2017年1月29日日曜日

居場所は温度で決めない

飼育ケースは暖房のために、炬燵(弱)の横に置いています。
炬燵と飼育ケースの間は厚い布で仕切り、直接温風がケース内に入らないようにしています。
ケース内には温度計を4ヶ設置し調節、一日の最高と最低も分る様にしています。

ケース内の温度は、
6時~23時 22~25℃ (陽が当たると一時27℃)
23時~6時 22~23℃位から徐々に下がり5時は17℃位、温度差もつけるようにしています。

昼間は室内も暖房して20℃位ですが、ケース内の温度は炬燵からの暖かい空気の移動により、差があります。
アマガエルは暖かい場所を選ぶのでしょうか。

アリとナツは昼も夜もほとんどケースの床から三分の二の場所にいます。
アリはケースの中ほどにあるカエルハウスの近くで過ごす事が多いです。↓
ナツは床から三分の二の高さのパイプでほとんど過ごします。 ↓
アリとナツの居場所は、比較的暖かい所にいる事もありますが、一番寒いと思われる場所にもいます。一番暖かい炬燵の側にいたのを見た事はありません。
    ↓ ピンクの部分が暖かいと考えられる所です。
 アリとナツは、暖かい所を選ぶ事はしません。
 ケース内は17℃以上あるので、それ以上暖かい場所に行く必要がないから、とも考えられますが、アマガエルは暖かい場所を選んで行く事はないように思います。

しかし、野生で晩秋に数度以下になると、カエルハウスの中に入っているので、寒風に当たるのは避けるようです。

2017年1月27日金曜日

-10℃の時の土

大寒となり、25日の朝は-10℃となりました。
梅の木の下で冬眠していると思うミカが心配になり見に行きました。

被せてある枯草の下の枯葉は水が付きガチガチに凍っていましたが、その下の土は全く凍っていません。適度に湿っているのに土はフカフカで驚きました。 この下で冬眠しているなら大丈夫と思います。

他の場所の土の凍っている様子を調べました。
1月25日 -10℃を記録した日の9時頃-5℃の時です。

畑で耕してあり空気と水分を含んだ土は、地面から10~13㎝はカチカチに凍っていました。 小松菜の根元は、空気と水分も含まれていましたが、地面から5㎝までしか凍っていませんでした。

通路などで硬く踏みつけられて乾き気味の土は1㎝ほど凍っていました。
1㎝でも乾いた硬い土ではアマガエルは冬眠できません。
アマガエルが冬眠するには、適度の水分と空気が必要です。
木の根元で落ち葉や枯草の下や植物の根元は日が当らず、水分や空気も含まれているのに、
温度差も少なく良い場所と思いました。

以前枯草が積んであるブルーベリーの根元や、小松菜の根元で冬眠しているアマガエルを見ました。

1月9日 雪が降った日、梅の木の下の土の中は3℃でした。
 

2017年1月24日火曜日

湿度(乾燥)とお風呂

飼育温度を上げるために、飼育ケースを炬燵の横に置き17~25℃位にしてから、アリもナツも日中お風呂に入る事が時々見られるようになりました。

室内はストーブの上で湯を沸かし加湿しているのですが、雨の日以外は湿度は40%くらいです。
木の家なので室内はとても乾燥します。
ネットの情報ではアマガエルには湿度75%くらいが良いとありました。

 温度が15~20(22)℃でつい立にいた頃は、昼間にお風呂に入る事はほとんどありませんでしたので、炬燵の横に置いた事でケース内が乾燥しているかも知れないと思い、22日から湿度を上げるために濡れタオルを置き、一日2回霧をかける事しましたが、それでもお風呂に入っています。
 15時 お風呂に入るナツ ↓

カメラを向けると近づいてきました。 ↓

 濡れタオルを交換していると、興味を持ち見に来たアリとナツ ↓ 
 アリとナツはこのケースから出たいようです。↓
 
 濡れタオルと霧を一日2回かけても、やはり昼間お風呂に来ます。 ↓

昼間お風呂に入るのは、乾燥しているからでしょうか。
近くにお風呂があるので気分転換に入っているような気もします。
デッキで過ごすカエルも、壁にいるカエルたちは日中お風呂に入りませんが、カエルハウスにいるカエルたちは日中何回も入ります。 
アマガエルは乾燥に強いけれど、「近くに水場があるなら入りたい。」のではないかと思いました。

2017年1月20日金曜日

ビニールハウスの虫

無加温のビニールハウスで、水菜・キャベツ・レタスや耐寒性の弱いお花を栽培しています。このハウスに数日前から小さなハエのような虫がいるようになりました。
 
 ネットで調べても分りませんが、 刺すような虫でなはないため、カエルたちに与えると、喜んで食べてくれ助かります。
このビニールハウスは-7℃にもなりますが、ここで羽化したのでしょうか。

ハエを与える時は羽を切っていましたが、これは小さくて弱いので羽を切る事はできません。
それで、先日作った虫の箱に蓋を作りました。

まずイエコを二匹入れておくと、カエルは自分から中に入ります。 ↓
 そしたら蓋を被せて、小さなハエのような虫を入れます。 ↓
 
 これなら ハエも羽を切らずに入れる事ができます。
 飛ぶハエを追うので良い運動になりますが、二匹一度に入れると、どちらがどれだけ食べたかが分りません。
虫がいる間は仲良くしていましたが、食べ終わり15分位するとナツがアリを追い回して箱から出そうとしている様子でした。  
最近は喧嘩も見られなくなり嬉しく思っていましたが、餌では無理でした。
この箱で二匹一緒に食べさせる事はしない事にしました。

2017年1月18日水曜日

アリの足は治る

16日、 アリの左後足の指が赤くなっていて、レッドレッグかと心配しました。(昨日のブログ)
今日18日 夜になり虫を食べに出て来たので、見ると ↓

透明なビニールに乗せて下から見ても、赤味は感じません。治ったようです。↓
傷もないので、何かに足を挟んだか、ひねったかしたのでしょうか。 今夜も元気良く跳び跳ねて虫を捕っていますので、大丈夫だと思います。

今回の事で、清潔や危険について見直しできました。だんだんと飼育に慣れて来ると気の緩みも出てしまいます。気を引き締めて飼育しなければと思いました。

2017年1月17日火曜日

レッドレッグを疑う

1/16に、アリの左後足の指が赤くなっているのを発見しました。 ↓ 
前足と比較すると、特に血管が赤く見えます。↓


飼育しているアマガエルの病気にレッドレッグがあります。

 レッドレッグとは  (カエルくんの生活より 抜粋)
細菌でおこる病気で、カエルではもっとも多く見られる病気です。足やお腹の部分が赤くただれてしまい、病気が進むと潰瘍(かいよう)になって血が出てくるようになります。食欲がなくなり、皮膚がめくれてくることもあります。
放っておくと全身に菌が回ってしまい、あっという間に死んでしまいます。原因は、輸送された直後や汚い環境、飼っているケージを変えたなどのストレス、ケガなどになります。清潔な環境で薬を与える必要があります。

夜は、良く食べいつもより動き回りジャンプもして、痛む様子は全くありませんでした。↓

 しかし、とても心配で病院を探してみたり、治療法も調べ、ナツとの隔離も考えました。
(隔離は更にストレスが増すので慎重にします。)
17日 前日に沢山食べたので動かずで、指の様子は良く分りません。
夜になると良くなっていました。
とても嬉しいです。ホッとしました。

今回レッドレッグではなかったようですが、注意する事にしました。
  ① 水ゴケの鉢は中止し、乾燥に強い木にする。 
    飼育ケース内を25℃に上げたので、水ゴケの細菌の繁殖が盛んになる事が考えられ、
    ↓ この鉢は出す。 
    
   お風呂は毎日洗い、パイプや床も2日毎に拭き掃除をしていますので、これはこのままで良    いと思います。時々アルコール消毒(後水拭き)もする事にしました。

 ② ケースごと日光浴をする。  天気の良い日は数時間できます。

 ③ ストレスを避ける。
  昼間解放していたが温度を上げるために12日より、ケースに閉じ込めるようになりました。
  暖かく、私が部屋にいる間はできるだけ解放して、夜は部屋での自由時間を多くするようにしま  す。
 ④怪我をするような鋭い危険な物がないか点検して除く。

2017年1月16日月曜日

温度を上げてから

アリとナツが5日間虫を食べに来なかったので、12日から飼育温度を16℃~25℃に上げました。
そのためかは分りませんが、1~2日毎に食べに来るようになりました。

夜、ケースの出口で待つナツ。 ↓
 
 この虫ケースもしっかり覚えました。 ↓
日中寝ていても以前の悪かった時より良い表情に見えます。 ↓
アリも表情良く、カエルハウスに閉じこもる事はなくなりました。
(まだ、温度を上げたので食欲が出て活動的になったとは、断言できません。)

2017年1月14日土曜日

飼育温度を上げる

 アリとナツは食欲の変動はありましたが、食べる日は良く食べ元気でした。それが突然1/7日から5日間二匹とも食べに来ません。
ナツは定位置のつい立の上であまり動かず、

 元気がありません。 ↓
 
アリは必ずつい立にいましたが、10日から昼も夜もカエルハウスに閉じこもり、昼もお風呂に入る事がありました。野生のデッキのカエルは、寒くなるとカエルハウスにいてお風呂の時間が多くなります。

アマガエルは一週間食べなくても大丈夫と言われていますが、コメントで皆様から温度が下がると食べなくなると教えていただいています。
飼育温度を検討する事にしました。

 私の場合、12月頃より21℃~17℃ 最近たまに朝方の短時間14℃に下がる事もありました。

これは、我が町の5月の気温です。↓

 これは10月の気温です。↓

野生の場合は朝方10℃以下になる事は良くあるし、ある研究室は15℃で飼育しているとの事でしたので15℃~21℃の間なら大丈夫と考えていました。
しかし、これらのグラフを見ると、5月はどんどん暖かくなり、最高気温はかなり上がります。
10月は10日頃から冬眠準備に入ります。
野生の場合は寒い期間は長くは続かないのです。15~21℃は短期間なら良いかも知れませんが、冬の間の長期間は良くないかも知れないと気付きました。

飼育温度のネットの情報では、22~27℃とか、研究室では15℃でも飼育できるなどと書かれてありますが、
冬は日中10時間位は25 ℃ 夜間は18℃以上が望ましく、一日の差を付ける事も大切。
との情報もあります。12/9「ナツ不調」のコメントでAさんより、「一日の差も大切で20℃以上は必要ではないかとぼんやり考える。」とのご意見をいただき、同感しました。

それで、暫らく昼間10時間25℃位とし、朝方も17℃以下にはしない事にしました。
25℃の10時間は飼育ケースに閉じ込める事になりますが、暫らく我慢してもらいます。18時~23時(20~22℃)は解放して自由に運動できるようにします。

25℃にする場合はストーブで室温も22℃位とし、飼育ケースを炬燵(弱)の横に置き、目標温度にします。夜間や外出時などや微調整はエアーシートを被せたりもします。(右) ↓

ケース内には、温度計を3ヶ所、①炬燵の一番温度の高い所 ②カエルのいる近く ③温度が低い所 と設置し頻回にチェックします。  
 
最高と最低も分ります。↓

温度は思ったより上手く管理でき、エアーシートでは2℃は上がります。

12日、温度を上げた日から二匹とも自分から食べに来ています。 ナツは5日ぶりの餌だったので、ちょっと目を離した隙にハエ2匹とイエコ4匹も食べてしまいました。アリもハエ2匹とイエコ1匹食べて良い表情をしています。 温度を上げた事との関係は分りません。

ケースになってからも、二匹は近くで過ごしています。↓


2017年1月11日水曜日

アリの運動

アリは肥満気味です。
 ナツの方が食べる量は多く、運動量は変わらないと思うのですが、肥満ではありません。
アリは太る体質でしょうか。

アリにはできるだけ運動をするように心がけています。
餌を食べてお腹がいっぱいになると、どこでも構わず寝てしまいますので、食事の途中、一匹食べた後に部屋の隅に連れて行き、私の近くに来るようにさせています。 少しの運動ですが、しないより良いでしょう。
    アリ 「ムシ チョウダイ」  ↓
    
 私の体にも乗って来ます。 ↓ ナツがいる方が、相手を意識して良く動きます。 ↓
 
 お正月孫が来ていました。↓ここは危険なので網を張りました。
アリはこの網で時々アスレチックをしていますので、暫らく網は張って置く事にしました。

2017年1月9日月曜日

一回で記憶できた

 昨日のつづき
餌箱を、カエルは登れイエコは登れない素材で新しく作りました。
早速ナツにこの箱で虫を食べさせる事にしましたが、タッパーと違い外から中の虫は見えません。
初回のみ(5日)手に乗せて中に虫がいる事を覚えさせました。

次の日(6日)二回目、ナツはこの箱に虫がいた事を覚えているでしょうか。
箱の中に虫がいれば、匂いと気配で分ってしまう可能性があるので、中に虫は入れずに箱だけ部屋におきました。

夕方居場所のつい立から下りて来て、この箱を見ると迷う事なく、ひとっ跳びで箱の縁に乗りました。↓

中に虫がいなかったので外を向きましたが、虫を入れると直ぐに中に入って食べました。↓
 
たった一回で記憶し次の日も覚えていました。

虫を食べ終わると、外に出ましたが、また何回も箱に戻りまだいないかと探していました。
アリはこの日が初めてです。 アリも一度で覚えられるでしょうか。?
↓このタッパーも餌箱と分っていて、中に虫がいないと縁に登って中を探しますが、虫を見てしまうと気がはやり虫を追ってタッパーの周りをグルグル回ってしまいます。  ↓
暫らくすると中に入って食べれますが、ナツの方が中に入るのが早いです。
アリも登れますが、体が重いためか諦める事が多いです。
そんな時は私をジッと見て助けを求めて来ます。私をジッと見れば虫が食べられると覚えたのでしょう。

2017年1月8日日曜日

初めての物にも警戒しない

アマガエルたちは、餌の虫(羽切りハエ・イモムシ・イエコなど)をタッパー(↓)に入れておくと、中に入って食べていました。
 
 イモムシもハエもこのタッパーの壁は楽々登って逃げてしまいますが、動作はスローなのでアマガエルたちは追いかけて食べる事ができます。
イエコ(市販のヨーロッパイエコオロギ)は登れないだろうと思っていましたが、かなり上まで登る事ができます。 イエコはタッパーの外に逃げると、素早く隠れるので捕まえる事は困難です。外来種ですので絶対に逃がしてはなりません。

それで、イエコが登れなくてカエルが楽に登れる素材で、餌箱を作る事にしました。
まず、つるつるした包装用紙にイエコを入れて見ると、滑って登れない事が分りました。
次は、メタボのアリが登れるか試すと、楽々登る事ができました。
         つるつるの包装用紙に登ったアリ ↓
そして、この包装用紙が気に入り眠ってしまいました。 ↓
初めての物にも全く警戒しない暢気なアリです。
 この包装用紙を内面に貼り、餌の虫箱を作りました。イエコはこれは登れませんので安心です。
タッパーと違い外から虫は見えませんので、初回は手に乗せてここに虫がいる事を覚えさせました。↓

 次の日、ナツはこの箱に虫がいる事を覚えているでしょうか。?

2017年1月6日金曜日

冬眠場所の温度

昨年飼育していたミカは、10月末に梅の木の根元に飼育ケースを移動すると、自分から土に潜りました。 その後飼育ケースは外し、落ち葉やサツマイモの茎を積みました。
ミカは途中で好きな場所に移動した可能性もありますが、ここにいると仮定して保護するようにしています。
 
 昨年12月に、この梅の木から数メートルの畑でサツマイモを掘っていて、冬眠しているアマガエルを2匹掘り起こしてしまいました。 その2匹もこの梅の木の根元に放しました。


この木の根元の土は、湿り具合と温度は時々チェックしています。
土の湿り具合は、晴天が続いても、雨でも一定に良い状態を保ち、土は凍った事はありませんでした。

1月になり更に枯草と人工板を被せました。 ↓
 

 アマガエルが潜っていると思われる土の表面から5㎝位の深さに温度計のセンサーを埋めて、温度を測定しています。 ↓

今朝8時の土の中の温度は2.8℃ 落ち葉の上の気温は-3.4です。14時になり外気温は9.4℃に上がっても土の中は2.9℃とほとんど変わりません。 ↓
今までの最低は外気温-6℃ 土の中1.9℃でしたので、これで大丈夫と思いますが、これからも湿度と温度など注意していきます。