2015年8月13日木曜日

奇跡

フクちゃん看病記  その4  8/3~5

 フクちゃんは、 ゴミムシに噛まれ、餌も食べられなくて、死の縁をさまよっています。。
 (前回のブログ)

8/3  祈りながら朝を迎えました。
昨夜と全く同じ姿勢ですが、咽の当りがヒクヒク動いていて、 口も閉っています。
昨日押し込んだ虫は、出してないので吞めたようです。

表現は悪いですが、「一か八かの大勝負」で、もう一度餌を口に押し込む事にしました。
今度は、虫の中身だけドロドロ状態にして、少しづつ爪楊枝の先に着けて、6,9,12時と三回に分けて口に入れました。
飲み込む動作はありませんが、吐き出す事はせず、口は閉じました。

家事で暫らく見られずにいて、19:20に見ると、↓
頭を持ち上げ、吸水ができているようです。 奇跡が起きました。

21時 ドロドロ餌を少し口に入れました。そのまま私の手の中にいて、
20分後  目が輝き始めました。

 皮膚も艶も張も出て、昨夜の様子を思うと、信じられません。 ↓

次の8/4、朝起きて目を疑いました。フクちゃんとは思えません。↓
でもほとんど動きません。 餌は、お腹の膨らみ状態で、1日に3~4回 虫の柔らかい部分のみ口に入れました。
もう嬉しくて、野原に出して見ました。 ↓ 進めません。当たり前です。無理です。 
5日になると、切り花の上にいて、びっくり。↓


餌を自分で食べて欲しいので、箱に入れましたが、とても怯えて動けません。↓
(画像の虫は大きいですが、小さい虫も入れてあります。)
餌は、爪楊枝で口の中に虫を押し込んでいますが、時間はかかってもゴクンと吞めるようになりました。 蜘蛛やコウロギ、バッタ、ヨコバイと栄養のバランスを考えて献立を作り、食べ易いように調理して与えます。 良い糞もしました。 

6 件のコメント:

  1. 公園温泉ラーメン2015年8月13日 8:07

    看病、お疲れさまです。
    あの痩せ細った姿を考えると、本当に奇跡です!
    毎日のフクちゃんへのお料理も大変ですね。
    そのうち、お転婆さんの食卓にもカエル用の食事が並びそう(^^)/
    フクちゃん、がんばれー!

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    1. 公園温泉ラーメン様

      お疲れ様です。

      背骨がゴツゴツと見え、すごい形相をしていた姿から、一日で戻ったのですから、奇跡としか言えません。
      おもわず「ヤッター」とガッツポーズをしてしまいました。
      イモムシパワーはすごいです。

      虫料理上手になりました。
      得意なのは、「バッタのイモムシ和え」です。
      ここ伊那谷は、「イナゴの佃煮」を食べますから、同じような物です。

      トウモロコシにも、美味しそうな虫がいます。
      今年ばかりは、トウモロコシに虫がいてくれるのが嬉しいです。

      現在フクちゃんは自立に向かって頑張ってます。
      応援ありがとうございます。フクちゃんに伝えておきます。

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  2. お転婆さま

    お疲れさまです。

    出張に出ている間の2日間は、ブログを見ることができませんでしたが、その間は心配でなりませんでした。

    でも、フクちゃんが回復に向かいつつあることを知り、少し安堵しました。お転婆さんの看病のおかげです。

    農耕民族の日本人にとって、稲作を害虫から守って来てくれたあまがえるは、もっとも身近な生き物のひとつです。ひとも、あまがえるも、遺伝子に刻まれた記憶みたいなものがあって、何か通じるものがあるのかも知れませんね。

    私も、物理的には遠くにいますが、フクちゃんの回復を祈り続けています。

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    1. 竹内様

      フクちゃんの事、ご心配いただきましてありがとうございます。
      フクちゃんが回復できたのは、今まで皆さんに、コメントで教えていただいた事が、役だった結果です。
      コメントでいろいろと教えて下さいました皆様に感謝しています。

      今年私の畑では、我が家生まれの仔ガエルしか見ません。
      今まで長い事害虫から守ってくれていたアマガエル、これからも人と良い関係を持ち続けて、更に遺伝子に刻んで行って欲しいです。
      そのためには、人間は努力しなければいけないと思います。

      フクちゃんの今後は、問題が多く不安ですが、早く野生に戻れるように、努力します。

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  3. お転婆さま

    ご返信ありがとうございます。お盆の帰省で、お忙しい最中と思います。

    今回ばかりは、(お忙しいところ恐縮でありますが)じっくり時間をかけてリハビリ&保育していただいた方が良いように思いました。そのプロセスで、思いがけない発見もあるでしょうから。

    お転婆さんが作った流動食が、フクちゃんを救いました。医学の世界でも食の重要性が語られていますが、食事、適度な日光浴、リラックス(お風呂)が前向きに生きる力を与え、リハビリを成功させると信じています。

    そして、リハビリはひとも同じで、少しずつ時間をかけて取り組んでいただければと思います。

    私の方は、ゴミムシの増殖をくい止める方策を考えておきます。

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    1. 竹内様

      お盆は、忙しいですが、家族が集まり楽しみです。
      親戚の皆さんに、アマガエルの話しをしたところ、大変興味を持って聞いてくれました。

      忙しかったのは、昨日で終わりです。ブログは以前に下書きしていました。

      私は、突然留守をする事がありますので、長い事飼育する事はできません。昨年クロちゃんに餌を与え、野生生物に安易に餌をやってはいけない事を学びました。
      フクちゃんは、心配ですし、可愛くていつまでも側に置きたいですが、野生に帰さなくてはならないのです。そのために、出来るだけ早く自立をと思っています。
      そして、私に馴れるのもフクちゃんのためにならないと考え、距離をおいて接するようにしています。

      ゴミムシ対策、期待しています。

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