5月27日、廃校のプール(10×15m)に体長2㎝くらいのオタマジャクシがいました。1㎝くらいのも、僅かにいましたが、同じに日に産卵されたかは、成長にはかなり差が出ますので、分かりませんでした。
壁に張り付いていたので数えると、10mに約80匹いて、同じように散らばっていたので、大よそ400匹、見えなかったのも100匹くらいはいたと思えるので、大よそ500匹くらいでしょうか。↓
(図鑑によると、アマガエルは、250~800ヶ産卵するそうです。)
しばらくして数は減ったと思いましたが、水質が悪くなり数える事はできませんでした。
6月21日 10匹がプールの縁に上陸を始め、7月11日に上陸終了。これ以後は、オタマジャクシを見る事もなく、プールでカエルは育ちませんでした。
上陸した数を数えましたので、グラフにしました。
グラフ上 プールで上陸したカエルの日と数 (縁に1~3日は留まるので数は重複している)
グラフ下 家で生まれたオタマジャクシに前足が出た日と数 (全116匹 数は重複していない)
※ グラフ下 29、30日が多いのは、救出し遅れたオタマジャクシを入れたためである。
飼育のグラフ(下)から分かった事
同じ日に産卵されたオタマジャクシが変態するには、
約20日間の幅があり、中の日が多く△形になる
( 但し、成長は水温の影響が大きいので、田んぼや温暖な地方は異なる )
この事から推測すると、プールで上陸したカエルもほぼ20日間で、△形である事から、
同じ日かそれに近い日に産卵されたものだけが育った事になる。
産卵は、5月連休後から、中頃と考えられる。
その後の5月27日~8月6日までに、6カップルのアマガエルを見ていて、ハッポースチロールの箱に、日を換えて数回産卵されていた。そのオタマジャクシは救出した以外は、育たなかった。
プールには産卵可能なアマガエルがいたのに、プール内では育たなかった。
考えられる理由は
○プールには産卵しなかった。
プールの広さとオタマジャクシの数が限界だったので避けた。
プール内に捕食する生物がいて、避けた。
この場合、オスが合唱してメスを呼んでいたのは、少し疑問である。
危険などは、メスだけが判断するのか。?
※今年春、オタマジャクシが沢山いた田んぼだけ、合唱がなかった事を経験した。
○産卵されたが、何者かに捕食され育たなかった。
文献では、アマガエルの共食いはない。とされている。ただし死体はする。
プール内は、沢山の水棲昆虫がいて、日とともに成長して行った。
ごく限られた時期しか育たなかったのは、今年だけかもしれないので、まだ観察を続けなけれ ばならない。水棲昆虫も、それも調べる必要がある。
ツチガエルもいた。ヘビやイタチは見なかった。 ↓
追記 (2015 1/5)
プールで育たなかったり、ハッポースチロールに産卵した理由について。
laさんよりコメントをいただきました。(詳しくはコメント参照)
「天敵の問題は大きいが、他には、プールは水深が深いのと、水温が低い。」
アマガエルは浅い所に産卵する。水温が低いと、変態するまでに日数がかかり、それだけ
天敵のリスクが高くなる。
ご意見ありがとうございました。
壁に張り付いていたので数えると、10mに約80匹いて、同じように散らばっていたので、大よそ400匹、見えなかったのも100匹くらいはいたと思えるので、大よそ500匹くらいでしょうか。↓
(図鑑によると、アマガエルは、250~800ヶ産卵するそうです。)
しばらくして数は減ったと思いましたが、水質が悪くなり数える事はできませんでした。
6月21日 10匹がプールの縁に上陸を始め、7月11日に上陸終了。これ以後は、オタマジャクシを見る事もなく、プールでカエルは育ちませんでした。
上陸した数を数えましたので、グラフにしました。
グラフ上 プールで上陸したカエルの日と数 (縁に1~3日は留まるので数は重複している)
グラフ下 家で生まれたオタマジャクシに前足が出た日と数 (全116匹 数は重複していない)
※ グラフ下 29、30日が多いのは、救出し遅れたオタマジャクシを入れたためである。
飼育のグラフ(下)から分かった事
同じ日に産卵されたオタマジャクシが変態するには、
約20日間の幅があり、中の日が多く△形になる
( 但し、成長は水温の影響が大きいので、田んぼや温暖な地方は異なる )
この事から推測すると、プールで上陸したカエルもほぼ20日間で、△形である事から、
同じ日かそれに近い日に産卵されたものだけが育った事になる。
産卵は、5月連休後から、中頃と考えられる。
その後の5月27日~8月6日までに、6カップルのアマガエルを見ていて、ハッポースチロールの箱に、日を換えて数回産卵されていた。そのオタマジャクシは救出した以外は、育たなかった。
プールには産卵可能なアマガエルがいたのに、プール内では育たなかった。
考えられる理由は
○プールには産卵しなかった。
プールの広さとオタマジャクシの数が限界だったので避けた。
プール内に捕食する生物がいて、避けた。
この場合、オスが合唱してメスを呼んでいたのは、少し疑問である。
危険などは、メスだけが判断するのか。?
※今年春、オタマジャクシが沢山いた田んぼだけ、合唱がなかった事を経験した。
○産卵されたが、何者かに捕食され育たなかった。
文献では、アマガエルの共食いはない。とされている。ただし死体はする。
プール内は、沢山の水棲昆虫がいて、日とともに成長して行った。
ごく限られた時期しか育たなかったのは、今年だけかもしれないので、まだ観察を続けなけれ ばならない。水棲昆虫も、それも調べる必要がある。
ツチガエルもいた。ヘビやイタチは見なかった。 ↓
追記 (2015 1/5)
プールで育たなかったり、ハッポースチロールに産卵した理由について。
laさんよりコメントをいただきました。(詳しくはコメント参照)
「天敵の問題は大きいが、他には、プールは水深が深いのと、水温が低い。」
アマガエルは浅い所に産卵する。水温が低いと、変態するまでに日数がかかり、それだけ
天敵のリスクが高くなる。
ご意見ありがとうございました。