2015年7月26日日曜日

支柱棒が人気

 第1ミニ池で、オタマに前足が出始めた頃、前足が出たオタマのみ、何匹か死亡しました。
今まで、健康そうなオタマが立て続けに死亡した事はありませんでした。
前足が出たオタマのみの死亡ですから、水質の悪化や病原菌・寄生虫などは、考え難いです。

やはり、溺死を疑い、対策を見直しました。

前足が出た1日目は上手に泳ぐのですが、2日過ぎると、泳ぎの下手な仔が出ます。
だんだん水中での呼吸ができなくなり、水面に出て何かにつかまろうとして、前足を動かすのですが、やみくもにバタバタし失敗し焦っています。 
そして意外と長く泳げません。
全く人間のカナヅチの方と同じ仔がいます。

最初は溺死予防に、浮草・棒・板など沢山入れていました。 ↓

見ていると、浮草が顔に貼りついて邪魔になったり、草などがあり過ぎて、水面に出難い様子も見られました。 

改善点
浮草は減らし、人気のない枝や板は取り除き、支柱棒を15~20㎝置きに浮かべました。
 (浮草などは、風により一方に集まってしまいます。支柱棒は動きません。)
大成功のようです。↓
支柱棒に30匹以上の亜成体ガエルが並んでいました。↓

一番上陸し易そうな、この池の縁のビニールシート(ブルー)には、ほとんど上陸しません。↓
私は、ここに上陸すると思いました。
 
 支柱が好きな理由が分りました。
動かないのでつかまり易い。 適度の間隔にある。
最大の理由は、危険時に直ぐに水に跳び込める。  と推測しました。

2 件のコメント:

  1. お転婆さま

    課題解決をされましたね!素晴らしい!!

    差し水による水質の鮮度管理、枯葉などによる有用微生物の摂取、そして今回の支柱棒はおたま育成の必須アイテムですね。

    でも、浮草をはじめ、適度な量の植物は情緒安定に必要と思いますよ。

    ビニールシートですら敬遠されるとしたら、プールの絶壁は絶望的な障害ですね。絶壁を乗り越えても、脱水が待っているし。支柱棒がプールにあったら、状況も変わったことでしょう。

    返信削除
    返信
    1. 竹内様

      犠牲を出して非常に残念ですが、亜成体の体の事や習性も少し解りました。
      プールや田んぼや発泡スチロール箱の亜成体ガエルは、縁に上陸していたので、池のカエルも縁に上がるものと決めつけていました。
      あのビニールシートは上がり難い材質ではありません。プールの壁に比べれば、簡単なのに人気がありません。
      シートの西と南側は全くいなくて、東と北は少し上がっています。東と北は閉鎖されていて、外敵は来れません。それを知っていての行動ならすごいと思いました。
      少し条件が違うと、違う事に驚きました。

      園芸用支柱棒は、寒冷紗を掛ける骨組みに使用していました。そこに多くの亜成体ガエルがいたのを見て、この形状が好きなのかも知れないと思い試しに入れると、直ぐに上がり始めました。
      観察が大切と思いました。

      浮草(ホテイアオイ)にも上がっているカエルは多くいますので、少し入れてあります。
      大きな株は、その下に入り込み出られなくなる事と、風でまとまってしまうと危険なので、小さな株に分けて動かないように固定し、一定の間隔で配置すれば、良い事が解りました。
      田んぼの稲は動かず、一定の短い間隔であり、下に入り込む心配もありません。これがお手本と思いました。
      まず自然の環境を学ぶべきでした。

      以前のブログのコメントで、竹内先生が、「赤ちゃんガエルの餌は、田んぼの土手にいるかも知れない。」と教えて下さったので、見に行きました。
      ウンカのような小さい虫がとても沢山いました。小さいのでどの様に捕獲するかは問題ですが、保護場に入れれば良いと思いました。
      これも、自然に学ぶべきでした。

      プールも、枝や葉(摑まれる)など入れて見ましたが、風で一つの隅にまとまってしまい、あまり効果はありませんでした。
      (防火用水になっていますので、物を入れる事はできません。)

      今年プールで上陸している亜成体ガエルの写真を全て撮りました。
      その結果、まだ尾が長いうちに分散してしまう事が解りました。あの状態で出て行くのは危険です。プールはとても厳しい環境です。

      削除

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。