2015年1月20日火曜日

1歳は恋より命?

繁殖地の1歳の雄ガエルが少ない理由

前回のブログで、「プールにいた1歳の雄ガエルが少ない。」と書きました。
生存率から考えると、多いはずです。

少ないと感じた理由を考えました。
 ① 私の推測する1歳の体長(25~30mm)が間違っていて、実際はそれより大きい。
 ② 1歳のカエルは、繁殖地に行かないものもいる。
 ③ 1歳のカエルは、繁殖地の近くまで行くが、水辺まで行かない場合がある。
   水辺まで行っても鳴かず、逃げたり、ジッとしていないので、視野に入らなかった。

① 1歳の体長について、もう一度検討しました。
 ある調査によると、
  ○繁殖地で見つけた全アマガエルのサイズ平均は、 31mm 
  ○10月~翌年の5月の冬眠明けまでは、成長しない。
   田んぼで、10月に見た最大は28mmだった。
 私の観察によると
  昨年一番早く生まれて大きかったクロも、冬眠前30mm、他のカエルの記録からも、
 サイズは、大きな間違いはないと考えた。

② 1歳のカエルは繁殖地に行くか。
  昨年春、庭と畑で見たアマガエルは、4月10日~5月20日までで、その後一ヶ月間は、一匹も見  ていない。毎年、5月初めから6月初めは見ないので、ほとんどのカエルが繁殖地に行くと考えら  れる。 
  2014年 4月~5月畑と庭で見たカエル ↓
 
 今年5月20日に25mm位のカエルを一回だけ見たが、その後は見なかった。 ↓
  5月13日に見たカエルは、2歳位で、繁殖から帰って来て立ち寄った様子であった。
 ほとんどのアマガエルは繁殖地に行く、ただし幼いカエルは遅れる事もある。

③ 繁殖地まで行っても、多くが水辺まで行き鳴くか。
  大きくて、一生懸命ないているカエルは、近くに行き側にメジャーを置いて接写しても
  平気であり、撮影しカウントできた。
  小さい才カエルは、鳴かないで、見物している様子である。また近づくと、水の中に跳びこんでし  まうので測定できなかったカエルがいた。
    1歳カエルは鳴かず、ウロウロしている。逃げる。↓
    追ってやっと撮影した。
   プールの縁にいないで、遠くにいる。 
 大きなアマガエルでも、毎日プールの縁に来て鳴くのではなく、休む日もある事が解った。
   (後日報告)

以上から 1歳のアマガエルが少なかった理由は、
 1歳のカエルは、繁殖地には行くが、水辺に通う日も少なく、ジッとしていないので視野に入 らず、少なく感じた。
と考えました。
 水辺で懸命に鳴くことは、危険が多いので、避けるのではないか、と考えました。

 2014年の観察からは、 一歳は、恋より命優先 仮説を立てました。   

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。