2016年4月27日水曜日

色覚テスト 2

昨日の続き
カッコちゃんは色を見分ける事が出来るか、実験しています。
以前、緑のコップと赤のコップを見分ける事が出来るかテストしましたが、途中でテスト拒否で分りませんでした。

16日から広い場所で餌をとる練習のため、ピンクの衣装ケースの中で虫を食べています。
この衣装ケースに虫がいる事は一度で覚え、それから6日間自分からピンクの衣装ケースに入り虫を食べていました。
完全にピンクの衣装ケースを覚えたので、クリーム色の衣装ケースと見分ける事が出来るかの実験です。
アマガエルは匂いや気配に敏感なので、同じように虫を入れて置きます。↓
 
カッコちゃんの前に二つを置き、どちらに行くか見ます。
 
結果
一回目  二つをジッと見て真ん中でウロウロと迷っていましたが、最後は後で撮影している私の側に来てしまいました。 昨日のブログと同じです。
二回目   迷っていましたがピンクを選び、棒を上り始めました。
      
       途中で振り返って、私を見たりしていましたが、中に入り虫を食べました。
    
 三回目 ピンクとクリームの場所は、置き換えました。 
さんざん迷って、クリーム色に上り始め、途中でとなりのピンクを見たり、↓
 
 振り返って私を見たり 、一度下りたりと迷っている様子でした。
 
 最後は上まで上りましたが、この中では虫はあげません。ピンクが虫と覚えてもらうためです。
     「 虫はいなかったよ。」

私が虫の容器を持つと、直ぐに側にやって来ます。
 
四回目  実験が嫌なのかケースには興味を示さず、下りてくれません。↓  
  
少し近づいても、ケースには興味なく、私の方ばかり気になります。

 虫は私からもらえばいいと思ってしまいました。
結局色覚の実験は失敗しました。 ピンクとクリーム色の区別は難しいと思います。

しかし、分らない場合はなかなか行動しない。「私からもらう方が楽。」と学習した事は知能が高いのだと思います。

9 件のコメント:

  1. お転婆さま

    おはようございます。

    意図した実験は成功しなかったようですが、でも、そのプロセスはとても興味深い内容です。

    カッコちゃんが「振り向く」姿そのものが、立派なコミュニケーションに思えます。

    さらに、堂々と「歩み寄ってくる」とは、すごい話です!!

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    1. 竹内様

      こんにちは。
      動物は、ピンクとクリーム色の区別は難しいと思いながら試して見ました。
      ピンクだけの時は戸惑う事なく棒を上りましたが、二つ並べると両方見てウロウロし、一度飼育ケースに帰ろうとしたり私の方に来たり、と明らかに迷っている行動が見られます。「どっちか分らないからとりあえず行こう。」と言うのではなく慎重さが窺えます。

      最近になりコミュニケーションがとれている気がします。

      歩み寄って来る時は、表情が嬉しそうに見えて、可愛いです。

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  2. あまがえる大好き2016年4月28日 10:34

    お転婆様

    今シーズンもよろしくお願いいたします。

    プールは残念な事になりましたね。せっかく沢山個体識別出来ていたのに…。カサ君はどこへ行ったでしょう。カエル達は次の場所をどうやって探すのでしょうね。

    また、エムちゃんの帰宅、おめでとうございます。これから続々再会出来るカエルが増えることを楽しみにしています。

    色の話を読んで、書いてみようと思いました。

    シズカですが、晩秋の頃にはいつも残していたミズアブを、冬の食糧難の時には食べるようになりました。最近は、あまりに小さなコバエよりはミズアブを優先して食べていました。
    ネット情報で、アブは大きくてもOKだが、ハチ類はすべてNGというのがあったり、アリを始めとして、ハチ類もかなり食べられているという情報もあり、よくわからないなぁと思っていました。そこでカエルに聞いてみようと思いました。
    真っ黒なハバチを入れてみたところ、ミズアブと同様にすぐ食べました。そこで、お腹がオレンジ色のチュウレンハバチを迷った末、投入してみたところ、少しずつ間合いを詰め、しっかり目視をした末、あと2センチぐらいの所で止めました。真っ黒なハバチとオレンジ色のハバチ。私からは、色の違いが一番大きいように見えますが、カエルからはどう見えたのでしょう。色か、臭いか、その他の判断基準があるのでしょうか。
    また、ハマキガを飼育ケースにキムチカップごと入れた時、蛾がカップに張り付いたまま、全く動かずに2時間ほど経過していました。20センチほど離れた所からしばらく見つめていたたシズカ、少しずつ近づいていき、キムチカップの入り口でじっと見上げ、観察し、パクッといきました。人間の目には見えないレベルの動きがあったのかどうかはわかりません。ハマキガを食べる経験はそれ程多くはないのですが、止まっている蛾もきちんと目視で判断していました。蛾は種類を問わず、ハエよりさらに執念を見せます。よほど美味しいのでしょうかね…。
    もうひとつ。野外で虫を集めた時に、葉っぱや花を一緒に入れて帰り、そのまま飼育ケースに入れているのですが、カップの中のシロツメクサの花の中に入り込んでモゾモゾしている虫にも気づき、花を払いのけて虫だけ食べていました。
    捕食には、目のチカラがとても大きいように思います。一生懸命ごはんを探す姿が愛らしくてしかたありません。

    昨日、エサ捕りの帰り、一番近い田んぼから200メートル位の家の庭にある梅の木からアマガエルの鳴き声が聞こえてきました。必死で探しましたが見つけられませんでした。この辺りの田植えは遅くて6月半ば。沢山食べて体力を蓄えてから繁殖に入れるのですが、毎年、すごいスピードで田んぼが埋め立てられていき、カエル達も大変になるばかりです。

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    1. あまがえる大好き様

      こちらこそ、よろしくお願いします。
      プールはとても残念です。昨年は予備観察で今年こそと、期待していましたが計画倒れとなりました。
      観察より、繁殖場がなくなった事が残念です。
      カサ君もあれから見ません。二度と来る事はないでしょう。
      次の繁殖場は、他のカエルの合唱を頼って行くか、水の匂いを頼りに歩き回るのかもしれません。次の繁殖場はきっと探し出すと思いますが、密度も高くなり大変でしょう。

      エムは2日いただけでいなくなりました。もう繁殖場を目指して旅立ったと思います。

      色の事大変興味深く読ませていただきました。
      まず、昆虫が分らないので、ネットで調べました。
      チュウレンバチは、お腹がオレンジですね。黒くて良く似た蜂もいますから、色で判断したと考えられますね。黄色や黄色と黒の縞は警戒色らしいですから、やはり色覚はあるかも知れません。本能に危険と組み込まれているのでしょう。

      ハマキガなど蛾が好きなのですね。
      カッコは、動いて目に付いた虫から食べ、選んでいる様子はありませんので、好き嫌いが分りません。

      私も草と虫を入れています。バッタは草に止まりじっとしていますが、見つけて食べます。私が草をそっと揺らしても騙されません。以前糸に刺身を付けて揺らしましたが、カエルたちは、無視でした。自分が餌にする虫の動きは分るようです。そして昆虫の触覚の僅かな、私達には分らないほど少しの動きもキャッチするようです。

      >一生懸命ご飯を探す姿・・・
      羨ましいです。うちのカッコは探す気はあまりありません。努力もしないで直ぐに私に頼って来たり、早々と諦めてお風呂に行ったり、野生に戻れるか心配です。

      >梅の木から・・・
      やはり木の上にいるのですね。私も畑の梅の木を探して見ます。

      大変面白いお話ありがとうございました。
      また聞かせて下さい。

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  3. お転婆さま、皆さま

    エサの話題が出たところで、少し補足させてください。

    ネット上では、結構、無責任にアマガエルの生態や飼い方について記載されていますが、特に、エサについては少し慎重に検討された方が良いと思います。

    アリはハチの仲間でして、蟻酸などの毒を持っている種も多く、それらの毒がアマガエルの肝臓で無毒化できるのか分かっていません。

    他に顎が丈夫な虫であれば消化器を傷をつける可能性は高く、甲虫の類は消化に負担をかける、サイズが大きな虫であれば物理的に心臓に負担をかける(圧迫する)、などなどいろんなリスクがあります。

    ちなみに、ペットショップで販売されているミルワームは、内臓を突き破る可能性が指摘されており、危険です。

    慎重にご検討いただければと思います。

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    1. 竹内様

      私も、「カエルを嘔吐させ胃の内容物を調べると、蟻が多かった。」との文献を読み、与えようとしていましたが、その時に危険と教えていただき大事には至りませんでした。その後、「蟻は危険」との報告を読みました。

      また、大きな虫やミノワームを与えている方もおられるかも知れません。
      このブログで危険と知っていただけたら幸いです。

      私もさらに慎重に与えるようにします。

      ありがとうございました。

      本やネット上では間違った情報もあります。書いておられる方は正しいと思って書かれていても、間違いはあると思います。

      私は、アマガエルを部屋で放し飼いにしていますが、これは大変危険な事と理解しながらしています。飼育経験の浅い方が、「アマガエルは放し飼いにできる。」と思われたらいけないと考えてはいます。

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  4. お転婆さま

    私も数年前にあまがえるに関心を持ってから、いろいろと情報収集をしていますが、常識的に考えて「それはないよな!(怒)」という記述を随所で見かけます。

    例えば、水槽に水をはって(金魚と同じように)飼育している、とか。

    エサに、アリやヤスデ(毒がある)やダンゴ虫を与えているとか(これ、あまがえるに対する拷問ですよ)

    とにかく、ネットを見ていると、あまがえるに対する間違った認識が多い方、基本的な生物の知識がないまま情報発信している方の多いことを目の当たりにして、腹が立ちました。

    ネットは情報収集で便利だけど、正確さという意味では、書籍や論文を優先すべきです。

    ちなみに、私が最も呆れた話は、あまがえるは「動くものしか」認識できないという学術(?)論文の内容です。動くものしか認識できないのであれば、どうやって目的地に移動するのか?家や田んぼは動きませんし。学者もしっかりしないといけません(泣)

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  5. お転婆様

    振り向いて確認するような仕草、すごいですね!
    カエルは視力が弱いと調べると良く出ていますが、弱いどころか視力の占める割合は大きいのではないでしょうか。少なくともアマガエルは。

    犬や猫や牛なんかは色盲だと言いますが、アマガエルはどうなんでしょうかね。
    周囲に体色を合わせる事から色は分かるのかもしれません。
    我々人間と同じように見えているかはアマガエルに聞かなければわかりませんが、天井や外を見ている事もあるのでかなり目は良いように感じます。

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    1. スクワイヤー様

      私が後で見ていなかったり、ケースがピンクだけの時は振り向く事はしなかったと思います。クリームかピンクのケースか迷ったり、私が後でカメラで撮影していると気になり振り向くようです。
      餌をもらいに私の側まで来たり、手に乗せると下りようとしなかったりするのに、私を警戒する時がありその差が不思議です。

      視力は良いと思います。感心がない時は無視をするので、視力が弱いと思われているのではないでしょうか。
      色覚は分りませんでしたが、あまがえる大好きさんの情報では、お腹がオレンジ色の虫は避けたとの事ですので、警戒色は見分ける事はできるかも知れません。

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