2016年4月22日金曜日

合唱始まるもプールはなし

 今日は夕方16時頃より、アマガエルの鳴き声が良く聞こえました。
19:30頃になると、田んぼからアマガエルの合唱が聞こえてきました。
でも、近くの田んぼにはまだ水が入っていません。不思議に思って見に行くと、水のない田んぼで鳴いているのです。水のない田んぼで鳴くのは初めて経験しました。
         水がないのにここで鳴いていました。↓

20時 プールにも行って見ましたが、一匹いただけで鳴いてはいませんでした。
昨年の今頃はもう合唱が始まっていましたし、水のない田んぼで鳴いているのですから、プールで鳴かないはずはありません。鯉と鮒が沢山いるので、アマガエルたちは、来ても帰ってしまったのでしよう。別の繁殖場に行くのだと思います。
 いたのは、昨年リーダー的で姿も声も美しいカサ君でした。
元気なカサ君に合えたのは、せめてもの慰めでした。

8 件のコメント:

  1. お転婆さま

    例えば、プールの水面に発泡スチロールのケースを浮かべて、擬似的な産卵場所にできませんでしょうか?
    (さすがにメンテナンスが難しいですかね・・・)

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    1. 竹内様

      もうアマガエルは一匹も来なくなりました。
      合唱はしなくても、まだプールに鯉がいる事を知らないカエルは来るはずと思い、どのような行動をとるか3日前から7時半頃からプールに行き様子を見ています。一匹だけきましたが、プールの縁に上がる様子もなく、コンクリートの所で茫然としてジッと動きませんでした。もちろん鳴きません。
      昨夜はプール横の集会所で飲み会でしたので、19~21時何回もプールに見に行きましたが、やはり来ているカエルはいません。
      アマガエルは合唱の声がしないので来ない、来てもプールの敷地内に入らずに帰ってしまうとしか考えられません。
      それとも、カエル同士で「プールはダメだよ。」と伝え合っているのでしようか。
      不思議です。秘められた能力がありそうです。

      私もせめて箱に産卵してもらい、育てようと思いましたがそれもできませんでした。

      プールの水は昨年と比べると澄んでいてとてもキレイです。昨年はカゲロウやマツモムシなどが気持ち悪いほどウヨウヨいて、6月になるとヤゴも見ましたが、今年はプールの壁にも何もいません。ミズスマシが少しいるだけです。

      綺麗なプールを見て、お掃除もとても楽になると思うと、「カエルのために鯉を入れないで。」とはとても言えなくなりました。

      とても残念です。
      いろいろとご配慮下さいましたのに、申し訳ありません。
      ありがとうございました。

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  2. お転婆さま

    私も以前から「人の聴覚では感知できない音で、あまがえるどうしがお話していないか」なんて考えています。それも、結構、マジで。

    プールの中をのぞいていたあまがえるの写真がありましたが、その後、そのかえるさんはどうしていますか?

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    1. 竹内様

      プールには通い続けています。
      17・22・23日と一匹づついただけでその後一匹も見ません。23日にいたカエルは、コンクリートの所で茫然としていて、縁に上がろうともしませんでした。プールの縁まで来て鯉を見て帰るのだろうと、思いましたが、その前に帰ってしまうようです。それで、19時から21時まで2日間観察しましたが、プールの敷地に入るカエルもいません。プールから合唱が聞こえる距離まで来て、合唱がないのでその時点で断念するのではないかと考えます。

      昨年の調査の個体識別の結果、あのプールには300個体以上が来ていると推測しました。しかし、一日40匹位に平均して集まります。一度に集まると、威嚇合いになる事を避けて分散して来るのだと思います。
      アマガエル同士で何か協定があるのかも知れません。

      プールにいたカサ君は、あれから見ていません。
      多分、他の田んぼに水が入るのを待っているのではないでしょうか。

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  3. お転婆さま

    その後、プールでは特に変化はありませんか?

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    1. その後プールには何回も行って見ましたが、一匹もいません。
      吸水にも来ていません。

      昨年、個体識別をしてあのプールに繁殖行動にくるアマガエルは300匹以上、それが一度に来るのでなく、日をずらして来ている事が分りました。

      ですから、遅くに(日)初めてあのプールに来るアマガエルもいるはずです。その個体は鯉がいる事を知らずに来るはずと思い、何日も早い時間から観察に行きましたが、4/23日を最後に一匹も来ません。
      まるでカエル同士で連絡し合っているのではないかと思うほどです。

      仮説として、アマガエルは合唱の聞こえる地点まで来て、聞こえなければ異変や危険を感じて来ないのだと推測しました。
      あのプールを利用するアマガエルが一度に集まらないのも、合唱の音で参加を調節しているのではないか。
      と根拠もなく妄想しています。

      現在、プールには少しのアメンボがいるだけです。(鯉はいます。)
      昨年、無数にいたカゲロウも、マツモムシも、ミズカマキリもゲンゴロウ、コオイムシなど一匹もいません。
      以前ご質問いただいたヤゴも一匹もいませんから、鯉が食べたのだと思います。鯉の捕食はすごいと思いました。

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  4. お転婆さま

    ご返信ありがとうございます。

    鯉は雑食と思っていましたが、なかなかの食欲ですね。あまがえるからすると、確かに水棲昆虫は脅威ですが、鯉の方がはるかにリスクが高い存在になるのでしょうね。

    あまがえる同士のコミュニケーションは、私も以前から気になっておりますので、研究のアプローチ方法を探っているところです。

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    1. 竹内様

      私の家でも鯉を飼っていますが、最大級のイモムシでもひと呑みです。一番大きくなったオタマでも吞みこんでしまうと思います。昆虫とは食べる量が比べものにならないと思います。
      アマガエルは、ヤモリや昆虫のいる所には産卵しても、鯉や鮒のいる所には産卵しません。全滅する事が分っているからと思います。

      カエル同士のコミュニケーションは、まだアプローチも分りません。
      当然ですが、多くのカエルが集まる繁殖期のプールはヒントがもらえそうでしたが、観察できなくなり残念です。
      デッキも多くのカエルが来てくれれば、ヒントが見つかるかも知れませんが、初めは多くいても、毎年数匹になってしまいます。多くのカエルに来て欲しくてオタマを飼育していますが、デッキで暮すカエルの数は増えません。
      ある程度の密度が決まっているのでしょうか。

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