アマガエルの指の先は、丸い吸盤になっています。
風船のように、少し膨らんでいます。この柔らかな膨らみにも、秘密がありそうですね。
吸盤の表面は、どのようになっているのでしようか。?
ネットで、 <濡れた表面でも滑らない-カエルの足指を模倣した材料研究>(ワイリー・サイエンスカフェより) と言う論文がありまたので、簡単に紹介します。
アマガエルの場合は、指先の表面は、細かい溝で囲まれた大きさ10-15μmの六角形の上皮細胞で覆われ、さらに一つ一つの細胞の表面は、300-400nmの支柱状に分かれ、凹形をしています。
足指のあちこちには、分泌物を出す小さい穴がありますが、その性質と役割は明らかになっていません。 (窓ガラスにいた跡は、ネバネバした汚れが付いています)
アマガエルの足指は、濡れた木の表面をせん断応力(摩擦力)を使って登れるように発達したと考えられます。
以上抜粋です。
吸盤の働き
アマガエルは、この吸盤があるから、支えがない垂直な面に登ったり、逆さまでも(短時間)貼り付いている事ができます。
その面が、ツルツルでも、ザラザラでも、複雑でも登れます。その面の形状により、姿勢や、四肢や指の開き方、登る速さは、違っています。
(登れない場合もあり、後日書きます。)
垂直面で止まっている時は、お腹の皮膚も密着させます。その時は、指は広げなくてもいられます。
ザラザラの木を登る時は、指を広げます。長くて、良く広がる事が重要なようです。
木を逆さまで下りる時は、後足の指もいっぱいに広げ、ゆっくり慎重に下ります。
歩行中は、吸盤のみ面につけて、手のひら、足の裏は浮かす場合もあります。
色々な動きで、調節しながら、歩くのでしょう。
吸盤の吸着力
長時間は持たない
全く支えがない垂直の面では、お腹を付けていても、長時間はいられない事が多く、移動します。
ガラス面では、5時間同じ姿勢でいたの確認しました。 この時は、少しは四肢を動かしていました。
垂直な姿勢で、眠てしまうと、体は傾いてきますから、吸盤やお腹の皮膚は意識していないと、弱くなる事が考えられます。
垂直でいると疲れるので、添え木を付けてあげました。 ↓
前足だけでも登れる
ツルツルしたプラステック面の場合は、前足だけでも少し登れます。
今年、後足を怪我して、前足のみで、壁を上るアマガエルを観察できました。↓
10㎝くらい、短時間ですが、前足の吸盤のみ(お腹も使わず)で登る事ができました。
ただしこの時は、怪我して痛みがあったので、常より登れない事も考えられます。
この事から、吸着力はあると思います。
吸盤は大きいほど、吸着力は強い
面白い論文があったので紹介します。
<アマガエルとツチガエルの環境適応に関する研究-カエルの吸着力の比較> ネットより
吸盤の大きさと吸着力の関係は、
吸盤が小さいほど弱く、大きくなるほど強くなる。しかし、吸盤が大きくなると、体重も重くなるので、体を支える事は、出来なくなる。
一番理想的なアマガエルは、体重が2g以内で、吸盤の大きさは0.1㎝くらい
以上は論文より
私のカエル(1歳)は空腹でない時約 6gでした。
次は、登れない場合は?
風船のように、少し膨らんでいます。この柔らかな膨らみにも、秘密がありそうですね。
吸盤の表面は、どのようになっているのでしようか。?
ネットで、 <濡れた表面でも滑らない-カエルの足指を模倣した材料研究>(ワイリー・サイエンスカフェより) と言う論文がありまたので、簡単に紹介します。
アマガエルの場合は、指先の表面は、細かい溝で囲まれた大きさ10-15μmの六角形の上皮細胞で覆われ、さらに一つ一つの細胞の表面は、300-400nmの支柱状に分かれ、凹形をしています。
足指のあちこちには、分泌物を出す小さい穴がありますが、その性質と役割は明らかになっていません。 (窓ガラスにいた跡は、ネバネバした汚れが付いています)
アマガエルの足指は、濡れた木の表面をせん断応力(摩擦力)を使って登れるように発達したと考えられます。
以上抜粋です。
吸盤の働き
アマガエルは、この吸盤があるから、支えがない垂直な面に登ったり、逆さまでも(短時間)貼り付いている事ができます。
その面が、ツルツルでも、ザラザラでも、複雑でも登れます。その面の形状により、姿勢や、四肢や指の開き方、登る速さは、違っています。
(登れない場合もあり、後日書きます。)
垂直面で止まっている時は、お腹の皮膚も密着させます。その時は、指は広げなくてもいられます。
ザラザラの木を登る時は、指を広げます。長くて、良く広がる事が重要なようです。
木を逆さまで下りる時は、後足の指もいっぱいに広げ、ゆっくり慎重に下ります。
歩行中は、吸盤のみ面につけて、手のひら、足の裏は浮かす場合もあります。
色々な動きで、調節しながら、歩くのでしょう。
吸盤の吸着力
長時間は持たない
全く支えがない垂直の面では、お腹を付けていても、長時間はいられない事が多く、移動します。
ガラス面では、5時間同じ姿勢でいたの確認しました。 この時は、少しは四肢を動かしていました。
垂直な姿勢で、眠てしまうと、体は傾いてきますから、吸盤やお腹の皮膚は意識していないと、弱くなる事が考えられます。
垂直でいると疲れるので、添え木を付けてあげました。 ↓
前足だけでも登れる
ツルツルしたプラステック面の場合は、前足だけでも少し登れます。
今年、後足を怪我して、前足のみで、壁を上るアマガエルを観察できました。↓
10㎝くらい、短時間ですが、前足の吸盤のみ(お腹も使わず)で登る事ができました。
ただしこの時は、怪我して痛みがあったので、常より登れない事も考えられます。
この事から、吸着力はあると思います。
吸盤は大きいほど、吸着力は強い
面白い論文があったので紹介します。
<アマガエルとツチガエルの環境適応に関する研究-カエルの吸着力の比較> ネットより
吸盤の大きさと吸着力の関係は、
吸盤が小さいほど弱く、大きくなるほど強くなる。しかし、吸盤が大きくなると、体重も重くなるので、体を支える事は、出来なくなる。
一番理想的なアマガエルは、体重が2g以内で、吸盤の大きさは0.1㎝くらい
以上は論文より
私のカエル(1歳)は空腹でない時約 6gでした。
次は、登れない場合は?
中庭でアマガエルを放し飼い飼育したいのですが、例年 逃げられてしまいます。吸盤が付かない壁を作りたいのですが何かいい素材はないでしょうか。
返信削除匿名様
削除当ブログにお越し下さいまして、ありがとうございます。
早速ですが、吸盤で登れない素材はあると思うのですが、分りません。
参考程度ですが、
吸盤の弱点は、吸盤に粉や粉ほど細かい砂などが付くと、登れなくなります。特に埃が付くとすぐには取れずに登れない時間が長くなります。
私は、部屋で放し飼いにしていましたので、高い所や奥の埃のある所に行くと、その後は全く登れずパニックになっていました。その時は可哀そうなのでお風呂に入れると埃は取れて、登れるようになりました。
この事から、細かくザラザラした素材は苦手のように思いますが、試した事がないので分りません。
私は、ペラペラの薄いビニールでピンと張ってなく揺れるなら登れないと思いましたが、簡単に登ってしまいました。
お役に立てず申し訳ありませんでした。