2016年10月21日金曜日

アリの気持

飼育中の3匹の餌は外で与えていましたが、寒い日は私が外は嫌になり部屋で与えています。
18日 別々に餌をあげて食事が終わり3匹は顔を合わせました。
  お互いを意識しています。↓
 
そのうちに新入りのナツが私の方に近づき始めると、アリが後を追いミカもその後に続きます。
 そしてアリは方向を換えてナツに近づき、↓

ナツを追い払います。ナツを私に近づけたくないのです。
 食後でお腹は良いはずなんですが。
アリは、ミカや以前いたナシを攻撃した事はありませんが、新入りの知らないカエルは追い払います。特にナツは私の足に乗ったり近くにいるので気になっています。

6 件のコメント:

  1. お転婆さま

    ついに衝撃的な(決定的な)瞬間を撮影されましたね!

    アリちゃんはお転婆さんに向いていましたが、途中から進路を変更してナツちゃんを追撃しています。でも、よく見ると、ミカちゃんをはじめ全員がお転婆さんを向いていたのが面白いですね。

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  2. 竹内様

    アリはナツが私に向かっている事が分り、途中からそれを阻止しようと考えます。それが分るのは、普通進む時はピョンビョンと跳びますが、アリはライオンなどが獲物を狙うように姿勢を低くして、気付かれないように進み攻撃しました。
    この時は食事は終わっていましたので、虫容器は片付けて近くにはありませんでした。それでもアリはナツを私に近づけたくないのです。

    人は誰か一人が何かに興味を持ち見ていると、他の人も「なんだろう。?」と集まって来ます。アマガエルも同じで一匹が行動するとその後をつける事は確実となりました。
    自販機などに集まっているのも、カエルがまとまっているのはこの習性からだと思います。

    この仔たちにとっては、私に向かうのは餌に向かうと同じ感覚なのだと思います。

    デッキの手すりの外灯で2~3匹のアマガエルが虫を狙っていますが、争っている様子を見た事がありません。近くに2~3匹いる時にも虫をあげますが争いになった事を見た事はありません。
    飼育のカエルの争いは、コメントを下さるSさんもGさんも良くある事だそうです。
    争いは飼育だけに見られるのか、興味を持っています。

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  3. お転婆さま

    この現象から、今まで予想してきたこと(仮説や妄想も含む)のいくつかについて、(確定的とまでは言えないにしても)可能性が高まったと言えるのではないでしょうか?

    少なくとも、ナツちゃんがお転婆さんに近寄る行動は、エサ目的だけでないように思います。

    お腹がいっぱいになって、安全な環境にいると(ひとで言うと、衣食住が満たされると)、色んなことに目が向くのではないでしょうか?

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    1. 竹内様

      以下は14年9月1日の竹内先生のコメントのコピーです。

      「先だって、琵琶湖のほとりにあるホテルに宿泊したときのことですが、灯りがもれる窓にあまがえるが何匹も集まっていました。
      また、この地域(高島市)では、夏~秋の時期、自販機にあまがえるが集まっている光景を何度も目の当たりにしますが、走光性の昆虫を求めているのでしょう。

      私には見慣れた光景でも、他所では、あまり見かけません。

      たまたま、1匹のあまがえるが、灯りのもとでエサを得た成功体験をしたことがきっかけとなり、その行動を(少し遠くの位置で)認識した別のあまがえるが真似したことで連鎖が始まり、その付近のあまがえるの共通知となったのではないかと考えています。」

      この文章はこの頃の私には衝撃的なものでしたので記憶しています。この時はアマガエルがそのような行動をするとは思えず疑っていましたが、(申し訳ありません。)
      今は間違いなかったと確信しています。

      ナツが私の近くにいる事を好むのは、餌だけではない事が分りました。
      目的は、天敵とアリから身を守るためと考えられます。
      理由は、私の足や直ぐ近く(机)にいる時は長時間熟睡するからです。昼間はあまり眠っていないようです。いつも私が寝る時まで熟睡しているので起こしてケースに入れています。餌だけが目的なら起きているでしょう。

      お腹がいっぱいになり最高に安全な場所を見つけたのだと思います。

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  4. お転婆さま

    私があまがえる(の学習能力)に強く興味を持った理由のひとつは、その「自販機」での現象です。

    私と付き合いのある滋賀県高島市マキノ町の集落には、ひとつだけ自販機があり、あまがえるの憩いの場になっていました。

    しかし、その後、節電のため夜間のライトは消されたため、ムシも集まらず、あまがえるもやってきません。当然と言えば、当然ですが、あまがえるの思考は、結構、合理的と感じます。

    あまがえるも、ひとも同じ「動物」ですから、共通する要素(無事に生き延びて、子孫を残す)をシンプルに考えてみると、行動の意味を理解するのは難しくないと思います。

    あと、あまがえるは、ひととコミュニケーションが取れる数少ない生き物と思います。ひとを「観察」し、自分たちの生存に必要な情報を見つけ出す能力はスゴイ。しかし、それにはひとつ前提があって、過度にひとを警戒しない性質(性格)を持つ個体に限られます。

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    1. 竹内様

      節電のためとはいえあまがえるが集まらなくなったのは、少し寂しい気がします。

      あまがえるを観察して「人と同じ」と感じる事が多くあり驚いています。
      「あまがえるは感情などないから人とは違う。」と考えていたのは大きな誤りでした。行動を理解する時は、自分の事を考えるようにします。

      人家を利用し歓迎されているツバメでさえ人には馴れません。
      あまがえるは、私が飼育している仔に餌をあげているのを見てもらいに来ました。
      ナツが初めから懐いているのは、私を観察して安全で利用できると判断したのでしょう。凄いと思います。

      私は「変態直後から接すると馴れる。」と考えていました。同じ個体なら早くから接するに越した事はありませんが、馴れ易いのは先天的な性格の方が強いかも知れないと、今回のナツで思いました。

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