2014年12月15日月曜日

白く模様が薄くなる時

ママガエルが白く模様が薄くなったのを何回も見ました。↓
 (背中の模様はほとんど分からなくなりますが、完全には消えません。鼻から鼓膜への黒い帯模  様はそのままで、薄くなりません。)

  皮膚が白くなっても、雲形模様がはっきり見える時は違います。
 この状態は今回言う白くなる時とは違いますのでご注意ください。↓
 白く模様が薄くなった時は、アマガエルの状態に共通点がありました。
 ○ある日、サクラちゃんがとても慌ててデッキに上がって来ました。
  サクラはいつもデッキの西側に居るのに、反対の東側から来たのです。
  そして、急いで壁とコンテナの隙間に隠れました。何かに怯え、逃げて来た様子でした。
  この時、サクラは白になっていました。↓ 
 ○クロちゃんが玄関のドアーの前にいました。玄関の戸を開けたのに驚いて、壁に逃げようとしま  したが、吸盤に砂が付いていたのか、3回失敗、パニックになり、大ジャンプを繰り返し、デッキ   下に隠れました。その時白くなり模様が薄くなりました。↓
○ カブトが居場所を換えて、初めてポンプにいました。白く模様は薄くなっていました。
  初めての場所で、不安だった様子で、カメラを向けると緊張した怯えた様子でした。
   一時間もすると、模様が出ていました。

○リボンは、足に怪我しました。怪我した時はまだ模様がありましたが、私が飼育箱に入れると、
 見る見るうちに白くなり模様は薄くなりました。↓ 怪我して捕らえられて最高に恐怖の状態です。
 次の日から白くなる事はありませんでした。

まだまだ多く経験していますが、全て、精神的に不安定な時に白くなり、模様はほぼ消えていました。

「白いアマガエル」でネットで検索すると、多くの投稿があります。
皆さん、珍しいとか、アルビノではないか、と書いていますが、私から見ると、この状態の時だと思います。(アルビノは、鼻から鼓膜への帯模様もなく、模様は完全にありません。)

中に興味深い記事がありました。
○小学生の研究で、「カエルの変色の実験をしている時、一匹が逃げてカーテンに隠れた。
 それが灰色になった。」
○アマガエルの目をテープでふさぐと、灰色がかる。
○生まれつき目のないカエルは、つかんだだけで白くなる。
○ カエルに殺虫剤をかけたら、白くなった。
○LSDの中毒にして、刺激すると白くなる。

 これらの記事と、観察から推測すると、
 アマガエルは、ストレスが加わると白っぽく模様が目立たなくなる。
 落ち着くと、元に戻る。

 ※変態したばかりの小さなカエルで、この状態を見た事はありません。

 白くなると、目立ち天敵に見つかり易くなると思うのですが、どうしてそうなるのでしょうか。

次は、変色のいろいろ 

4 件のコメント:

  1. お転婆さま

    恐怖体験によって、人は「青ざめる」のですが、あまがえるは「白ざめる」ようですね?

    ストレスによる何かしらのホルモンの影響で、周囲の環境に合った体色を維持できなくなるのでしょう。

    (人は体色が変化しませんが)人間と何か共通の生理現象があるかも知れませんね、少し調べてみたいと思います。

    あと、ブログ本文で動物試験(実験)の話題が出ていましたので、少しだけ補足させてください。

    大学や研究機関で「動物実験」を実施するときは、しかるべき届出と講習会の参加等が義務付けられています。

    近年、ようやくわが国でも「動物倫理」の考えが浸透し始めました。できるだけ動物を殺さない、苦しめないという観点から、研究をデザインすることが求められています。

    ですから、紹介記事としてありました「カエルに殺虫剤をかける」とか「LSD中毒にする」といった内容については、その行為(研究??)自体にどんな意味があったのか、私には理解し難いものがあります。

    そもそも、ちゃんとした研究活動だったのか、その犠牲から何が得られたのか、単なる弱いものいじめではないのか、などいろいろ考えてしまいます。

    少し堅苦しいお話になりましたが、コメント投稿を通じて、皆さまには「生物学研究と動物倫理(生命倫理)」に関する考え方をお伝えしたいと思いました。

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    1. 竹内様
       
      このブログにコメントを下さるGさんから、
      「玄関にいるアマガエルが、パニックになったと思われる時に白くなり、病気だと思った。」とのメールをいただきました。
      この白くなる時、全てではありませんが、熟睡しているのか、意識が低下する事があります。私も病気だと思いました。
      参考になればと思い書きました。

      ネットでアマガエルの事を調べていると、この殺虫剤の事のように、とても悲しい記事があります。
      この記事は、一般の方の普通のブログで、「嫌いだからかけた。」と言う感じで、なにも悪びれた様子はありませんでした。
      LSDの記事は、もう一度見たいと探しましたが、見つかりませんでした。LSDを使うと言う事は、専門的な知識のある方ではないかと思いますが、私には、ひどいとしか思えません。

      高校生が研究のために、アマガエルの解剖をする論文も読みましたが、
      「研究の発表する事が目的ではないのか」と思ってしまいます。
      良く考えてして欲しいものです。
      人間は、自分たちの楽だけを考えて、勝手な事をしていると思います。
      未来の子供達の事も考えていない気がします。 悲しいです。

      このコメントは、大勢の方に読んでいただきたいです。
      ありがとうございました。

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  2. お転婆さま

    人工物に囲まれて暮らしているうちに、麻痺というか、感性が狂ってくるのでしょうね、自然や生き物に対して。

    経済は発展し、科学技術も進歩し、しかし「倫理観」は追いつかないという情けないご時世です。

    強い倫理観があったら、右肩上がりの経済発展はなかったという逆説的な考え方もあるでしょうけど。

    経済開発より環境修復・再生が必要な時代です。

    人が自然を開発したことで棲み家も食べ物も失った生き物たちは数限りなくいますが、そういう存在に気づき、小さいものを守ろうとする人たちが増えて欲しいと思います。

    例えば、このブログの主人公はあまがえるですが、彼らには彼らの日常生活があり、そこには癒しの時間や、友達(?)とのコミュニケーションもあります。

    人間社会のような複雑さはありませんが、このようなささやかな生活は他の生き物にも存在します。

    「アマガエルのお話」をきっかけに、少しでも多くの人が生き物や自然に対する理解を深め、大切にする心を養って欲しいと思います。

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    1. 竹内様

      今の社会は、忙し過ぎてゆとりが持てないからかもしれません。
      もう戻れないのでしょうか。

      私には、自然保護の活動もどのようにして良いか分かりません。
      せめて、身の回りだけでも大切にしたいと思います。

      ありがとうございました。

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