2014年11月22日土曜日

吸水量

アマガエルが吸水すると、笑ってしまうほどお腹がパンパンに水膨れします。
どの位水を吸うのか、知りたくなりました。
    エサを食べ、吸水して水膨れのリボン ↓
 アマガエルの吸水量の文献は見つかりませんでした。

吸水前後に体重を量れば正確ですが、捕まえて恐怖を与える事は、好みません。
それで、吸水前後の水量の差で、おおまかな量を量る事にしました。

対象カエル クロ・ヤエ 推定3ヶ月 体長31mmと28mm 推定体重 4.5~5.5g (空腹時)
        
測定方法
  吸水前後の水量を量り、差を吸水量とする。皮膚に付いた水量も含む。
   ○ 時刻 9月中~下 雨でない日 水の蒸発の少ない時間16~18:30
          直前に排尿しない場合。
       ○ 場所        ハウスのお風呂 慣れていてゆったりできる所とした。↓
 
     ○ 吸水時間 1時間以上した場合とした。 
  ○ 測定容器 ハウスのお風呂に、2.5mlの注射器で、15mlの水を入れ、吸水後注射器で                          残量を量り差をだした。
  ○ 注意点  注水は直前として、他のカエルが入らないか監視し、吸水後は直ちに測定した。

結果
  3ヶ月の体長約30mmのカエルで、9月の雨でない普通の日の場合 ~約2ml
  9/18  クロ一匹  約 2ml
  9/22  クロとヤエ 二匹で 3.5ml
  9/27  ヤエ 2ml 
   22日のヤエ 2ml弱吸うと、こんなに膨らみます。↓

  30mmのカエルと2mlの水は、この位 ↓ (緑の大根でカエルを作った)

感想
  予想は、体重の1/5 くらいの1ml と思ったが、以外と多かった。
  
  吸水の量は、カエルの大きさ、天候、直前の排尿、その時の体調や気分で大きく変わると思う   が、3ヶ月カエルの9月の普通の場合の大よその量は、2mlと分かった。
 
  吸水しない日や、吸水時間の短い日などもあり 観察の条件が揃わず、観察も時間がかかるた  め多くのデーターが取れなかった。 来年は、いろいろな条件で測定したい。

  ここで、疑問に思うのは、吸水の量は、どのようにして調節しているか。
  当然、水に入っている皮膚(腹部・脚)の面積と、時間で調節していると思うが、7時間入っていた  にも関わらず、あまり水膨れにならなかった事があった。
  途中で排尿したのだろうか。?   それとも他の方法で、吸水量を調節する事ができるのであろう  か。?
   
   次は、尿について  

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