山の麓の家で暮すアマガエルの観察日記
今日、デッキ下の花壇の草取りをしていると、冬眠中のアマガエルを掘り起こしてしまいました。
黄色の↓にいました。
冬眠明けで庭と畑で見たアマガエルは、順番に番号で呼んでいます。
1号です。
カメラで近づくと少し動き、私の存在は分っている様でしたが、その後は動きません。
30分ほどして見ると、お尻から土の中に潜ろうとしている様子でした。↓
今は、花壇ではチューリップが咲いています。
お転婆さまお疲れさまでございます。今回、ひとつ発見があったと思います。あまがえるの土のもぐり方が分かりました。私は、どうやって土にもぐるのか興味がありました。ちなみに、この仔は何センチくらいもぐったのでしょうか?また、冬眠の場合、一般的に何センチくらいもぐっていますか?次々に質問してしまって、すみません・・・
竹内様アマガエルが土に潜る時は、まずお尻を左右に振るようにして潜り始めるのを何回も見ましたが、完全に潜るまで見た事はありません。頭を少し出した状態までしか見届けていません。頭まですっぽり入った後、どのようにして更に潜って行くかは分りません。話はまた少し外れますが、板と板の隙間に入る時は、お尻からバックで入る時と頭から入って中でクルリと向きを換える事があります。今回の1号は、その後体半分位しか潜りませんでした。その後見に行きましたがいませんでした。1号はどの位深く潜っていたかは分りませんが、約10㎝位しか掘っていませんので、それより浅いと思います。一般的に何㎝位潜っているのかは、分りません。私が掘り起こしてしまったアマガエルは複数匹いますが、皆、数㎝より浅い所にいたように思います。ただし掘り起こしてしまった時期は全て4月の暖かくなってからですので、真冬はより深く潜っている可能性は否定できません。いつも質問を頂いても分らない事ばかりです。
お転婆さまご説明ありがとうございました。とても参考になりました。呼吸ができて、水分も補給できるくらいの深さが適当と思いますので、私は4~5センチくらいの深さで冬眠しているのかなと想像していました。ところで、冬の間、土の中の温度は、気温と比べて、何度か暖かいのでしょうか?もしご存知でしたら教えてください。
竹内様私も、今まで掘り起こしてしまった経験から、約数㎝位で冬眠しているのではないかと思っています。地中の温度ですが、その場所や条件により違います。建物や石垣の側、土の上に枯葉や藁がある場合、植物(木・草)の根の側、などは何もない場所より暖かいです。アマガエルは、「枯葉や敷き藁などがある下で冬眠している。」と論文にあったのを記憶しています。私が掘り起こしてしまった場所も花壇の植物の根の側やブルーベリーの敷き藁の下でした。畑で耕してあり(土はフカフカで空気を含む)上に何もない所は、地下10㎝位凍ります。しかし、小松菜など植えてある所は3㎝ほどしか凍らず、厚い敷き藁の下はほとんど凍っていません。以前、地中の温度を測定した事があります。2018年4月13日 「冬眠中の地中の温度」に書きました。土の上にもみ殻や枯葉を厚く敷いた場合の4~5㎝下ですが、外気温は-10℃の日でも、最低0℃で凍る事なく、ほとんどの日(-数度)でも2~5℃に安定していました。外気温が10℃位に上がっても5℃位に保たれていました。
お転婆さまご説明ありがとうございました。お転婆さんのご経験では、何も植わっていないところより、やはり植物の根っこの近くから掘り起こされるケースが多いでしょうか?
竹内様私が掘り起こしてまったのは、一番多いのは石垣側の越冬する植物や雑草ある所でした。次はブルーベリーの根の元の枯草・敷き藁の下です。晩秋(初冬)にサツマイモの茎の積んだ下も1回ありましたが、この茎の所は生きている植物はありませんでした。ビニールハウスの中も1度ありましたが、これは例外と思います。植物や敷き藁が何もない畑は、3月末から耕しますが、一回も掘り起こした事はありません。私の経験では100%何かある所です。
追伸サツマイモの茎の下の時は、晩秋で春ではありませんでしたので、仮冬眠の可能性もあります。ビニールハウスの中は、ハウスと外との境いの場所で地表に何か物を置いてあったと思います。
お転婆さま重要な知見をご教授くださり、誠にありがとうございます。やはり、あまがえるは、あまり寒くならないところが分かるのですね。体で土の温度の微妙な差を感じるんでしょうか?いずれにしましても、これは重要な知見と思いますので、お時間ございますときにでも、冬眠場所の特集などブログにまとめていただけますと、読者の皆さんも勉強になると思います。ご検討いただけますと幸いです。
竹内様アマガエルは、寒い時も凍らないで暖かい日も温度が上がらない温度差が少なく乾燥しない場所を選んでいると思われます。動物の本能は凄いです。しかし、極まれですが土に潜らなくて死んでいるアマガエルを今までに2匹見ました。1匹はタイヤ置場、もう1匹はログの木の間でした。病気と言うより、冬眠場所を誤った気がします。>体で土の温度の微妙な差を感じるんでしょうか?・・・以前温度を感じるかの実験をしたことがあります。ジッと休んでいるアマガエルの側に、小さな冷やした保冷剤を置くと、直ぐに場所を移動しました。アマガエルを飼育している方のお話ですと、冬眠中に少し暖かくなると起きてしまうとの事でしたので、体で土の温度も感じるのではないでしょうか。今日、冬眠から覚めたアマガエルが、南向きの石垣で日光浴をしていました。晩秋は陽を避け温度変化を嫌うのに、春は陽に当たり体を温めます。変温動物は上手に気温に適応していると感心します。冬眠場所の特集などブログにまとめられると良いのですが、症例も少なく上手くまとめられるか不安です。検討して見ますが、難しそうです。応援していただきありがとうございます。
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お転婆さま
返信削除お疲れさまでございます。
今回、ひとつ発見があったと思います。
あまがえるの土のもぐり方が分かりました。私は、どうやって土にもぐるのか興味がありました。
ちなみに、この仔は何センチくらいもぐったのでしょうか?
また、冬眠の場合、一般的に何センチくらいもぐっていますか?
次々に質問してしまって、すみません・・・
竹内様
削除アマガエルが土に潜る時は、まずお尻を左右に振るようにして潜り始めるのを何回も見ましたが、完全に潜るまで見た事はありません。頭を少し出した状態までしか見届けていません。頭まですっぽり入った後、どのようにして更に潜って行くかは分りません。
話はまた少し外れますが、板と板の隙間に入る時は、お尻からバックで入る時と頭から入って中でクルリと向きを換える事があります。
今回の1号は、その後体半分位しか潜りませんでした。その後見に行きましたがいませんでした。
1号はどの位深く潜っていたかは分りませんが、約10㎝位しか掘っていませんので、それより浅いと思います。
一般的に何㎝位潜っているのかは、分りません。
私が掘り起こしてしまったアマガエルは複数匹いますが、皆、数㎝より浅い所にいたように思います。ただし掘り起こしてしまった時期は全て4月の暖かくなってからですので、真冬はより深く潜っている可能性は否定できません。
いつも質問を頂いても分らない事ばかりです。
お転婆さま
返信削除ご説明ありがとうございました。とても参考になりました。
呼吸ができて、水分も補給できるくらいの深さが適当と思いますので、私は4~5センチくらいの深さで冬眠しているのかなと想像していました。
ところで、冬の間、土の中の温度は、気温と比べて、何度か暖かいのでしょうか?もしご存知でしたら教えてください。
竹内様
削除私も、今まで掘り起こしてしまった経験から、約数㎝位で冬眠しているのではないかと思っています。
地中の温度ですが、その場所や条件により違います。
建物や石垣の側、土の上に枯葉や藁がある場合、植物(木・草)の根の側、などは何もない場所より暖かいです。
アマガエルは、「枯葉や敷き藁などがある下で冬眠している。」と論文にあったのを記憶しています。私が掘り起こしてしまった場所も花壇の植物の根の側やブルーベリーの敷き藁の下でした。
畑で耕してあり(土はフカフカで空気を含む)上に何もない所は、地下10㎝位凍ります。しかし、小松菜など植えてある所は3㎝ほどしか凍らず、厚い敷き藁の下はほとんど凍っていません。
以前、地中の温度を測定した事があります。
2018年4月13日 「冬眠中の地中の温度」に書きました。
土の上にもみ殻や枯葉を厚く敷いた場合の4~5㎝下ですが、外気温は-10℃の日でも、最低0℃で凍る事なく、ほとんどの日(-数度)でも2~5℃に安定していました。外気温が10℃位に上がっても5℃位に保たれていました。
お転婆さま
返信削除ご説明ありがとうございました。
お転婆さんのご経験では、何も植わっていないところより、やはり植物の根っこの近くから掘り起こされるケースが多いでしょうか?
竹内様
削除私が掘り起こしてまったのは、一番多いのは石垣側の越冬する植物や雑草ある所でした。次はブルーベリーの根の元の枯草・敷き藁の下です。
晩秋(初冬)にサツマイモの茎の積んだ下も1回ありましたが、この茎の所は生きている植物はありませんでした。
ビニールハウスの中も1度ありましたが、これは例外と思います。
植物や敷き藁が何もない畑は、3月末から耕しますが、一回も掘り起こした事はありません。
私の経験では100%何かある所です。
追伸
削除サツマイモの茎の下の時は、晩秋で春ではありませんでしたので、仮冬眠の可能性もあります。
ビニールハウスの中は、ハウスと外との境いの場所で地表に何か物を置いてあったと思います。
お転婆さま
返信削除重要な知見をご教授くださり、誠にありがとうございます。
やはり、あまがえるは、あまり寒くならないところが分かるのですね。体で土の温度の微妙な差を感じるんでしょうか?
いずれにしましても、これは重要な知見と思いますので、お時間ございますときにでも、冬眠場所の特集などブログにまとめていただけますと、読者の皆さんも勉強になると思います。ご検討いただけますと幸いです。
竹内様
削除アマガエルは、寒い時も凍らないで暖かい日も温度が上がらない温度差が少なく乾燥しない場所を選んでいると思われます。動物の本能は凄いです。
しかし、極まれですが土に潜らなくて死んでいるアマガエルを今までに2匹見ました。1匹はタイヤ置場、もう1匹はログの木の間でした。病気と言うより、冬眠場所を誤った気がします。
>体で土の温度の微妙な差を感じるんでしょうか?・・・
以前温度を感じるかの実験をしたことがあります。ジッと休んでいるアマガエルの側に、小さな冷やした保冷剤を置くと、直ぐに場所を移動しました。
アマガエルを飼育している方のお話ですと、冬眠中に少し暖かくなると起きてしまうとの事でしたので、体で土の温度も感じるのではないでしょうか。
今日、冬眠から覚めたアマガエルが、南向きの石垣で日光浴をしていました。晩秋は陽を避け温度変化を嫌うのに、春は陽に当たり体を温めます。変温動物は上手に気温に適応していると感心します。
冬眠場所の特集などブログにまとめられると良いのですが、症例も少なく上手くまとめられるか不安です。検討して見ますが、難しそうです。
応援していただきありがとうございます。