2015年7月21日火曜日

亜成体保護場 閉鎖へ

飼育中のオタマの変態が始まり、天敵や脱水の危険があるため、亜成体は、保護場に移す事にしました。

初めの計画では、発達状態で3段階に分け、変態完了前に、自然に放す予定でした。↓
開始直後より問題が発生しました。
 ○個体により発達の差が出てしまったため、発達状態で池から1へ、1から2へ 2から3へと、移動  させる事になり、捕獲や環境の変化のストレスが大きくなった。
 ○飼育箱にネットを被せてあるが、出ようとして、隙間に頭や前足を突っ込み、動けなくなる。↓
   「出たい、出れない。」と思わせる事もストレスとなる。
亜成体の時期は、
 ① 無理に早く上陸させてはいけない。
 ② 静かに過ごさせる。  
 事が大切ですが、 私の方法では、これに反します。

私が、保護場の計画を立てた理由の一つは、変態できたカエルの数を知りたかったのと、安全だけを重視してしまいました。
そのために、ストレスを与える事は、間違いである事に気付きました。

自由に分散させれば、死亡率は高くなるかも知れませんが、ストレスを与えるより、良いと判断し、保護場とミニ池は、自由に分散できるようにし、保護場は現在のカエルがいなくなったら取り壊します。 

  ミニ池の出入り口は狭く、円の中の様な構造になっていて、蛇は入り難くしました。 ↓ 
  アマガエルは、脱走の天才ですから、簡単に出られるはずです。 
  戻ってきたアマガエルのために、水は用意してあります。
  ミニ池でゆったり過ごす亜成体ガエル ↓ 「これで良かった。!」

6 件のコメント:

  1. お転婆さま

    日々お疲れさまでございます。暑いですね、お転婆さんがいらっしゃる伊那も34~35℃くらいありましたか?

    亜成体保護場は、初めての試みでありましたが、私は成功だったように思いますけど、いかがでしょう?

    ネットは登りやすそうでしたし、ネットにご飯も集まるし。確かに課題はあれど、当初の目的であった餓死は避けられたのではないでしょうか?

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    1. 竹内様

      お疲れ様です。
      昨日は、暑かったとニュースで聞き驚きました。
      ここは雨降りで、外気温27℃室温25℃で、長袖を出しました。
      35℃になる事はほとんどなく、比較的涼しい所で、クーラーはいりません。特に朝晩は涼しいです。

      竹内先生は、私の事やいろいろな状況が見えている様に思えてなりません。
      一つの例ですが、昨年赤ちゃんガエルに蟻を与えようと集めたその日、「蟻はいけない。」とコメントで教えて下さり驚きました。その他、水を常時流す事やネットに来る虫など、多々ありました。

      実は、亜成体保護場は失敗と思いましたが、ミニ池で溺死などの事故が多発しました。亜成体のカエルは、人間の全く泳げない人と同じレベルのカエルがいる事に驚きました。昨日のブログに書きましたが、全てが危険なのです。
      まだ正確に把握できていませんが、第2ミニ池では、少し解放にしたため、天敵に襲われた可能性もでてきました。
      とにかく、亜成体の弱さを目の当たりにしました。

      命を守るには、たとえストレスは与えても保護場は必要なのかもしれないと、考え直し始めています。

      竹内先生のお言葉で、「成功」とまでは言えませんが、その第一歩は進めた気がし始めました。餓死も避けられました。

      やはり保護はしなければなりません。問題点を改善して、一匹でも元気に分散できるようにしたいと思います。

      いつも、軌道修正をしていただいています。
      ありがとうございました。

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  2. お転婆さま

    クーラーなしの生活はうらやましいです。昨日は都内もきつかったです。

    前回のコメントを拝見して思ったのですが、今回の取組みも医療などと同じで、犠牲や失敗のうえに進歩があるのかも知れません。

    事故によるあまがえるの死亡は残念ですが、おたまのときに田んぼで水生昆虫に襲われるリスクや上陸してカマキリやヘビに襲われるリスクを考えると、保護施設はけた違いに生存率が高いと思いますよ。

    失敗だけが残った、100%無駄だった、経験値がつめなかった、ということは研究の世界ではそうそうないことです。

    水生昆虫の脅威から回避できた、餓死を回避できた、落ち葉とエサのコンビネーションで立派に成長した、これだけで大きな成果です。施設の構造上の安全確保は次の課題であって、今回の取組みの失敗を決定づけるものではありません。

    落ち着いてご検証いただき、「解体」の前に「部分改善」で課題が解決できないか等々ご検討いただければ幸いです。

    そして、おたまたちのままがえるやぱぱがえるも、お転婆さんに絶対に感謝してますよ。来年は、プールでなく、お転婆さんの家に産卵に集まるかも知れない・・・

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    1. 竹内様

      今年プールで上陸していたアマガエルは、一番多い日で24匹、我が家では、80匹以上です。
      プールでは沢山のカップルを見ていますから、産卵された卵の数は、プールの方が何十~何百倍も多いはずです。自然の生存率の低さに驚いています。

      餌については、問題が発生してしまいました。
      先日、「餌で良い結果が出た」とご報告しましたが、あれから前足が出たオタマのみ、死亡が多くなっています。
      実は、第1ミニ池のみ発育が良すぎて肥満になってしまいました。太って素晴らしい結果と喜んでいましたが、肥満が原因の死亡とすれば、問題です。
      しかし、太ったアマガエルは、上陸してからは確実に有利だと思います。
      少々餌が捕れなくても生きて行けるはずです。

      反省は多々ありますが、落ち込む事だけで終わらず、次に進みたいと思います。

      「お転婆」とは、従来の意味で付けたのではなく、「心身ともに良く転ぶお婆さん」の意味です。
      転んでばかりのお婆さんですが、いろいろとアドバイスをいただき、転んでも起き上がれそうです。
      ありがとうございます。

      残念ですが、保護場はいなくなったので、昨日壊してしまいました。
      今日、第1ミニ池を見直し、少し改善する予定です。

      ミニ池を作った最大の目的は、ミニ池で育ったカエルがデッキに来れば、冬眠から覚めても田には行かず、ここに留まりミニ池で合唱すれば、また合えると思ったからです。

      オタマたちのパパは、「フとY」と言うプール一の勤勉ガエルでした。ママも大きなメスでした。
      来年が楽しみです。

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  3. お転婆さま

    『餌については、問題が発生してしまいました』の内容ですが、死亡とエサ(肥満)の因果関係の検証は、慎重にお願いできればと思います。

    太ったことが影響したとの仮説であれば・・・

    1.太ったことで、身体への影響があった(心肺機能への影響とか?)
    2.脚力でカバーできる体重を上回り、上陸に失敗した(溺死?)

    など、いろいろ考えられます。

    エサが原因ではなく、前足が出た後、変態の過程で自然死亡率が高まる時期があるのかも知れません。他の見解もあるでしょう。

    支柱棒の登場で、このような死亡率が軽減できれば、脚力と体重の関係は無視できなくなると思います。

    その場合、もともと(一定割合で生まれる)脚の弱い仔に起こりうる事故であり、すべての仔に共通して言える事象ではないのかも知れません。

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    1. 竹内様

      オタマの肥満は、心肺機能や運動機能低下と決めつけたのは、軽率でした。それに、不健康な肥満とはっきりしている訳ではありません。私が勝手に思っただけで、カエルのDrから見れば、正常範囲の肥満かも知れませんでした。
      昨日、細い亜成体ガエルと、太った亜成体ガエルの動きを観察しましたが、同じでした。むしろ小さい方がバタバタしている様にも感じました。
      これは正確なデーターではありませんが、太ったカエルが動きが悪い事はありませんでした。

      死亡したカエルも、太って見えたのは、死亡後の変化によるものかも知れません。もちろん細いカエルの死骸もありました。

      肥満による死亡はあるかも知れませんが、今回の死亡の原因ではないように思います。

      では、「なにか?」と言う事になりますが、今の時点では、次の事を考えています。
      ① 弱い仔に起こる一般的なもの、先天的障害などが、変態時に出た。
        (変態時は死亡率が高いかも知れません。)
      ② 障害物による溺死。

      ①は、 昨年も今年も、保護して溺死する状況でないのに、死亡したカ エルがいた。
      プールでも、外傷がない死骸はあった。
      変態前の異状な行動「おしくらまんじゅう」など見ても、変態は体の負 担がとても大きいと思えた。弱いカエルは変態そのものが、危険になるのではないか。

      ② ミニ池には、沢山の摑まる物を入れ過ぎた。それが台風の暴風により片方に集まり池の表面積の3~4割を占めた。その下に入り込んだ弱いカエルが溺死した。防風雨も関係した可能性もある。
      危険な形状の物を入れてしまった。
       (危険とは、白い発泡スチロールで、下に入ると出られない形になってい た。)

      その他、死亡を多数く確認したのは、20日で台風で雨が続いた後だった。4~5日は良く見えなかったので、徐々に死亡していたのに、気付かず一度に死亡したと、思ってしまった。その次の日も、確認したのは、前の残りの死骸だったかもしれません。
      障害物を取り除き、天気も良くなってからは、平均で毎日1匹の犠牲ですんでいます。 全部で500匹以上いたので、この位の死亡はあり得る事なのかも知れません。

      死骸をまとめて見て、動揺しお騒がせをしたように思います。
      ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。

      太った仔ガエルは、とても可愛いです。
      見ていてとても癒されます。

      ようやくデッキに仔ガエルが来るようになりました。

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