昨夜の田んぼのカエルの合唱の声は、前日より大きくなりました。
20時 廃校のプールに行くと、11匹集まり 合唱も始まりました。桜は8分咲き。


これから、観察をしますが、どうしても個体を判断する事が必要になります。
カエルの研究者は、標識を付けたり、指を切って区別するそうです。

私の観察は、カエルを犠牲にするほどの成果は期待できず、そんな権利はないと思っています。
幸いにも、大人のアマガエルは背中に模様があり、これは、人間の指紋の様に、全く同じカエルはいないはずです。
それで、模様から名前を付けて、判断しますが、これは、想像以上に大変な作業です。
できる限りやって見たいと思っています。

模様から名前を付ける例を紹介します。4/5のワンちゃんの場合です。↓
 黄色の丸で囲った所の模様が、犬に見えませんか。
それで、ワン(プードル)にしました。
注意しなければならないのは、同じような場所に、同じような模様のカエルが出てきます。
しかし良く見ると、このカエルの場合は、犬の模様の前足が短いですから区別できます。↓
また、他の模様は、全く違います。
 ↓この子は、ハヤブサ にしました。
見た瞬間に、速く空飛ぶ鳥のイメージが、頭に浮かびました。
模様を見た瞬間に、頭に浮かんだ名前が良く覚えます。後から見て、似ていなくても、最初に浮かんだ名前が、頭に残る事が分かりました。
似ていなくても、良いんです。(笑)
昨日(6日)いたカエルは、11匹 ↓でした。

この中に、前日の5日にいたカエルは、3匹いました。
個体を判断すると、何日おきに来るか、縄張りはあるか、誰がお嫁さんを見つけるか、リーダーはいるか、などいろいろな事が分かると思います。
(昨年、鳴き始めの音頭をとるカエルは同じで、声も大きく、リーダー的存在のカエルがいるのではないか。と仮説を立てました。結果が楽しみです。)

6 件のコメント:

  1. お転婆さま

    いよいよ合唱が始まりましたか?

    花見とかえるの合唱を聞きに行きたいです。

    それにしても、個体認識のために「指を切る」とは酷いですね。最低です。どう考えても、研究倫理に反するのではないでしょうか!そういう程度の悪い研究者、絶滅して欲しいです。

    かえるさんたちを傷つけることなく個体認識できる方法はあると思います。情報が入り次第、ご提案させていただきますね。

    返信削除
    返信
    1. 竹内様

      気温が高く、産卵できる場所があれば、4月初めでも、合唱する事が分かりました。

      花見と、カエルの合唱を聞き、行動を観察する最高です。

      「指を切る」これには、驚きとショックでした。
      1526匹のカエルの指を複数本切り落とし、その組み合わせで番号を付け、個別確認したそうです。
      この行為は、大反対ですが、この研究の内容は興味深く読みました。

      背中に模様があるものや、緑でも特徴ある線やイボのあるカエルは、個別認識できます。100匹が目標です。
      小さくて特徴のないカエルは、お手上げです。これらは、除外するしかありませんが、大よその行動は、推測できると思います。

      今年は、準備期間として、なにを観察するのか、それを見つける観察です。カエルたちにも受け入れてもらって、のんびり楽しくやって行きます。

      削除
  2. スクワイヤー2015年4月8日 12:43

    お転婆様

    背中の模様で判別するのですね。夏の緑の時期はどうされているんでしょう?
    お腹の横の縞模様や後ろ足の模様なんかは個体によって違うようですが。

    指を切ってしまうのはとても残酷ですね。もう少し考えられなかったのでしょうか?
    一定時間経つと溶けてなくなるカラーバンドのようなものがあればいいのですが。

    カブトムシやクワガタなら前羽に塗料をつけて識別する方法がありますがさすがにカエルでは可哀相です。

    今日こちらは冷え込み雪が降りました。アマガエルと雪なんて奇妙な組み合わせですが、カエル達も寒いからかテンション低いです。

    返信削除
    返信
    1. スクワイヤー様

      プールでの緑のカエルは、個体区別はほとんど諦めています。
      中には、特徴ある線やイボがある場合があります。その場合は、名前は「左イボ縦5ヶ」の様になったり、「右肩から斜め下にS線」と言うややこしい名前になります。写真を撮って良く見ると、かすかに特徴があり、個体区別できる場合もあります。
      それでもダメな時は、参考のために数と体長だけ測定して、諦めです。

      デッキの場合は、緑でも、鼻~目~鼓膜の線の形と側腹部の模様と足にも模様はありますから、それで判断できます。ただし変態後一ヶ月は、変る場合があり、困難です。名前は約一ヶ月過ぎてから付けます。

      緑のカエルに、塗料とか、テープとかも考えましたが、そのために皮膚病になっては、可哀そうです。
      私の趣味のために、一匹とも犠牲にはできません。

      指を切ったのは、「金沢城のヒキガエル」の著者です。
      本を読んだ時は、ショックで読むのを止めようとも思いましたが、他の内容と結果は面白かったので読みました。
      他のカエルの研究でも、書けないほど残酷な場合があり、憤りを感じる事しばしばです。

      そちらも雪が降りましたか。
      外のカエルは、土に潜ったでしょうね。

      削除
  3. スクワイヤー2015年4月8日 22:43

    お転婆様

    そう言えばイボのあるアマガエル、私も見た事があります。かなり大きな個体で丁度茶色だったのでまるでヒキガエルみたいでした。
    アマガエルのイボは元からあるものなのか、年月を経ると出てくるものなのかは分かりませんがそのアマガエルはかなり風格がありました。

    今日は本当に寒く、アマガエル達は昼間は瞳孔が細くなり半冬眠状態みたいになっていましたが、夜は目は黒々としていました。
    でもテンションはかなり低いです。
    野外のものもどこか物陰でひっそりと過ごしているんじゃないでしょうか。

    返信削除
    返信
    1. スクワイヤー様

      私の言うイボは、小さなブツブツのような物です。
      年を取ると出るかは、分かりません。
      茶色でイボがあり、大きなアマガエルは、風格ありそうです。

      昨年プールで見たボスと名付けたカエルは、40mm以上あり、取っ組み合いの喧嘩をして勝ち、風格ありましたね。

      庭のカエルも、寒いと瞳孔が細くなります。
      秋に寒くなった時に、体がやっと入れる木と木の隙間に、ピッタリはまっていた事がありました。みんな良い場所を見つける物だと感心しました。

      削除

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。