アマガエルは、口から水は飲みません。お腹と脚の腹側皮膚から吸水します。
アマガエルの吸水について調べてみました。
ネットの論文 無尾両生類の水調節機構 佐藤恵 酒井秀嗣
吸水の仕組みなど、科学的に詳しく、書かれています。
専門的で難しいので、以下、極簡単に要点だけ書きます。
両性類は、3億6000万年前に初めて陸に進出した脊椎動物である。そのため、乾燥した環境でも生存できるように、体液の調節機構が発達した。
特に、樹上生活するアマガエルは、水適応戦略を発展させた。
それは、
①皮膚は常に水分を含んでいる。
②下腹部から、大腿部の腹側皮膚領域が、高い水吸収能力を示し、独自の水バランス調節をし ている。
③膀胱に溜めた尿から、水分を再吸収している。
○アマガエルは、腹部の皮膚に、二種類のアクアポリンAQP(aquaporin) (水のとおる穴)があり、吸 水能力に優れている。
半水棲種のカエル(トノサマガエル・ニホンアカガエル)は一種類で、劣る。
○カエルは、特に後脚の腹側皮膚からの吸水が重要である。
水棲のカエルは、腹部からは吸水せず、脚のみの吸水で水分の過剰を防いでいる。
↓ここからは、私が観察した事、思った事です。
吸水する場所
○水溜まり 流れが速い川や、天敵などの危険がなければ、どこでもする。
田んぼ・池・プール・緩やかな川・雨水の溜まった所・鉢受けの溜まり水、などあらゆる所
プールで吸水
○露、雨などで、表面に水がついている所
葉・木・板・人工物など
○水を含んだもの
土・濡れタオルなど、昔は濡れたわらじ
濡れタオルから ↓
コンテナの土から ↓ 土から吸水とは、すごいですね。
吸水する水質、温度
水質の程度は、解りませんが、かなり汚れた池や、鉢受けの水でも吸水をしていました。↓
夏は、30℃くらいの温かになったお風呂にも入り、外気温4℃の時の冷い水にも入ってました。
(牛乳でも入るか、実験したかったですが、病気になるといけないので止めました。)
では、家で過ごすカエルが、好む吸水場所は、何処でしょうか。
コメントを下さっているGさんから、こんな情報をいただきました。
Gさんの家のアマガエルの場合
土からの吸水を好む
「我が家のカエルたちは、近くに水があるのに、好んで、鉢植えの土から吸水している。
それは、家の周りに池や水溜りがなく、雨以外は、吸水する場所がない厳しい環境に育ったの
で、土からの吸水が当たり前になったのではないか。育った環境で、吸水の仕方も変わるので はないか。」
この後、最近になり、場所を換えたそうです。換えた理由は興味深いですが、次の機会にします。
私の家のアマガエルの場合は、
居場所から5~6m以内に、川、水溜り、池があります。
庭で過ごすカエルは、池の水しぶき がかかる所で吸水します。大きな鯉がいるので中には入りま せん。 川は流れが急なので入りません。
デッキのカエルは、デッキ内の鉢の受皿の水、とハウスのお風呂を好みます。
朝も夕も、夜21時、一度外に出ても、わざわざ戻って来てハウスのお風呂に入っていました。
土に入った時は、お風呂を他のカエルに取られて入れなかった時だけです。
吸水は、慣れた方法、場所 また安全な所を好む。
しかし、いろいろな条件で、より適切な所、または仕方なく換えて行くようです。
Gさん、情報ありがとうございました。
次は、吸水の時と必要な時間です。
アマガエルの吸水について調べてみました。
ネットの論文 無尾両生類の水調節機構 佐藤恵 酒井秀嗣
吸水の仕組みなど、科学的に詳しく、書かれています。
専門的で難しいので、以下、極簡単に要点だけ書きます。
両性類は、3億6000万年前に初めて陸に進出した脊椎動物である。そのため、乾燥した環境でも生存できるように、体液の調節機構が発達した。
特に、樹上生活するアマガエルは、水適応戦略を発展させた。
それは、
①皮膚は常に水分を含んでいる。
②下腹部から、大腿部の腹側皮膚領域が、高い水吸収能力を示し、独自の水バランス調節をし ている。
③膀胱に溜めた尿から、水分を再吸収している。
○アマガエルは、腹部の皮膚に、二種類のアクアポリンAQP(aquaporin) (水のとおる穴)があり、吸 水能力に優れている。
半水棲種のカエル(トノサマガエル・ニホンアカガエル)は一種類で、劣る。
○カエルは、特に後脚の腹側皮膚からの吸水が重要である。
水棲のカエルは、腹部からは吸水せず、脚のみの吸水で水分の過剰を防いでいる。
↓ここからは、私が観察した事、思った事です。
吸水する場所
○水溜まり 流れが速い川や、天敵などの危険がなければ、どこでもする。
田んぼ・池・プール・緩やかな川・雨水の溜まった所・鉢受けの溜まり水、などあらゆる所
プールで吸水
○露、雨などで、表面に水がついている所
葉・木・板・人工物など
○水を含んだもの
土・濡れタオルなど、昔は濡れたわらじ
濡れタオルから ↓
コンテナの土から ↓ 土から吸水とは、すごいですね。
吸水する水質、温度
水質の程度は、解りませんが、かなり汚れた池や、鉢受けの水でも吸水をしていました。↓
夏は、30℃くらいの温かになったお風呂にも入り、外気温4℃の時の冷い水にも入ってました。
(牛乳でも入るか、実験したかったですが、病気になるといけないので止めました。)
では、家で過ごすカエルが、好む吸水場所は、何処でしょうか。
コメントを下さっているGさんから、こんな情報をいただきました。
Gさんの家のアマガエルの場合
土からの吸水を好む
「我が家のカエルたちは、近くに水があるのに、好んで、鉢植えの土から吸水している。
それは、家の周りに池や水溜りがなく、雨以外は、吸水する場所がない厳しい環境に育ったの
で、土からの吸水が当たり前になったのではないか。育った環境で、吸水の仕方も変わるので はないか。」
この後、最近になり、場所を換えたそうです。換えた理由は興味深いですが、次の機会にします。
私の家のアマガエルの場合は、
居場所から5~6m以内に、川、水溜り、池があります。
庭で過ごすカエルは、池の水しぶき がかかる所で吸水します。大きな鯉がいるので中には入りま せん。 川は流れが急なので入りません。
デッキのカエルは、デッキ内の鉢の受皿の水、とハウスのお風呂を好みます。
朝も夕も、夜21時、一度外に出ても、わざわざ戻って来てハウスのお風呂に入っていました。
土に入った時は、お風呂を他のカエルに取られて入れなかった時だけです。
吸水は、慣れた方法、場所 また安全な所を好む。
しかし、いろいろな条件で、より適切な所、または仕方なく換えて行くようです。
Gさん、情報ありがとうございました。
次は、吸水の時と必要な時間です。
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