2018年9月16日日曜日

庭の人工物が好きな理由

「アマガエルは樹上で過ごす。」と図鑑には書いてあります。
確かに野生で大人のカエルが草むらなど低い所で過ごしているのは見ません。
(チビガエルは草むらで良く見ます。)秋になると柿の木などの高い所から鳴き声が聞こえたり、ブドウの木で見ますから、野生では木の上で過ごしているようです。

しかし、私の庭では木に定住しているアマガエルはいません。
庭の東側にはイチイの木と水場もありますが、いつもいるアマガエルは見ません。↓

デッキにはコニファーがあり、これには6月末頃からチビガエルがいる事はありますが、定住するカエルはいません。成長するとほとんど壁ぎわで、仮冬眠まで過ごします。
 
西側は、栗の木・ヒノキなどあります。これにアマガエルはいないかと、じっくりと双眼鏡でも探しますが、1匹1日だけ見ただけです。見落としもあるかと思いますが、鳴き声もしませんから、ほとんどいないと思います。

 庭の小鳥の巣箱や池の循環ポンプには良く来ます。↓

 何故、木で過ごさないのか不思議でしたが、木に鳥が良く来ます。ヒヨドリ↓ 

庭の人工物に野鳥が来る事はほとんどありません。
 小鳥の巣箱は、春にシジュウカラが来ますが、アマガエルが来る頃は雛も巣立ち、それ以降はシジュウカラは来ません。

庭の人工物を選ぶのは鳥が来ないからだと思います。

2 件のコメント:

  1. お転婆さま

    あまがえるは人工物を利用する天才と思います。

    ちびちゃんたちも田んぼから分散するときは地面を移動するはずですが、視界が限られる低い地面・場所から、よく人工物(家など)を発見するなぁと感心します。

    そして、人工物の中に自分の居場所を見つける訳ですが、本能だけでなく、そこに「思考」がなければできることではないと私は思います。

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    1. 竹内様

      アマガエルほど人工物を上手に利用する生き物はいないと思います。
      ツバメも利用しますが、繁殖期のみですし人を警戒します。
      ネズミやゴキブリも家に来ますが、人は天敵できわめてリスクの高い生き方です。
      アマガエルは人を見方につけ、しずくちゃんなどは自分の家にしてしまい、私達の方が遠慮しています。(笑)
      最高に賢い生き物だと考えています。

      特に、敷地内にある人工物は安全と思っているのではないでしょうか。デッキ内は安全と認識しているなら、コニファーの方が自然に近くて涼しく居心地良いと思いますが、コニファーに大人のカエルはいません。コニファーは木ですから、鳥が来るかも知れないと考えているのではないでしょうか。

      ところが、変態して間もなく庭に到着したチビちゃんは、まず初めは、デッキ下のドウダンツツジやコニファーの木にいます。そして直ぐにカエルハウスで過ごし、1ヶ月~1ヶ月半で壁に移動します。
      初めは木などで過ごすのは本能、それから人工物に移動するのは思考して行動している証拠だと考えます。

      オタマジャクシから変態して間もなく、視界も視力も限られているのに家を見つけて安全と認識するのはすごいです。

      チビちゃんは人を警戒します。 警戒しながらも人に近づくのは「人の近くには天敵は少ないと言う本能。」そして人は安全と学習していくのではないかと、考えています。野生で過ごすアマガエルが逃げるのは、学習できていないからではないでしょうか。

      家に来て過ごすアマガエルと、野生で過ごすアマガエルの違いは、どこにあるのか ? とつまらない事を不思議に思っています。

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