2015年12月11日金曜日

合唱を始めた時の気温

今年アマガエルの初鳴きは、3月29日畑で夫が聞きました。

今年初めて合唱が聞こえたのは、4月5日で田んぼとプールと同時でした。

4月の我が町の気温と、合唱が始まってからプールにいたカエルの数をグラフにしました。↓

 計測は、20時~21時頃行い、この時間は、観察によりもっとも多くのカエルがいると推定しました。 但し、遅くに来るカエルもいるので、この数より多くが来ている可能性があります。
数はまずカウンターで数え、次に一匹づつ写真に撮り判断しました。プールの中で泳いでいるカエルも数え、縁に上がってくるのを待ち撮影、多い日は見落としもあると思いますが、大幅に違っている事はないと思います。

 黄色の折れ線はその日の最高気温、灰色は最低気温です。
緑の●はプールにいたカエルの数です。

分った事
〇アマガエルが本格的に合唱を始めるのは、最高気温約15℃以上 最低気温5℃以上。
  4月初めでもこの位の気温であれば合唱する。
〇一度合唱が始まっても、気温が下がれば一時中止する。


アマガエルが実際に繁殖行動をしている時間の気温です。↓
これは、私がプールでデジタル温度計で実際に計測しました。


分った事
〇9℃以下は一匹もプールに来なかった。

4月桜の花びらの中で鳴くアマガエル ↓
プールの縁や壁に張り付き鳴くアマガエル ↓

2 件のコメント:

  1. お転婆様

    最低気温5℃、最高気温15℃だとまだかなり寒いですね。同じ気温でも夏を通過し気温が下降する時期のカエルの行動と、冬を通過し気温が上昇してくる時期のカエルの行動に違いがあるのが興味深いです。しっかり季節を認識しているのですね。

    それにしても昨日の大雨には参りました。気温に慣らそうとアマガエルのケースを外に出していたら水苔の中でアマガエルが水没していました。
    幸い大事に至らなかったものの、オスはケースの壁に逃れていたものの、メス二匹は水苔の中に沈んだままでした。
    呼吸は大丈夫だったんでしょうか。冬眠状態で代謝が落ちていてそんなに酸素は必要なかったんでしょうか。
    (ヒキガエルが産卵の時期前に水中に潜んでいるのは見た事がありますが)

    野生のアマガエルも冬眠場所が水没したり雪に埋まることがあるかもしれませんから防御機能を持っているのでしょうか。

    いずれにせよ可哀相な事をしました。

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    1. スクワイヤー様

      最低5℃最高15℃で合唱が始まるには驚きました。晩秋のこの位の気温では冬眠したカエルもいるはずです。私もこの春と晩秋の気温による行動の違いは意外でした。
      スクワイヤーさんのカエルさんは、12℃ー20℃で潜ったのですから、気温だけでなく12月を感じたのでしょうね。
      カッコは、秋は灰茶色でしたが今は緑色になりました。外にいた時より暖かくなったので春と感じているのでしょう。春を感じてから冬眠できるのか心配になりました。自然に逆らいやってはいけない事をしてしまった気がします。

      アマガエルの水没は、大事に至らなくて良かったですね。
      冬眠中でも酸素は少しは必要と思いますが、ほんの少しでいいのですね。
      私もヒキガエルが水の中に完全に入っていて動かないのを見た事があります。肺のないカエルもいるようですから、皮膚から水中の酸素を取り込めるのでしょうか。?

      コメントありがとうございました。
      これからまとめをしますが、ご意見ご感想がありましたら、また教えていただければとても参考になり嬉しいです。宜しくお願いします。

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