2016年7月25日月曜日

カッコ影に跳び付く

  7/23日のブログ「慌てん坊のカッコ」で、カッコに声掛けすると、何もない所に跳び付くと書きましたが、画像を良く見ると、虫の影に跳び付いている様に思いました。

もう一度実験してみました。
ピンセットに挟んだ虫の影が、カッコに見えるよう映しました。↓
   影を見るカッコ ↓
 
   直ぐに虫の影に跳び付きました。 影は手振れで少し動いたかも知れません。
 
 大きな口を開けています。赤いのは舌です。
 
 何回も何回も食べようとします。↓
カッコは影でも食べようとする事が分りました。
 カッコは部屋で飼育している時も、虫や自分の影に興味を持って見る事はありましたが、跳び付く事はありませんでした。
野生のアマガエルも影を見ても跳び付くのでしょうか。

8 件のコメント:

  1. あまがえる大好き2016年7月25日 16:01

    お転婆様

    今までも、餌の話はいろいろ書かれていますが、ピンセットで与えたり、目の前にエサを落としたりする場合と、飼育ケース内でエサを放し飼いにして与える場合とを分けて考えていないための混乱があるように思います。飼育カエルにどのように餌を与えるかは、カエルが飼育者に依存することを好ましく思っているか、いないか、という問題でもあり、飼育者が何を望むかによって方法は変わってくるでしょう。カエルに限らず野生動物に対しては、その人の自然観、動物観、人間観などによって考え方が全く違ってくる上、個人の問題だけではすまないので、とても難しいと思いますが、ペットとしてのカエルなら、自分の手から餌を食べてくれたらうれしいと感じる人の気持ちもよく理解出来ます。私自身は、少しでも自然に近い状態で飼うことが理想だと思っています。(実際は全く出来ていませんが…。)

    エサ昆虫を飼育ケースに放し飼いにする場合に限れば、カエルは食べたい時、食べたい虫、食べたい量を自分で選んで食べてくれます。小さな小さな空間ですが、その意味では自然下と同じです。定期的に餌を与えていれば、お腹がいっぱいになれば食べるのを止めますし、ケース内の虫を何でも食べるなんていうこともありません。カエルのためではなく虫のために、どうせ食べない虫は入れないようにしようと心がけてはいるものの、いつも出来るわけではないので、危害を加えられそうな不安がある虫以外は、一晩は同居してもらいます。一度は食べたけれど二度と食べない虫、口から吐き出した虫は二度と口に入れない、大好きな虫は止まっていても姿かたちでわかる、など学習し、しっかりと記憶していることもよくわかります。カエルたちは、親に教わることなく、ヒトが存在するよりもずっと前から生き延びて、命をつないできた。そんな野生のカエルと同様、我が家のカエルも自分の食べ物は自分で選べると、私は信頼しています。カエルの生きる力を私が邪魔しないことが大事なこと、と思っているのですが、実際は難しくてこちらも全く出来ていません。

    以前、ご紹介しました「爬虫・両生類飼育ガイド カエル―飼育+繁殖+種類別のポイント+病気 etc. 」松園 純 (著) 誠文堂新光社 で、餌の与え方の具体例を示して下さっているので、参考までに書いておきます。(一冊の本の、わずかな部分のみをご紹介することで、筆者を誤解することにつながっては、と恐れています。是非、本を手に取って見ていただければ、と思います。)

    以下、内容です。

    エサの量と給餌間隔はそれぞれの個体ごとに異なり、カエルの状態を見ながら決めていくので、一匹ずつ、すべて違う、と前置きをした上で、具体例を示してくれています。(この方は、カエル飼育に専念するために、エサと栄養剤は購入するとおっしゃっています。)

    変態直後の体長1センチのアマガエル1匹に対して
    イエコオロギの1、2令(体長2ミリ=針先5つ分くらい)35匹をとりあえず与えてみる。翌日、数匹が残っているのを確認したので、少し減らして投入、その後、毎日同じ量を1週間与えて様子を見る。少し太っているように見えたので、同じ量を1日おきに切り替える。
    約1ヵ月後、ひと回り成長したように見えたので、45匹くらいに増量し、1日おきに与える。
    変態から約50日経過、体長1.5センチ位に成長。イエコ3令(体長3-5ミリ=ゴマ粒2個分くらい)を45匹、1日おきに与える。
    変態から約80日経過、体長2センチ位に成長。イエコ4令(体長5ミリくらい=米粒1個分くらい)を20匹、1日おきに与える。数日後、太りすぎが判明したので、同量を1日おきと2日おきの交互に与える。
    変態から約200日経過、体調2.5センチ位に成長。イエコ5、6(体長5から8ミリくらい)令を10匹、1日おきと2日おきを交互に与える。
    変態から約300日経過、体調3センチ位に成長。イエコ5、6令を15匹、2日おきに与える。

    という一例が紹介されていました。
    幼いうちの栄養状態が、その後の成長に大きく影響するので、初心者は、はじめは多めに与えて、食べ残しの量を見ながら減らしていったほうがベターだとの助言もありました。

    結局、自分の目の前のカエルが健康かどうかを判断出来る力を養っていくことが大事、私もカエルと一緒に成長しなきゃいけないな、と思っています。

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    1. あまがえる大好き様

      餌やりについては、明確に細かいところまで記載してないので、混乱があると思います。
      きちんと整理して書くべきでした。

      飼育する場合や野生の状態で援助する場合も、それぞれ目的やスタイルがあるため、いろいろな方法になると思います。そのカエルの将来をしっかり考えて、責任ある行動をとらなければいけないですね。

      「爬虫・両生類飼育ガイド カエル―飼育+繁殖+種類別のポイント+病気 etc. 」松園 純 (著) 誠文堂新光社
      の抜粋ありがとうございます。

      私はもちろん皆様とても参考になると思います。

      私は、これを読ませていただいて、大変驚きました。
      まず、虫の大きさがとても小さく、数を与えている事です。
      私はショウジョウバエの少し大きいの程度を数少なく与えてしまいました。野生で捕獲するには、これ以上小さな虫は困難でした。
      小さなうちは購入するしかないですね。

      また、「一日おきに与える。」とありますが、毎日よりその方が良いのでしょうか。?
      野生では毎日食べていると思いますが。

      >カエルが健康かどうかを判断出来る力を養っていくことが大事・・・
      飼育するなら責任を持って、そのカエルが幸せで長生きできるように努力するようにします。

      本の抜粋はとても参考になりました。
      これだけの文章を書くのは大変だったと思います。
      ありがとうございました。

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    2. あまがえる大好き2016年7月26日 10:28

      お転婆様

      「一日おきに与える。」件ですが、著者にお聞きになって下さい、と言いたいところですが、とりあえず私の考えを…。

      「幼生~仔ガエルの飼育」の項目では、特にカエルの種類を特定せずに、まとめて書かれていますが、変態直後は餌は少しずつ、基本的に毎日与えるとあります。

      昨日紹介したアマガエルの具体例は、初心者向けに、ケースに一匹のみを入れて飼育した実例を示してくださっているものと思います。通常の飼育は、1ケースに複数飼育だろうと想像します。すると強弱の問題が出てきます。毎日少しずつ餌を入れた場合、強の個体が食べてしまい、弱の個体が食べられない。2日分、3日分を一度に入れれば、弱の個体も食べられます。そのような日常の方法での飼育方法をとられたのかも、というのは私の勝手な想像です。カエル館の館長さんは、餌の頻度は毎日でも、2、3日おきでもよい。1週間に1度でも大丈夫とおっしゃっていましたが、館長さんもこの本の著者も、一般人では考えられないほどのカエル飼育の経験がおありだと思います。理想はコレ、でもこれでも問題ない、これ以上は危険、というレベルを実体験からわかっていらっしゃり、お二人とも経験上、毎日でなくても健康に影響はないと判断されていらっしゃるのではないかと思います。すべての個体に最適な餌を、と考えたら、一匹につき1ケースが必要で、あまり現実的ではないでしょう。
      館長さんも著者も、それでもうまくいかなければ、ケースを分けるとおっしゃっています。本には、何カエルかわかりませんが、デリケートな種では、単独飼育にした後でも、強い個体に見られていると感じるだけで、委縮して健康でいられないカエルもいる、と書いてあります。
      確かにゲンキも、野原で小虫が減り、餌の頭数が少なくなってきてから、動かず食べずになりました。昼間休んでいた場所をシズカに追い出されたのを見て、ケースを分ける最終判断をしました。

      この本の著者は、他の飼育者、愛好家の方の話もよく聞かれていらっしゃり、自分ひとりの経験や知識に基づくものではないと明言されていらっしゃること、ご自身の失敗談も紹介されていること、病気のことは、自分より詳しい獣医さんに書いてもらった方がよいと執筆をお願いされていること、などに私は信頼感と好感を持ちましたので、ご紹介させていただきました。

      グリ様も、たしか給餌は2~3日に一回と書かれていたように思います。グリ様は、しっかりしたご見識とご経験もおありのようで、すごいなぁと常々思っています。給排水設備も整えた本格的なビバリウムで飼育されているのでは…と勝手に想像し、実は、興味津々でおります。

      私は、変態直後のカエルに与える小虫とも呼べない超小虫は簡単に捕れますが、小虫よりひと廻り大きい虫を集めるのに苦労します。「チビケロの餌やり」にあった写真の6番の網の愛用者ですが、お転婆様といったい何が違うのかしら?
      シズカは3.9センチほどの体格になっていますが、ひと目でハエ、蛾とわかるような虫のほか、種類の確保、量の調整のために小虫を与え続けています。超小虫はケースが汚れやすいので、小虫程度にしたいのですが、そう上手くは捕れません。

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    3. あまがえる大好き様

      「1日おき」の理由は、なるほど納得です。私は、分りませんでした。ありがとうございます。

      >強い個体に見られていると感じるだけで、委縮して健康でいられないカエルもいる・・・・
      驚きました。そんなにもデリケートなのですね。
      飼育する場合は、精神面も配慮しなければいけない事が分りました。

      あまがえる大好きさんや、グリさんの飼育の様子も是非知りたいです。とても参考になると思います。

      >超小虫は簡単に捕れますが、小虫よりひと廻り大きい虫を集めるのに苦労します・・・
      虫集めは、以前アマガエル大好きさんに教えていただいた、網を草の上で八の字に振る方法です。
      超小虫は、網からすり抜けてしまいいません。少し大きいのは網の中にいるので捕れます。

      3.9㎝は大きいですね。
      私も以前カッコには小さな虫をあげていました。
      今は、小さなのを2~3匹で、後は自分で捕るようにしています。最近は、2~3匹もらうと、もうもらえないと判断したのか、何処かに行っています。
      今は、おやつ程度ですし、狭い手すりの上で虫を落とすと逃げられ食べられないので、ピンセットで与えています。

      ご意見とても参考になりました。ありがとうございました。

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  2. お転婆様

    影を見てとびつくカッコちゃん、の話で
    わが家に来るとあるカエルの行動を思い出しました。


    昨年夏から、冬眠を経て今年も玄関の灯に来ている個体で、
    昨年から人間に物怖じせず、気軽に(飛び石替わりに)手に乗ったり
    ピンセットから与える餌をよく食べている個体ですが、
    今年になってから、新たな行動パターンが見られるようになりました。

    毎晩、灯のもれる玄関の小窓(片面に凹凸があって、
    形がはっきり見えない型板ガラスがはいっています)の縁にやってきます。

    最初は、横向きに座っているのですが、
    私が室内から、玄関の上り框あたりまで行くと、
    身体をくるりとこちらに向けて、中を覗くような格好になります。
    そこで私が左右に動いてみると、顔や体の向きをかえて
    私を目で追っているのがわかります。
    その動きの中で、突然ガラスごしにこちらに向って口をあけて
    飛びかかる様子を見せることがあります。

    私の姿なのか影なのか、どちらにしても
    とても口に入るような大きさではないのに、
    何故こうするのか不思議に思っています。

    この場所に人間がくると、そのあと食べ物を貰えると学習していて、
    焦らされて、早く早く!と催促しているのかな?とも考えていますが、
    影か私の姿の何かに向けて口を開けているのかもしれません。
    理由はわからないのですが、カッコちゃんの飛びかかる行動から思い出して、
    野生(とはいえかなり人馴れしています)のカエルの例を、ご報告しました。

    (なお、指先をガラスにくっつけると、必ず飛びつく様子を見せるので、
    この指先については、餌だと思っているのだろうと、考えています)

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    1. 梅様

      野生状態で、手に乗ったりピンセットから虫を食べたりは、可愛いですね。

      >最初は、横向きに座っているのですが・・・
      やはり、初め横向きでそしてこちらを見るですか。カッコもそうですが、なぜ初めからこっちを向いていないか、不思議です。なにか訳がありそうですね。
      なぜそうするか、理由が分ったら教えて下さい。

      カッコも私の顔を見ただけで口を開けた事がありました。

      >人間がくると、そのあと食べ物を貰えると学習して・・・
      私もそれで、催促や早く食べたいと焦っての行動と思います。幼児が母親が食べ物を用意していると、大きな口を開けて待っている事がありますが、それに似た行動と思います。

      指を近づけると跳び付きますが、これも餌と思ってか、その先に餌が付いていると思うのでしょう。

      完全な野生の状態ではこのような事はないと思います。何回か人からもらう事を学習したカエルだけでしょうね。

      大変面白いお話ありがとうございました。カッコの行動を考える上でとても参考になりました。

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  3. お転婆さま

    影に飛びつくカッコちゃん可愛いですね
    目がいいのですね
    嗅覚ではなく視覚で獲物を認識しているということですね

    今朝のことですが、朝一のケロチェックの際に
    庭に9つ用意した風呂(鉢皿)の内、なんと2つを除いて全てでチビケロが入浴中でした!
    いつ入っているのだろうと思っていたら朝風呂ということが分かりました^^
    人気のない2つの風呂は地面に直接置いていたのでこれは場所を変えることにしました

    お転婆さまに教えて頂いた濡れ布巾でもさっそく吸水していました
    教えなくても水のあるところはちゃんと分かるのだなぁと感心しました
    屋根のない風呂は無防備で危険な気がするのでいざという時に避難できるよう工夫しようと思います

    カエルハウスも試作品を2点作ってみましたがまだ入居してくれる様子はありません
    捕まえて入れてみたい気持ちをぐっと堪えてじっくり待つことにします^^

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    1. にわ様

      今回は影がしっかり見えますが、前回は私は気付かないほど薄かったのに跳び付いています。1mmもない小さな虫も見ますから、特に動体視力は良いですね。
      今回は視覚ですが、嗅覚もすごいです。虫を入れてあった容器は、虫がいなくても興味を示しますから凄いです。

      7つのお風呂に入っていたとは、見事です。
      暑い時期は朝風呂が多いですが、特にチビちゃんに多い気がしました。大人のカエルは朝はもう昼間の居場所(寝るところ)に帰っています。カッコは今は食後22~23時が多いですね。しかし、昼間とても暑い日は、先にお風呂になります。
      お風呂の時間や、姿勢なども観察すると面白いです。

      濡れ雑巾も好きですね。
      水は、匂いか周辺の湿度で感じるのでしょうか。ある所が分るようです。
      お風呂も屋根があり、逃げる出口は2方向以上で、出来れば高い所を好みます。

      カエルハウスを作られたのですね。是非見たいです。
      コメントに画像が貼れるとよいのですが、残念です。

      >捕まえて入れてみたい気持ち・・・
      私はしましたが、無理に入れれば出て行きます。(笑)

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