2011年12月29日木曜日

8外出時間

まとめ
8 外出時間 (夜の行動開始時間) 
 アマガエルは夜行性で、昼はジッと動かず、夜は畑などで、食事をします。
それで、①何時出かけるのか。 ②その時間の幅はあるのか。③体内時間は何で決めているのか。④出発時間がずれる時 調べました。( 6月11日~10月まで、観察できる日は全て調べました。)

①何時出かけるのか。
夕、暗くなり始め、人間は見え難くなる頃です。 人間より、夜行性でない外敵が視力が落ち、活動できなくなる時間に動き始める事が分りました。それは、丁度明るさ感知して点くソーラーライトが点灯する明るさ、時間でした。ですから
、月(夏秋) により、時間は違って来ました。

 6月~7月    19時12~20分頃にライトが点きます。 ↓
        多くの場合、ライトが点く頃に動き出します。
 ↓ これは、ライトが点く少し前の明るさ。 少しづつ動きだします。 

↓同じ日の ↑上の画像の10分後です。 夕は10分でかなり暗くなります。
 少し早く出発しても、デッキから外に出る頃は暗くなってしまいます。
②その時間の幅はあるのか。
 出発の時間は、
カエルにより、多少違います。やや早く出るカエルと、遅く出るカエル、また時間がほぼ正確なカエルと幅があるカエルといました。
 ケロジは、早くて、ほぼ正確。体調の良い時は、ずれても20分位でした。
 ケロイチは、のんびりタイプで遅く出かけ、日により差がありました。
 ケロロはとても正確、ほぼ同じ時間に出かけました。
 全体としては、おどろく程正確にライトが点く頃に出発します。

↓ 下の図は、ケロイチとケロジが出発した時間です。 
 ケロイチは青 ケロジは赤 の時間に出発しました。

③体内時間は何で決めているのか。

10月になり日が短くなると、出発の時間も早くなりました。
やはりソーラーライトが点く時間でした。
       ↓  10月 17時16分にライトが点きました。
↓ この位明るさで出発しました。

体内時間は明るさです。
では、暗い居場所にいた時は、早く出発したでしょうか。?
ケロジは暗い物置に良くいました。でも出発はライトが点く時間でした。居場所からは外の明るさが見える所でしたから、外を見て決めていたと思います。

④出発がずれる時 (私の推測です)
 出発はまれですが、21時 2時の時もありました。
 出発時間はかなり正確でしたが、早まる時と遅れる時もありました。その理由を推測します。

早まる時 ① 居場所が不都合な時
   居場所が臨時の場合は早く出発していました。 早すぎるとデッキで待って畑に出てました。

遅くなる時①調子が悪いとき
   具合が悪そうな時は、出かけませんでした。
      ② お腹がいっぱいの時
   私が、昼におやつ(虫)あげたら遅くに出ました。 お腹がパンパンの時も遅い時がありました。

 その他に小さいカエルの方が早くから動き出すように思えました。

2011年12月23日金曜日

7身長・体重

ニホンアマガエルの身長は、図鑑によると、大人は3~4㎝ メスの方が大きい とありました。
捕まえて測る事は、しない方針ですので、いた場所の模様から推定しました。

図から計算すると、ケロジは、約3.5㎝だと思います。

前回、「アマガエルは垂直面に張り付いていられる。」と書きました。3mの高さから、硬い板に飛び降りる事も出来、ジャンプ力もあり、大変身軽です。 なぜその様な事ができるのでしょうか。

ケロジの体重は、6g でした。(ダンボールは引いてある) ↓

一円が1gです。 一円6枚の容積と比べると、ケロジの体積の方が多いです。とても軽いです。
ですから、張り付いたり、飛び降りたり、ジャンプも可能なのです。

なぜ、こんなに軽いのでしょうか。

ここからは、私の推測です。
筋肉は少ないのかも知れません。筋肉も瞬発力のある筋肉が多く、持続する筋肉は少ないのかもしれません。カエルは、動いては、止まります。動くと危険だからもありますが、持続力はないように思います。
他にも、消化の問題とか、体の水分が少ないとか、秘密がありそうです。

2011年12月18日日曜日

6ー吸盤と張り付き

ニホンアマガエルは、手足の指に吸盤があり、それで垂直の所も登ったり、停止したりします。
停止している時は、指だけでなく、お腹・腿・手足の膚もぴったりつけています。↓
 ガラスは長い事いられますが、木などは、疲れる様子で、途中移動していました。 張り付いている物の素材により、張り付く力が変わるのだと思います。
「ネットのある情報によると、吸盤で張り付くと言うより、皮膚から出る粘液で張り付く。」との記事もありました。
下の画像は、ガラスに張り付いて、近寄る虫を食べているところです。 白く汚れているのは、ケロジがいた跡です。 前日撮影のためにガラスをキレイに拭いておきました。一回いただけでこんなに粘液が出ています。確かに、粘液も張り付きに役にたっていると思います。
この姿勢で少し動きながら、最高5時間いました。

2011年12月14日水曜日

5-歩行

5-歩行
アマガエルの歩行(動き方)は、跳ねる・歩く・飛び降りる・後ずさり間欠歩行 

跳ねる カエルのイメージどおり、
ピョンピョンと跳ねて前進します。 追われる時ほどジャンプは高く長くなります。平らな所や、物から物に飛び移る時も跳ねます。 後ろ足を同時に蹴って飛びます。

歩く 平らな所・特に垂直な面は歩く事が多いです。 右手→左足→左手→右足→右手のように前に出します。 ↓ ザラザラした垂直の木を下りるのは、カエルも苦手のようで、手足は大きく広げて慎重に降ります。一度落ちたのを見ました。

飛び降りる  
高い所で行き詰まりになったり、危険を感じて逃げる時に飛び降ります。 飛び降りる高さは3m位は平気です。 でも、歩いたり、跳ねる方が多く見られます。危険な時は、下の様子を確認しないほど早くとびおりますが、危険でない時は、下をジッとみてから飛び降ります。

後ずさり
平地で普通の時は見た事はありませんでしたが、ガラスに垂直に張り付いている時に少しだけしました。
1~2歩の後ずさりは良くしていました。

間欠歩行 (途中で止まってはまた進む)
カエルは、危険で逃げる時は、余り休まず進みますが、それ以外は30㎝~200㎝位で止まって、また動き出すを繰り返します。止まっている時間は、短い5~30秒位~30分とかなり幅があります。
理由は、① 動くと外敵に見つかり易い、安全を確認して動く ② 何処に、どの様に行くか、考える
           ↓ 何処に行こうか ? と前方をジッと見るケロジ
 ↓ 下の画像は、ケロジが夕方出かける様子です。 番号で1~5分止まって、進みました。
 直線はピョンと跳ねて、 波線は歩いて進みました。

2011年12月13日火曜日

4ー排泄

4ー排泄   
4―①尿
  私が観察したなかで、名をつけたカエルが尿をするのを見た事はありませんでした。
  小さいチビカエルは、たまにするのを見ました。
  それは、私が撮影しようと、デジカメを持って近づいた時に、オシッコをして逃げて行きました。
  本によると、「驚いた時に尿をする。」とありましたから、そうだと思います。
  「尿は毒がある。」と聞いた事もありますが、ないようです。ただ皮膚には毒がありますから、
  触ったら手を洗った方がいいと思います。
  カエルは、驚かなければ尿はしないのでしょうか。? 分りません。
 
4‐②糞  

    糞の形と内容物  糞をする時間とする時  糞をする場所 

糞の形と内容物 
形は、大人のケロジ位だと、長さ1~ 1.5㎝ 径2~3㎜~ 5~6㎜位の紡錘形
小さいカエルは、それなりに小さい。よく食べた時は大きい。
色は、黒~こげ茶色
内容物には、昆虫の殻や昆虫の羽根がしっかりと形をとどめて見られる場合がある。
直ぐに乾燥してしまう。

糞をする時間とする時
  ケロジを観察していて、ほとんどは、夕方のお出かけ時(19時~ 19時30)である。
  糞をしてから、「行ってきまーす。」と出かけます。良く見ました。↓
 糞をする時の姿勢
    糞をする時はこんなスタイルで、ジッとしています。 ↓

カエルは、動く時は少し進んで、少し止まって、を繰り返し進みますが、お出かけする時に、長い事止まってジッとしている時は、糞をする時が多いです。夜はカエルにとって、人間で言えば、朝の出勤前です。ジッとしてちょっと時間がかかるのも人間と同じですね。
ただ違うのは、私が見ていても平気な点です。 あっ! 見ているなんていけませんね。

ほとんど夕ですが、昼間にする事も2回ありました。 一回は沢山食べた時でした。
              昼間に居場所でしてしまった。 ↓ 

糞をする場所 
 する場所はケロジは、居場所から1~3m離れた所が多かった。 お出かけする時に、居場所を出発して、少しして、糞をしてから、出かけるパターンが多かった。
 他のカエルは、実際にしているところを見なかったので分りませんが、居場所には糞が見られません。
 ケロイチの居場所で糞を見たのは、一回のみ。 ケロイチでなく、チビケロがしたかもしれません。
 でも、次の日はありませんでした。
                ↓ ケロイチの居場所 糞はありません。

       ↓ ケロジも何日もここに居たのに糞はひとつあっただけです。 

     ↓ ケロロもほとんどここに居たのに、全くありません。
     しかし、ケロロの居場所の真下、2mの所に糞が沢山落ちていました。
 考えられる事
   一 居場所で糞をして、自然に落ちた。
   二 居場所で糞をして、自分の意思で下に落とした。
   三 トイレを決めて、そこでした。

居場所に糞がない事 について考えました。
カエルも糞といるのは、イヤなので、居場所で原則しないのでしょうか。
動物の糞には、蝶や蠅が集まります。カエルの糞に虫が止まっているのを見た事はありませんでしたが、集まってくれば、食べられて良い気がしますが。 小鳥は、糞を巣から遠くに運びます。それは、蛇に知られないためだそうですが、カエルもそんな智恵があるのでしょうか。
分らないです。

2011年12月12日月曜日

3-食事

3-カエルの食事

 食事の時間 食べる物 食べ方 食べる量 水は飲むか? について書きます

 食事の時間
 カエルは夜行性動物なので、ほとんどは夜に畑や家の近くで、食べます。
 しかし、昼間でも、目の前に餌さがくれば食べますが、まれです。 
 
 
 食べる物
 日本アマガエルは、生きた昆虫・虫・蛾などで、口に入る大きさの物を丸のみします。 食べて見て、硬い昆虫や美味しくない物を食べた場合は出してしまいます。 テントウムシダマシやオンブバッタをあげたら、一度口に入れましたが、出してしまいました。
蜂は食べないと言う記事を読んだ事がありますが、食べる前に蜂が分るのか疑問です。食べて口の中を刺さされたら大変ですね。
         オンブバッタを食べたら、この後出しました。 ↓

 死んでいたり、動かない物は食べません。 死んでいても動かせば食べます。
   ↓ 虫は生きていますが、動かないので食べません。興味も示しません。
「動く物は本能的に食べる」と、本には書いてありますが、食べたくない時や、動きが不自然だと、食べない時が多くあります。 人工で動かす物と虫の自然な動きは分るように思いました。自然に動く虫を見た時の反応が違いました。 特にケロジは、良く解っていました。
   ↓ 刺身を動かしながらやると、食べるカエルもいますが、食べないカエルの方が多いです。 

食べ方
 飛びついて、舌でパクリと口に入れて、大きいと手で押し込むような動作をします。
 右手で押し込むような動作のケロジ。↓   ケロジは右利きのようでした。 

 窓に張り付いている時は、ジッと動かずに待ち伏せていて、近くに来るのを食べていました。平な所は、すばやく飛びついていました。 

食べる量
 カエルの飼い方で、「一週間に蠅なら数匹」とありましたが、自然の場合はかなり食べています。
 夜、窓に来た虫を食べている場合、小さい虫も入れれば、1時間に10匹以上食べたのを確認しています。
 お腹もペチャンコが2時間位でパンパンになります。かなりの量を食べていると思います。
 ↓ 日は前後しますが、いつも食事前は、右のお腹、 食事後は左のようになります。

 毎日食べなくても平気のようです。 3日間食べなかったのを確認しています。

特に、秋が良く食べていました。

 水は飲むのか。?
私は、水もあげましたが、飲んでいる所は見ていません。本によると、お腹をつけて皮膚から吸収すると書いてありました。

 蠅を食べるケロイチです。

2011年12月10日土曜日

2―②睡眠について

まとめ
2―②睡眠について    
カエルの睡眠について調べましたが、文献が見つからず分りませんでした。
約5ヶ月間観察して思った事を書きます。
 睡眠時の姿勢・状態 時間帯 睡眠の長さ(時間) 睡眠の深さ 熟睡時の傾向

 睡眠はかなりの個体差がある。 生まれたての小さいカエルは良く分かりません。

 睡眠時の姿勢・状態
 眠っている時は、頭を下げて、顎は床などに着く姿勢、目の瞳は細く小さく、トローンとした表情。
近づいて、音などだしても反応しない。 (下記の画像参照
)

ある図鑑に、「陽に当たると瞳は小さくなる。」とありました。確かに明るい所は瞳はやや小さく、暗い所ほど大きくなり、夜間はまん丸になっています。しかし陽が当たっても覚醒している時は、目に輝きがあり分ります。     覚醒している時の目と表情 ↓
睡眠の時間帯
    個体差はあるが、午後に良く眠る。 多くのカエルは15時過ぎ

    ケロジの場合は、12時頃からウトウトし、15~18時に熟睡が多かった
睡眠の長さ(時間)
  0~6時間 途中覚醒はする。 日により違い、まったく眠らない様子の日と、6~7時間眠る日が ある。眠る日と眠らない日の周期はない。
睡眠の深さ
  浅眠状態で、近づくだけで起きる場合と、大声を出したり、居る場所を強く揺らさないと起きないほど、深く眠る場合がある。
        大声でも起きず、乗っている歯車を揺すったら起きた。 ↓
        熟睡時の傾向 (ケロジのみ)
 観察している中で、ケロジのみ熟睡する時にある傾向が見られた。
 熟睡する時は、一日だけの臨時の居場所で、そこは不安定な場所がほとんどであった。
 毎日いる、お気に入りで安全な物置では、熟睡している様子はほとんどなく覚醒していた。
 この事は、逆で大変不思議である。 なぜ危険な場所で熟睡するのか。?
 考え難いが、精神的に疲れて眠るとしか考えられない。もうひとつは、私が近くをウロウロする場所である。物置は私は行かない。人間が近くにいる事で安心したのだろうか。? 来年の課題にしたい。
(ケロジは初めから私を恐れず、馴れると更に平気になった。それも不思議である。)
     不安定な危険な場所で熟睡するケロジ ↓
 
  臨時の居場所で不安なはず、でもかなり刺激しても起きなかった。 ↓
    安定しているのに、15時になっても眠らないケロジ ↓
カエルがこんなに熟睡する事は知らず、驚きました。 
あまりにも無防備ですが・・・・。それで沢山生まれるように自然は作ったのでしょうか。

2011年12月9日金曜日

2ー①昼間の過し方

2―①昼間の過し方
ニホンアマガエルは夜行性です。昼間はどの様に過すのでしょうか。

夏は、朝4:00~4:30頃、人間の目ではまだはっきりと見えない時間に、居場所に帰ってきます。
カエル達が居場所に戻ると、明るさを感知して点くライトが消えます。
              ↓ 4:12 急いで居場所に戻るケロジ

   ↓ 8:30 頃はまだ活気があります。頭を上げて、目は輝いています。

昼間は、大人のカエルは不都合がない限り、ほとんど動きません。じっとしています。
移動する場合は、1―②居場所の移動を見て下さい。
 11時頃になると、ゆったりとリラックスする表情が出てきます。 ↓
 ↓ 12時 「少し疲れた」 体もリラックス。

  午後になると 「眠い」 「グーグー」  ↓ 寝るのが得意なケロヨン 
 ケロジは、熟睡は、15時~18時が多く ケロヨンは午前中から熟睡していました。
 眠りは個体差があり、日によりかなり違います。
 
 夏は、18:30頃になると、夜出かけるための準備態勢になります。 
 お出かけが待ち遠しい様子です。 ↓
そして、人間の目が見えなくなる頃に、ご飯を食べに出かけます。
             ↓ お出かけするケロイチ

これが、普通の一日です。
昼は、動かないのは同じですが、睡眠はその日により違ったり、かなり個体差があります。
 全く眠らない日もありました。

次回は、睡眠についてです。

2011年12月7日水曜日

タイヤで冬眠

臨時 
今日、自動車のタイヤ交換のため、保管してあったタイヤを出すと、その中に小さいカエルがいました。
初めは、意識も低下している様子で、冬眠状態でした。
花壇に移すと、ちょっとボーとしていましたが、すぐに何処かに行ってしまいました。
土に入るところが見られずとても残念でした。

土の中に入ってないカエルもいる事がわかりました。
このようなカエルは、より寒くなったら、土に入るのでしょうか。?

2011年12月6日火曜日

帰巣本能

帰巣本能 
カエルとは、帰る(かえる)からきている。 と言う。
ニホンアマガエルは、繁殖期になると生まれた田んぼに集まる(帰る)そうです。
では、昼間の居場所にも帰える事ができるのでしょうか。

9月5日の事です。
チビカエルのケロクが、ケロジの居場所に行くようになったため、家の下の畑に放しました。
   放した時のケロク ↓
その畑から家までは、30m以上あり、途中ネットやハウス、石垣も2箇所あり、小さいカエルにとっては、
帰るのは困難と思いましたが、
次の日には帰って来ました。 背中の模様でケロクに間違いありません。

9月16日 その後もケロクは、しつこくケロジを追いまわすので、さらに遠くの荒地に放しました。
そこは、100mは離れていて、木もある荒地で、石垣もあり、帰れないと思いました。
しかし、次の日は帰って来ました。

9月17日 私は、留守にするため、どうしてもケロクに帰って来て欲しくありませんでした。
さらに遠く、田んぼや道路を越えて300m以上離れた場所に放しました。
その後は、留守にしてしまったのではっきりわかりませんが、姿は見ませんでした。

カエルは障害物があっても、100m位は帰ってくる事が分りました。
 地図もなく、磁石もなく、記憶もない場所をどうして帰れるのでしょうか。
 凄いですね。 不思議です。

2011年12月4日日曜日

居場所を日により替える理由

まとめ 
前回、居場所を日により替える理由を推測しました。
その根拠となったカエルの行動をお話しします。
カエルの居場所は、何日もいるお気に入りの場所1~2日の臨時の場所とあります

カエルが居場所を換えるのは、大きく分けて、
A 居場所が不都合になり、意思で替えた。
B 戻れず仕方なく替えた。 
   この時は、一日だけが多いが、お気に入りの場所になる事もあると思う。

Aー① 陽が当たり暑くなったため、替えた。

ケロジは6/11から 私の作ったハウスかその下にほとんど居ましたが、6月25日陽が当たり、とても暑くて、ハウスから出ていました。その後他の場所に移動して、二度とここに来る事はありませんでした。↓Aー②居場所に他のカエル(チビ)が来て煩わしくなって、替えた。
   ケロイチはずーとここに居ましたが、チビが来ました。
   この日は、少し移動していましたが、次の日から来なくなり、 屋根の上に引っ越してました。
   その後、チビが居ないと戻っていました。↓
Bー③朝帰るのが遅くなったため。
  
 いつもは4時~4:30までに帰っていますが、この日は5時と遅くなってしまいました。↓
    明るくなり、危険と感じてとりあえず近場にしましたが、 
  
      しかし、カエルも垂直に張り付いているのは、疲れるようです。↓
      陽も当たってきたので、移動しました。
Bー④ 居場所に戻るルートが分らなくなり、とりあえず近場にした。
    ↓ この頃は、画像上の物置にいましたが、その下に迷い込み戻れなくなったようです。
     この日はここで我慢しました。

 Bー⑤寒くて動けなくなったので戻れなかった。
 この日の朝は4~5℃でとても寒かった。朝は元気がいいのに、目も虚ろで動きも悪かった。
 居場所の真下ですから、分らなくなったという事はないはずです。

 アマガエルが昼間を過す場所は、安全(外敵から守る)で快適(温度・姿勢・一匹)が条件です。
 そこを見つけて、そこへ戻る事は命にも関係する大切な事なのでしょう。

 カエルは帰巣本能と言って、住んでいた所・繁殖期は生まれた所に戻る本能があるようです。
 
 次は、小さいカエルが戻って来たお話です。 カエルは帰る

2011年12月3日土曜日

1―⑤居場所の日替わり

まとめ  

1-⑤居場所の日替わり 
昼の居場所は日によって替える時があります。 
どの位の範囲内をどの位替えているのでしょうか。どうして替えるのかも推測して見ました。

ケロジの場合  黄色の点がいた場所です。
この範囲以内で見つけました。 見つからない日もありましたので、他の場所にいた可能性もありますが、多分この範囲の中にいたと思います。
日で見てみますと、以下のようになります。ケロジ(6月11日~11月1日)
大まかに見ると、6月はデッキの板(私の作った家) 7月は壁 8月始めは左物置 8月中~10月は右物置にいました。↓

細かく、日で見ると ↓
単発的に一日だけの所もありました。 同じ場所に最高10日連続でいる事もありました。 ↓

ケロイチとケロロの場合
 ケロイチ(5月30日~11月5日)   ケロロ(8月30日~11月4日)
ケロイチは、私が確認しただけで、60日以上は屋根下の同じ場所にいました。
ケロロは、一箇所しか確認できず、数日いなかったのみで、ほとんど同じ場所にいました。
ケロロは今年生まれたカエルです。小さいカエルほど居場所は替えます。
ケロロのように小さいカエルで居場所を決めていたのは、凄いと思います。
まとめ

昼の居場所は、カエルにより差があるが、だいたい決まった範囲で過す。
場所を替える日数は決まっていない。
(ネットの情報で「3~4日おきに替える」とあったが私の観察では、その様な事はない。)

その他解った事、思った事
 ○小さいカエルほど、居場所は決まっていない。 よく場所を替える。
    推測 
記憶力や思考力の問題かも知れない。
 ○場所を替える理由 
    推測 帰宅時間が遅れて、明るくなり、動くのは危険と思い近い場所に替えた。
        帰るルートが解らなくなり、近場に決めた。 
        他のカエルが来たり、暑かったり、居心地が悪く、新しい場所にした。
        朝寒くなり動けず、居場所まで行けなかった。
     などで日により場所を替えている。

     それで、新しい場所が良かった場合は、次からそこにしたり、移動中に以前居た場所に
     行き、思い出して、そこにする。
     カエルは移動中に前方をジッと見てから動きます。
     居場所の建物などの記憶はあるが、正確ではない。 と 私は推測しました。
   
 次回は推測の根拠を説明します。