アマガエルはオタマジャクシからカエルに変態すると、生まれた所から生活する場所に移動します。それを分散と言います。
プールでは、前足が出てから幾日位で分散して行くのか、調べました。
亜成体(カエル)がプールの敷地から出て行くところを、実際に調べる事はできません。
亜成体は前足が出てから体は急変するので、何日目か推定できます。
2日目以降の亜成体は一度上陸すると、再び長い時間水の中に戻る事はありません。
それで、 上陸している亜成体を成長の程度で分類して数え、翌日と比較すれば、新しく上陸した亜成体と、出て行った(分散)大よその数は推定できると考えました。
調査方法
夜20~21時にプールの縁や浮遊物に上陸している亜成体の写真を撮り、前足が出てから何日目かと、数を記録しました。
(前足が出て約1日は水の中にいる場合が多いです。前足が出たばかりで、陸に上がろうとしない 亜成体は除きました。上陸していて水に逃げ、再び上陸しようとしている2日目以降の亜成体は数 えました。)
プールで上陸している亜成体は、縁にいて動かない事と、たとえ水の中にいても壁ぎわの水面にいるため、見落とす事はありません。繰り返し数え写真に残しましたので、正確に数えられたと思います。
何日目かの分類について
プールでは同じ個体の変化を観察する事はできないので、飼育した同じ個体(タマちゃん)を参考にしました。
↓ 飼育のタマちゃんの変化の様子。
変態の速度は温度と個体差に大きく左右されます。これは8月の温度は高く速い速度で変態した場合です。これより遅れる事はあると思います。
これを参考に、プールに上陸した亜成体を5段階に分けました。
尾の長さだけでは判断が難しい場合は、皮膚の色と顔の様子で判断しました。
判断が難しい個体もいましたが、2日以上の判断ミスはないと思います。
この5段階で分類しました。
例 6月28日の場合 1~2日目 2匹 2~3日目 3匹 3~4日目 3匹
となります。(最後の亜成体は尾が貼りついてます)
この様に分類し、グラフにしました。↓
グラフの見方
横の棒はその夜に上陸していた数です。変態の過程を5段階に色分けしてあります。
例 24日は、1~2日目が3匹 2~3日目が3匹 3~4目が1匹の合計7匹いました。
赤の四角はいなくなったと推測できる亜成体の数で、分散か事故(捕食)によります。
この表で単純に推測すると、1~2日目のカエルの総数93匹が今年育ったカエルとなります。
変態の速度は個体差もあるので、分類を誤った可能性はあり、93匹より少なかった可能性はありますが、見落としは少ないと思いますので、誤差は少ないと思います。
あまりにも少ない数に驚きました。
飼育では、一組のカップルから100匹以上は確実にカエルに変態し分散できます。
分散の時期は、5~6日目の尾が無くなってから出て行ったのは、9匹だけで、多くは尾があるうちに出ていってしまいました。これは分類の誤りはありません。
特に16日は1~2日目が9匹 2~3日目が1匹でしたが、17日には全匹いなくなりました。
16日にプールにいた亜成体 ↓
この状態で外に出て、無事生きられるのかとても心配です。
飼育の亜成体もまだ尾があるうちに分散に出ようとします。それで危険なので尾がなくなるまで保護しました。
田んぼの亜成体は、何時分散するのでしょうか。
今年観察したいと思っています。
プールでは、前足が出てから幾日位で分散して行くのか、調べました。
亜成体(カエル)がプールの敷地から出て行くところを、実際に調べる事はできません。
亜成体は前足が出てから体は急変するので、何日目か推定できます。
2日目以降の亜成体は一度上陸すると、再び長い時間水の中に戻る事はありません。
それで、 上陸している亜成体を成長の程度で分類して数え、翌日と比較すれば、新しく上陸した亜成体と、出て行った(分散)大よその数は推定できると考えました。
調査方法
夜20~21時にプールの縁や浮遊物に上陸している亜成体の写真を撮り、前足が出てから何日目かと、数を記録しました。
(前足が出て約1日は水の中にいる場合が多いです。前足が出たばかりで、陸に上がろうとしない 亜成体は除きました。上陸していて水に逃げ、再び上陸しようとしている2日目以降の亜成体は数 えました。)
プールで上陸している亜成体は、縁にいて動かない事と、たとえ水の中にいても壁ぎわの水面にいるため、見落とす事はありません。繰り返し数え写真に残しましたので、正確に数えられたと思います。
何日目かの分類について
プールでは同じ個体の変化を観察する事はできないので、飼育した同じ個体(タマちゃん)を参考にしました。
↓ 飼育のタマちゃんの変化の様子。
変態の速度は温度と個体差に大きく左右されます。これは8月の温度は高く速い速度で変態した場合です。これより遅れる事はあると思います。
これを参考に、プールに上陸した亜成体を5段階に分けました。
尾の長さだけでは判断が難しい場合は、皮膚の色と顔の様子で判断しました。
判断が難しい個体もいましたが、2日以上の判断ミスはないと思います。
この5段階で分類しました。
例 6月28日の場合 1~2日目 2匹 2~3日目 3匹 3~4日目 3匹
となります。(最後の亜成体は尾が貼りついてます)
この様に分類し、グラフにしました。↓
グラフの見方
横の棒はその夜に上陸していた数です。変態の過程を5段階に色分けしてあります。
例 24日は、1~2日目が3匹 2~3日目が3匹 3~4目が1匹の合計7匹いました。
赤の四角はいなくなったと推測できる亜成体の数で、分散か事故(捕食)によります。
この表で単純に推測すると、1~2日目のカエルの総数93匹が今年育ったカエルとなります。
変態の速度は個体差もあるので、分類を誤った可能性はあり、93匹より少なかった可能性はありますが、見落としは少ないと思いますので、誤差は少ないと思います。
あまりにも少ない数に驚きました。
飼育では、一組のカップルから100匹以上は確実にカエルに変態し分散できます。
分散の時期は、5~6日目の尾が無くなってから出て行ったのは、9匹だけで、多くは尾があるうちに出ていってしまいました。これは分類の誤りはありません。
特に16日は1~2日目が9匹 2~3日目が1匹でしたが、17日には全匹いなくなりました。
16日にプールにいた亜成体 ↓
この状態で外に出て、無事生きられるのかとても心配です。
飼育の亜成体もまだ尾があるうちに分散に出ようとします。それで危険なので尾がなくなるまで保護しました。
田んぼの亜成体は、何時分散するのでしょうか。
今年観察したいと思っています。
お転婆様
返信削除なぜか尾がある内に移動を始めるのか不思議ですね。
お弁当を持って餌場まで行く感じでしょうか。
上陸の瞬間、それがまさしくアマガエルの水嫌いが始まる瞬間ですね。
我が家のアマガエルは今日は暖かかったからか、オスが出てきていました。
最初足を伸ばした形でぐったりしており、まさかと思ったのですがしばらくすると水苔にもぐったの見当たらなくなりました。
無事冬を越して欲しいです。
スクワイヤー様
削除プールと飼育の場合は、上陸する順にどんどん分散して行き、その時期はとても早いです。
なぜそんなに早く出発するのか、不思議です。
尾があるうちは口はまだ未完成で、食べないので早く外に行く必要はないと思うのですが。
考えられる事は、天敵のヘビ、カラス、サギ、イタチなどは上陸の時は捕らえ易い事、ある程度まとまっているので、楽して沢山食べられる最高のチャンスなのかも知れません。
飼育の場合も上陸の時にヘビが来ました。(2年とも上陸の時にきました。プールもその時にイタチなどの大型動物が来ている形跡がありました。
その危険を避けるために、早く分散して野原などの草の下に隠れたいのかも知れない、と想像しています。
お弁当は素晴らしいアイデアですが、ヨチヨチの赤ちゃんが大きなお弁当を引きずって歩くのは危険ですね。
アマガエルって深い水は嫌いなのですね。
好きなイメージなのですが。多くの方は好きと思っているのではないでしょうか。
>暖かかったからか、オスが出てきていました。
そんなに暖かくはなかったと思うのですが、出てくる事もあるのですね。
こちらは、福寿草が咲きました。例年よりとても早いです。
無事の冬越しをお祈りします。