2014年12月24日水曜日

好のむ居場所

家で暮すアマガエルの好む居場所
 
私の家の敷地内で過ごすアマガエルが、どのような所を好むか、まとめました。


調査期間   2011~2014年
対象カエル  年齢推定3ヶ月以上で、10日以上いたアマガエル45匹
         幼いカエルは、居場所を換えるため、対象外とした。
         2年いたカエルも、一匹とした。


結果 
多くいた所 
     家     1 南側 デッキがある玄関側         31匹 
           2 西側 池がある側               4匹
           3  東側                                        1匹
                          北側                                        1匹  
 
        庭     1 西側  池の近く                            7匹
           2  東   物置                   1匹
 
     アマガエルが好んだ居場所
      デッキの玄関近く 壁の飾り 玄関脇物置
       
      デッキ西側横の雨どいとその近く
 
    
     庭は鳥の餌台
  
考えられる事、 感想
  アマガエルがなぜデッキの玄関近くを好むのか考えてみた。
 デッキは南向きで日が当たるが、アマガエルは、日蔭に居る事が多いので、日当たりを好んでい るのではない。デッキ以外の東・北・西側の壁にも、物置など居場所に適した所は同じようにあ  る。水場も、西側は池、北側は小川があり、東側からも川に近い。雨風は、西側と東側は、少し
 あたるが、北側はあたらない。
 一番違う事は、デッキは、私達が良く通る事である。 西側も、池や水道、花壇があり、良く行く。
 アマガエルは、人がいる所が安全と考え、一番優先しているのかも知れない。
  追記
   アマガエルは、健康維持のために適度な日光は必要とのご意見をただきました。
   
 不思議な事
  ○アマガエルは、木で過ごすと言うが、 庭の木は、たまにいたが、居場所として長くいる事はな    かった。 また、デッキ内のコニファーも、幼い時期と、たまにいたが長くいる事はなかった。
 
  ○私の家は、初めから多くのアマガエルが来たのではない。
   10年かけて増えてきた。そしてこの地区のどの家より多くのアマガエルが来る。
   近くに、田んぼの中にログハウスが沢山建ててあるキャンプ場があるが、そのログハウス
   では、一匹しか見なかった。ログハウスを好むわけでもない。
   まるで、私達夫婦がアマガエルを好きな事が伝わっているようだ。
  
次は、帰巣本能 家からプールに帰ったパパガエルの話

6 件のコメント:

  1. お転婆さま

    メリークリスマス、です。イブの夜は、やっぱり「アマガエルのお話」が一番。

    テーマをリクエストしておきながら、12月下旬は出張等々でなかなかコメントが書けず、失礼いたしました。

    南側に多くいた理由は、私もお転婆さんと同感です。あと、皮膚の感染症予防や小さな傷の治療のために、やはり適度な日光浴が健康維持のために必要なのかなとも考えています。

    飼育下にあるあまがえるに、適度な日光浴をさせることの重要性は、何かの資料で読んだ記憶があります。

    あと、10年間かけて訪問者が増えた理由は、あまがえる同士に何かしらのコミュニケーション方法があるのかも知れませんね。知恵の共有というか・・・

    今夏にも少しお伝えしたかと思いますが、私がしばしば訪れる琵琶湖北部の高島市の集落では、夜になると、自販機にたくさんのあまがえるが集光性の昆虫を求めて集まります。

    しかしながら、他の地域では、自販機を活用するあまがえるをまったく見かけないことが多々あります。

    たまに、私の方を「ガン見」しているあまがえるを見かけますが、彼らに「好奇心」と「観察眼」はあるような気がします。いや、あります(個人的見解です)

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    1. 竹内様

      お仕事お疲れ様です。
      クリスマスイブでもあり、お忙しいのにお越し下さいまして、ありがとうございます。

      幼くてデッキの手すりで過ごしている間は、良く日光浴をしていました。2ヶ月ほどして、軒下や物置に移動すると、日光浴をする事はなかったので、必要ないと考えましたが、適度にする事は、必要なのですね。
      その事を、ブログに追記しておきます。
      ありがとうございました。

      アマガエルたちが、デッキに多く来るのや、地域により、自動販売機に集まるのは、利益となる情報が、何かしらの形で伝わっているような気がします。

      「ガン見」するアマガエル、どんなでしょう。?
      私も、アマガエルは、他のカエルの行動や人間の行動も良く観察していると思います。
      アマガエルの前に手を出すと、乗って来る子がいるのが、不思議でなりませんが、「好奇心」からかも知れないと思うようになりました。

      滞在期間は、まとめてみましたが、観察が不十分で、新しい発見はできませんでした。しかし、きちんと数字にする事で、居場所などのまとめに、発展させる事ができました。来年からは、もう少し細かく記録して見たいと思います。

      テーマの提供ありがとうございました。

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  2. お転婆さま

    古くは、日光浴は結核の治療に有効とされていました(現在では、否定的な見解が多く占めています)。

    適度な日光浴は重要であり、特定の紫外線はビタミンDの体内合成で重要な役割を担います。ほぼ全ての脊椎動物の皮膚でビタミンDが合成されますが、ビタミンDは免疫系や骨代謝などにとって重要な働き(影響)をします。

    ということで、成長期のあまがえるにとって、日光浴は重要な要素であると私は考えています。(もちろん大人のあまがえるにも必要です)

    余談ですが、赤外線の中の特定波長も、血流の改善などに効果があります。私の知人の研究成果ですが、床ずれなど傷の治癒にも有効でした。

    さて、「ガン見」するあまがえるの話題に移ります。

    何度か経験があるのですが、一番驚いたのが、今夏の出来事でした。

    それは、滋賀県高島市の集落にある友人宅に遊びに行ったときの恐怖体験です。

    一軒家の玄関に、小さなあまがえるが住みついていました。サイズ的に、今年にふ化した子でしょう。玄関の扉の上で寝ていました。

    少し暗くなってから玄関前の庭でバーベキューを始めました。当然のことながらご家族の出入りがあります。それでも慌てることなく、その子は玄関のうえでエサ待ちです。

    そこで、(あまがえる好きの私ですから)近寄って観察していると、私に気づいたようで、体勢をこちらに向けて「じぃーーーーーーーーーーーっ」と見つめだしました。

    俗に言う『ガン見』です。

    こちらも負けじとガン見していたので、家族の方は???と思ったに違いありません。

    そうしているうちに、壁伝いに降りてきまして、「ぴょーーん」と私の身体に飛び移ったかと思えば、お腹のあたりから私を見上げて「じぃーーーっ」とガン見していました。かと思えば、また壁に飛び移りました。

    よく飛び跳ねる子でした。

    で、その家のご家族はいかがかと申しますと、私が見ていた限りでは、その子は家族の出入りに対して無反応でした。

    こうなりますと、面白くてたまりません。(バーベキューはどうでもよくなっていました、たぶん・笑)

    また、玄関先をゆっくり通り過ぎる(フリをする)と・・・体勢チェンジで、照明のあたりから「ガン見」です。何てかわいい(笑)

    もしかして、家族と非家族を認識できるのかも、と考えました。

    もしくは、好奇心をもって接近すると、むこうも好奇心を持つ???(これは考えすぎだな・笑)

    ここまであからさまなケースは、まだ、本件だけですが、この家の近くにあるサントリーの自販機に近づいたときも、やたら反応していた子がいました。

    そのときは、ガン見というよりは「ちら見」でしたが。

    あまがえる、恐るべし。

    ちなみにマキノ町という場所ですが、ここにはカエルが登場する伝説・民話が残っています。

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    1. 竹内様

      日光が大切な事、良く解りました。
      実際に、幼いうちは、暑いのに日光浴しているのですから、それを証明していますね。ありがとうございました。

      「ガン見」するアマガエルのお話について

      興味深いのは、
       ①体に跳び乗った事
      なぜ乗ったのでしよう。 危険は感じないのでしようか。
      好奇心から乗ったのでしょうか。?

       ②家族に対して無反応だった事
      「アマガエルとくらす」の本では、飼っていたアマガエルが、家族と、電気工事の方を見分けたようだ、とあります。
      家族と非家族を見分けたのかも知れません。
      または、「犬好きは犬が解る」と言われています。
      アマガエルも、アマガエル好きな人が解るのかも知れません。
      「好奇心を持って接近すると、好奇心を持つ」
      これはあると思います。
      アマガエル同士も、相手の行動に感心があり、譲りたくない場合は、ジッと見つめます。 クロも虫をねだる時は、ジッと見ました。「くれるかな」と考えていたのだと思います。
      相手が自分に感心を持って入る事が解れば、興味を持つでしょう。
      ヤマオとフタバも見つめ合っていましたね。
      「目は口ほどにものを言う」 人間と同じような意思表示だと思いますが、知能は高いですね。
         
      マキノ町のカエル伝説や民話に興味があります。
      昔の方の、カエルに対する考え方が、解るからです。  

      追記
      マキノ町の民話 「蚊野のカエル、あびこのカエル」読みました。
      高い木に登るお話ですから、昔の人は、カエルが高い所に登っているのを見ていた可能性はあります。
      私は、まだ高い木に登っているアマガエルをみた事はありません。
      昔の人は観察力がすごいと思いました。  

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  3. お転婆さま

    マキノ町の上開田(かみかいで)という集落での出来事ですが、ホント、不思議ちゃんなあまがえるが多いです。

    元・国宝の薬師堂など荘園の時代から残る仏閣などあり、弘法大師ゆかりの湧き水もあったりと、歴史のある集落ですから、もしかして、あまがえるも・・・・実は神様・仏様のおつかい?(笑)

    実は、この集落で保護した幼体のあまがえる(『びっこちゃん』と名付け、しばらく養育した後、里山に帰って行きました)も、よく私の顔を見つめたり、飛びつくこともありましたね。

    そういう地域性なのかも知れません(笑)

    さて、玄関のあまがえるが、なぜ、私のお腹に飛びついたのか、私にも分かりません。メタボで腹がせり出しているから?

    ただ、人の「顔」は、顔として認識しているかも知れません。うまく表現できませんが・・・

    脳みその容量云々ではなく、指先が器用なことと連動して脳の特定領域も発達したのかも知れません。私の仮説ですが。

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    1. 竹内様

      マキノ町では昔から、人とアマガエルの良い関係が保たれ、それがアマガエルの生きる知恵を高めて来たのだと思います。
      不思議なアマガエルに合いたいです。
      地域により、差があるのなら、それは大変興味深いです。

      人間の顔は、認識している様に思います。
      私の経験では、手にのった後、後(背中側)に回るからです。顔に来た事はありません。顔には、目があり口があり、危険な事を認識しているからではないかと考えています。9/26日「手にのると頭まで」で少し触れました。

      アマガエルに負けないようにて指先を使って、ボケ防止に努めます。(笑)
      ありがとうございました。

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