2014年12月12日金曜日

変色にかかる時間

マガエルの皮膚変色の仕組みは、皮膚が三層構造(黄色素胞・紅色素胞・黒色素胞)になっていて、その反射、吸収により変化する事が解明されています。
   朝日新聞より ↓
変色は、目から入った刺激で、脳からホルモンが分泌され、変化するそうです。
  (私は、皮膚が直接感じて変化する事もあると考えています)
変色は、温度、湿度、光、その時のアマガエルの休息状態に左右されるそうです。

ここまでは、解明されていますが、実際に体の中で起きている事は、不明な点が多く、謎のようです。確かに、単純に皮膚の色を変えてはくれません。

アマガエルの皮膚の色の事で気が付いた事を書いて見ます。

アマガエルの基本と思われる色です。

私の観察では、アマガエルはオタマジャクシの時に一度模様が背中に表れます。
変態して、しばらくは、黄緑色一色です。
鼻から耳、側腹部にかけての黒茶の帯模様は初めからあります。成長すると少し濃くなったり、薄くなったりはしますが、基本は変わりません。幼いうちは、この模様で個体を区別します。↓
変態して、2週間~一ヶ月すると、背中に黒い雲形模様が出始める。
これは、居場所に左右され、とても個体差がある。

 今年、4匹のアマガエルの皮膚が変化する様子を観察しました。
結果は、○ 緑の環境の中にいたカエルは、緑のままであった。
      ○ 茶色の環境にいたカエルは、緑から灰茶色に黒の雲形模様に徐々に変化した。
      ○ 一度、緑に黒の模様になっても、黄色の環境に移動すると、また緑に戻った。 
         ( 詳しい内容は、10月20日22日のブログに書きましたので、省略します。)

 観察の対象となった4匹は緑~茶色になるのに、一週間もかけて徐々に変化しました。
 しかし、短時間で変色したカエルも観察しています。

アマガエルの変色にかかる時間は、短時間 (30分~120分)   中時間(数時間) 
長時間(7~10日) と大変な幅がある事が解りました。

その違いは、なんでしょう 。 ?

短時間の場合 30分~120分
10月17日の事 
デッキ下の20㎝くらいの草に、まだ2ヶ月くらいの緑のアマガエルがいました。(画像左 )
そこは、ヘビが来る危険があるので、手で握って、デッキの上におろしました。(画像中)
1時間45分して行って見ると、見事に変色していました。 (画像右)
 この時のアマガエルは、手に握られ、初めての所に連れて来られ危険を強く感じた。
中時間(数時間) 
以前いたケロジというカエルが、いつもいる居場所が分らなくなり、玄関脇にいました。
途中から疲れると思い、添え木をしました。(笑)  6時間で変わりました。 
 
カシマというカエルも、この日は、何時もの居場所が分らなくなり、コンテナのスタンドの下に
隠れていました。4時間くらいで変化しています。↓

この場合、知っているデッキ内なので、あまり危険は感じてないが、迷子になっているので、
 安心はしていない。 

ある小学生の実験で、「色が変わるのに、5~7時間位かかった。 」とありました。
この時のカエルも捕らえられて、不安な状態だったと思われます。

 長時間  (7~10日) 
自分から居場所を換えた場合なので、すっかり安心している状態。

この事から推理すると、
危険を感じるほど早く変色する。
危険を感じるほど、脳からのホルモンの量が多く分泌されるのかも知れないと思った。 

夜、温度、湿度、光による変化は早い。 

は茶色の環境にいても、がかる事があり(ならない時もあり)、この時の変化は早い。
また、温度、湿度、光による、黒っぽくなったり、白っぽくなる時の変化は早い。

夜になり緑っぽくなったクロちゃん。↓  
 
変化にかかる時間や、色はさまざま  単純ではない。 
時には、保護色とならず、目立つ色になる事がある。 謎ばかりです。

  次は、白っぽくなる時 

11 件のコメント:

  1. とても参考になりました。貴重な観察日記です。ありがとうございます。

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    1. Kuwa1941様

      ブログを見て下さいまして、コメントをいただきありがとうございます。

      アマガエルを観察していて不思議や分らない事は多々ありますが、変色もその一つです。
      変色は個体差がとてもあります。私の観察でも気が付いていない事や、違うケースもあると思います。

      もし可能でしたら観察して見て下さい。新しい発見があるかもしれません。

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  2. 須々万の翁草2017年9月21日 8:52

    アマガエルの擬態がよくわかりました
    我がブログに張り付けさせてもらいました
    擬態について理解者が増えるといいですね

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    1. 須々万の翁草様

      アマガエルの変色は擬態に間違いないのですが、擬態にならない事が多々あります。天敵に見つかり易い色のままでいる事が多く見られ、なぜ変色しないのか分りません。
      アマガエルの変色は不思議ばかりです。

      ブログへの貼りつけありがとうございます。

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  3. 須々万の翁草2017年9月21日 9:03

    アマガエルの擬態がよくわかりました
    我がブログに張り付けさせてもらいました
    アマガエルの能力が皆さんに伝わるといいですね

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  4. 運蔵と申します。


    アマガエルの体色変化に興味を持ち、色々ネットで調べました。
    貴男の観察はすごいです。

    私が体色変化に興味を持ったきっかけは、自宅の外にある簡易シャワールームの中に時々住み着くのがいて、シャワールームが黄色である為か真っ黄色の時が多々あります。
    いろんな文献では、色素欠乏で黄色くなるとありましたが、シャワールームの彼?彼女?は黄緑色の時も多々あります。
    シャワールームの床の端の方で錆びている所に居る時には、ベージュと茶色や焦げ茶色のまだら模様だったりします。
    私的には、水槽で飼って底には砂利をひかず、周りを色紙で覆ってみたいなと思ってましたが、ゼロスタートはなかなか面倒なのでまだ手付かずです。
          観察記とても参考になりました。ありがとうございます。

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    1. 運蔵 様

      ブログを見て下さいまして、またコメントをいただきありがとうございます。

      久しぶりでこの記事を読みましたが、解り難いですね。

      >シャワールームで黄色になる・・・
      私も、物置の黄色のコンテナにいたアマガエルが、真っ黄色ではありませんが、かなり黄色になり、また黄緑に戻った時もありました。

      >文献で、色素欠乏で黄色くなる・・・
      私は、黄色のオタマジャクシを育てた事がありますが、これは色素欠乏だと思いました。色素欠乏プラス障害があったようで、変態できずにすべて死んでしまいました。
      シャワールームで黄色になるのは、色素欠乏でなく防御の変色のように思います。

      皮膚の一部ですが、オレンジ色がかった枯葉によりその色に近くなった場合もありますし、一部青になった場合も見ました。

      アマガエルの変色はとても不思議で奥が深いです。
      単純に、「周りの色により変る。」とは言えません。
      変色はとても個体差があります。同じ親のカエルを全く同じ環境で飼育しても、灰色の個体と緑色の個体といました。またストレスや意思により色も変えるようですから、複雑です。

      アマガエルの変色について観察するのは面白いと思います。

      余分なお節介になりますが、アマガエルの飼育方法を見ると、「水槽で砂利」が多いですが、それはトノサマガエルなどの場合で、アマガエルは木の上のカエルですから、砂利は合わない気がします。

      コメントありがとうございました。

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  5. ほら吹き名人2018年10月7日 20:32

    今年の8月に旅先で青いカエルを見つけて、飼育を始めたところですが、数日前から体に黒い縞模様が出てきて検索したところ、こちらにたどり着きました。
    日頃はガジュマルの植木の上にいますが、砂利やまだら模様の陶器の器を入れているのが原因かも知れません。飼育環境を変えながら変色の観察も楽しんでみます。
    大変参考になりました。
    ps:砂利は熱帯魚用に手持ちがあったのと、洗浄など手入れが楽なので使っています。

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    1. ほら吹き名人様

      「あまがえるのお話」にお越し下さいまして、ありがとうございます。

      「青いカエル」を見つけられ飼育を始められたとは、すごいです。私は沢山のアマガエルを見て来ましたが、完全に青いカエルを見た事はありません。すごく珍しいと思います。

      「数日前から黒い模様が出て来た」との事ですが、ほとんどのアマガエルは成長すると背中に黒い模様が出ます。この模様の出始める時期はその個体により大変差があり、2、3歳くらいの大きさでも緑で模様のない個体もいます。しかし、その緑の個体も昼間は緑でも、夜になったり環境が変れば模様が出ているかも知れません。成長しても模様の出ないアマガエルがいるのかは分りません。

      青いアマガエルがどの様に変化するのか、楽しみですね。

      珍しいアマガエルの事を投稿して下さいまして、ありがとうございました。

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  6. うちの庭に白いカエルを発見し、私は幸運のカエルと思っていました。アマガエルが、変色するとは知らなかったからです。うちには、数匹住み着いているカエルがいて、だいたい決まった場所にいます。
    緑色の葉っぱにいるのは、綺麗な緑色で、紺色の傘のに住んでいるのは、紺色だったり、植木鉢の土にいたのは、黒でした。
    でも、同じ場所にいるのに最近は白いのが2匹いるので、どのカエルか少し分からなくなってきて、この投稿に辿りついた次第です。
    いつも、玄関で見送りとお出迎えをしてくれるカエル達が可愛くて、いつも話しかけています。
    うちは、どのカエルもケロッピと呼んでいるので、投稿者さまは名前をキチンと変えておられてすごいと思いました。

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  7. Unknown 様

    アマガエルは、緑・黄緑・茶色・黒・灰色・白の系統の色に変色します。その色は絵具を混ぜた時のように無限な色になると思います。
    更に背中には模様が出る事があり、その模様は基本は変りませんが、出方に濃淡があり変化して見える事もあります。
    これが同じ個体? と驚くほど変化します。

    Unknownさんのお庭には、沢山なカエルさんが棲み付いているのですね。
    白いカエルは、目も白く何日も白いままでいたら、アルビノでとても珍しいと思います。幸運のカエルさんかも知れません。
    しかし、一時的に白くなる場合は、陽に当たったり白い場所にいると白くなりますが、この場合模様は出ている事が多いです。白い場所にいないのに白くなり模様も消えている場合は、ストレスがかかった状態のように推測しています。
     (これは私の観察で間違っているかも知れません。)

    紺色のカエルは、私は見た事はありません。お腹の下のみブルーになった個体は見ましたが。紺色はすごく珍しいのではないでしょうか。

    「ケロッピちやん」可愛いです。
    カエルに名前を付けるのは、個体識別するためです。覚えやすいように
    背中の模様から連想して付けますので、おかしな名前になってしまいますが、名前を付けると一層愛おしくなります。

    コメントありがとうございました。

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